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「いる」と「ある」の違いについて〜意識とは何か〜

思っちゃったんだからしょうがない

日本語を学習する人がよく紛らわしいと思うのがこの「いる」と「ある」の違いだそうで、そういえば僕の友達の日本語学科のタイ人にも同じような質問をされたことがあります。

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「いる」と「ある」の使い分け

英語だと「いる」も「ある」も同じthere is/are で表現することが出来ますが、日本語だとそうはいきません。「いる」がふさわしい文章があり、「ある」がふさわしい文章があり、母国語である我々は自然に使い分けていますが、考えてみれば結構複雑な事を無意識にやっている訳ですね。

普段はどういう状況で「いる」が使われ逆にどういう状況で「ある」が使われるのかを意識していませんが、ちょっと考えて見るとなかなか規則的に使い分けていることがわかります。

例えば「ある」の場合で言えば

時計がある

家がある

動物園がある

事故がある

「いる」の場合は

人がいる

犬がいる

です。あまりにも当たり前のことなので今更確認する必要もありませんが、ここでどういう場合に「いる」と「ある」が使い分けられているのかがざっくりととわかって来ると思います。

つまり「いる」は人や動物などの(生きている)生物に対して使われ、「ある」はそれ以外の無生物(物体、概念など)に使われると理解出来ます。

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例外

例外はあります。例えば「あっちにパトカーいるぞ!!」のようにパトカーという無生物をあたかも生物として考えている場合などです。

更に僕は知らなかったのですが、昔の人は「いる」と「ある」を混同して使っていたということです。例えば「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがありました」のように。

しかし現代ではあまりそういう用法は聞かないし、やっぱりどこか違和感があるし、ここでは全く本質的な問題ではないので、とりあえずはこのざっくりとした使い分けが我々が日本語で対象を指す際の基本的な枠組みとして機能していると考えても問題ないはずです。

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人が死んだらどうなるか

僕が興味深いと思うのは「人が死んだ時にどうなるか」という点です。

人が生きている内は当然「〜がいる」という風に意識がある対象と見なして文章を組み立てます。

しかし死んだ時にどうなるかというと、我々は「死体がいた」とか「遺体がいる」という風に「いる」を使いません。「死体がある」のように「ある」を使いあたかも無生物のように見なしています。

人は生きている限り(生きている)生物として見なされますが、一旦死んでしまえば単なる物体になってしまいます。少なくとも我々はそう見なして文章を組み立てています。

上の使い分けの箇所で(生きている)とカッコに入れたのは単に「(死んで)意識がなくなったから生物ではなくなった」ということではないからです。意識が無い人に対しても我々は「いる」を使います(例えば寝ている人)。

つまり単純に意識があるかないかでなく、「不可逆的(irreversible)に意識が損なわれてしまった(と我々が思う場合)」つまり「つまりもう絶対に生き返らない時に」に我々は人が死んだ、つまり無生物になったと考える訳です(多分そう…)。

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意識とは何か

そうなると次に疑問なのか「じゃあそもそも人を「いる」存在として存在たらしめている意識とは何なのか」ということで、これは少々というかかなり厄介な問題に思えます。

なぜならさっきの「いる」と「ある」の使い分けにおいて我々は「意識がある」と言わずにはいられないからです。我々は意識が「いる」とは言いません。

我々は意識ある存在としてこの世界に「いる」訳ですが、その我々を「いる」たらしめている「意識」そのものはこの世界に「ある」存在として存在している。つまり「ある」が「いる」に先行して存在していることになります。

ここまで考えると「じゃあやっぱり世界は唯物論的な構造になっているんだ」という考えも思い付くでしょうが、個人的にはこの問題はそれほど単純な議論に帰着しない、かなり込み入った話のような気がしてなりません。

上で(と我々が思う場合)とカッコに入れましたがこの表現も相当色々な問題を孕んでいます。

が、これから太陽の小町とハニーベージュの初ユニットライブ「ひげライブ」を見に行かなくてはならないのでまたの機会に考えます。

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