今日久しぶりにhideの20回忌で三浦霊園を訪れました。
三浦霊園には私の親戚のお墓もあるので年に数回ここに来るのですが、その時も必ずhideのお墓は訪れます。
常にお供え物は置いてあるのですが、やはり5月2日とは比べることは出来ません。
花束
三浦霊園のすぐ手前に花屋があり、そこで献花用の花束を買いました。
三浦霊園への入り口です。
入り口から少し住宅街を抜け少し進むと目の前にはキャベツ畑が広がります。
霊園の事務所では今日に合わせてhideの曲が流れていました。
hideのお墓
hideの命日にお参りに行くのはこれで4度です。中学の時に2回と高校で1回、そして今回の1回です。
献花する前に係の人にセロファンや輪ゴムを取ってもらいます。
3時過ぎに到着したのですが、まだ多くのファンがいました。
性別世代国籍問わずに色々な人たちがここに集まっていて胸にぐっとくるものがありました。
中には目を潤ませてじっと立ち尽くす方もいました。
hideのグッズを身に付けていたり、髪をピンクに染めてhideの格好を真似した姿で参拝しているファンもいました。
奥にはYOSHIKIらしき人物もいます。
何も知らない人にとっては不謹慎極まりない光景だと思いますが、今日だけは許して欲しいです。
ファンからの献花でいっぱいです。
お参りが終わると係の方からカードを頂きました。毎年hideの命日にここを訪れるともらえます。過去にもらったカードもしっかり家に保管してあります。
裏面です。
惜しまれつつもhideのお墓をあとにしました。
hideのことを初めて知ったのは確か中二の時で、私が友達の影響でギターを始めた頃でした。
当時の私は恥ずかしながらXJAPANの存在すら知らず、Xがもう解散してしまったこと、hideがもう既にこの世を去ってしまったことをその時初めて知りました。
自分が大ファンになった人がもうこの世にはいなかったというのはなんとも言えない不思議な感覚でした。
悲しいは悲しいのですが、自分はhideが生きている時はまだ子どもだったし、10年近くも前に亡くなっているので、どう悲しんでいいのか分からず、妙な気持ちになったのを覚えています。
それでもhideのバンドスコアを買って夢中になって曲を練習し、バンドを組んでロケットダイブを演奏したり(因みにこの時ドラムでした)Xの事をもっと詳しく知っていくうちに、もうhideはこの世界に戻ってくることはないという当たり前の事実がよりリアルか感覚として身体で理解出来るようになりとても落ち込みました。
そんなこともあり、中二の時にhideが好きな友達と二人で三浦霊園まで行きました。
あれからもう12年くらい経ち、私はあの時の倍くらいの歳を取ってしまいました。
このまま何もなければ、いずれhideが死んだ33歳という年齢も超してしまうことでしょう。
その時自分はどういった事を思うのか、というのはとても興味があります。
しかしもし33歳を超えたとしてもhideの事を考えている時はギターを初めた中二の頃の新鮮な気持ちを忘れずにいれたら、それはとても素晴らしい事だと思います。
hide と出逢えて私はとても幸運でした。誰にも作り出せない新しい色を私の世界に添えてもらいました。
どうぞ安らかにお眠りください。
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