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今よりももっと悪かったかも知れない(could have been worse)と想像すること

哲学探究
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最近主な収入源である仕事が無くなった。何の前触れもない突然の契約打ち切りである。

僕はあるITソリューション系外資系企業でリモートワークをしていたのだが、仕事が無くなったことで収入が半減した。これはあまりに深刻な痛手だ。

契約書には「突然契約打ち切りになることがある」と書かれていたが、実際にRelase of Servicesのメールがくると流石に異議を唱えたくなる。しかも特に明確な理由も書かれていないし、こちらの異議申立ても受け入れないという。

1週間ぐらい前からavailable tasksの数が極端に減り、常にtask shortageの状態だった。向こうにメールを送ったところ「すぐにtaskが追加されるから問題はない」というメールをもらったばかりだったのに。

急に仕事が無くなるのは、人によっては死活問題だ。もちろん僕はこれ以外にもいくつか仕事を掛け持ちしているので路頭に迷うことはないが、一番の収入源が無くなることによる影響は計り知れない。

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現在よりも悪かったであろう世界を考える(a world that  could have been worse)

しかし、考え方によっては寧ろ「収入が半減しただけで良かった」と捉えることも出来る。もしかするとその仕事だけではなく、(互いに因果関係はなくても)他の仕事も同時期に無くなってしまい収入がゼロになる、ということだって想定としては考えられたはずである。

そうだとしたらそれは当然現在よりも悪いことである。つまり相対的に見れば収入が半減しただけの現在の世界の方が良いということになりはしないか。

さらに、もし今現在の世界が収入が半減しなかった世界だったとしても、もっと悪いこと(例えば交通事故にあうとか病気になるとか)が起こっていた場合だって考えらなくも無い。

そう考えるとなんとなく気が楽になる。ベストではないけれどベターだ、と考えられる。何かに思い悩んだりしたら、物事をこういう風に捉えてみるも良いかも知れない。

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(番外編)いくつもの可能世界の中の一つである現在

こういう考え方の基盤には「今ある現実(世界)は単に偶然によって無数の可能世界の中から選び出されたものに過ぎない」という根本的信念があるように思える。

<今>は常にここにあるが、それがどのようにしてここにあるのか、またどのように未来へ移っていくのかは全く決定されてはいない(注意する点は「過去」に関して言えばもはやそれは可能性の一つだとは言えない(少なくとも文法・意味上は))。

つまり<今>は無数の可能性によって支えられていると言い換えることも出来る。無数の可能性があるからこそここにしか存在しえない<今>が存在するのだと。可能性は<今>の本質でもあるのだ。

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