今思えば小さい頃はよく外で遊んでいたので生傷が絶えず、常に体のどこかに絆創膏を貼っていたような気がします。
血が出るキズは当然痛いはずですが、小さかったから感覚が鈍かったのか、或いは多少知恵遅れだったせいなのかは知りませんが、あまり気にせずに絆創膏を貼っておけば治ると思い込んでいましたし、実際に小さなキズなら次の日には完治していたので、気にする必要もありませんでした。
当時(10歳前後)の自然治癒力は凄まじく、大体のケガが次の日かその次の日には治っていたような気がします。
多分、車にひかれて大怪我をしても湿布を貼っていれば1週間くらいで復活していたのかも知れません。
ですがこうも歳を取ると(ちなみに今日誕生日です)ほんの擦り傷程度でも完治するまで相当な時間がかかるようになりました。
身体の免疫力が相当衰えているのかも知れません。
特に指先なんかをケガしたら仕事にも日常生活にも支障が出ます。
かと言ってキズが治るまでずっと絆創膏を貼っているのは邪魔で仕方ありません。
液状絆創膏コロスキン
そんな僕と同じ悩みを抱えている方々に朗報です(ようやく本題に入ることが出来ました)。
この液状絆創膏コロスキンを塗れば従来の絆創膏の煩わしさから解放され、絆創膏を貼り(塗り)つつ普段通りの生活を送ることが出来ます。
ホータイのいらない、生活者が育てた液状絆創膏
特徴
コロスキンは、小切傷・すりきず・さかむけ(ささくれ)・あかぎれなどにぬると一瞬しみますが、すぐに透明な被膜を作り、傷をホコリやバイキンから守ります。被膜は炊事、洗濯などの水仕事でもはがれにくいので、コロスキンはホータイのいらない傷ぐすりです。スポーツや日常生活に手軽で便利な包帯のいらない液状絆創膏です。
●家庭では
炊事・洗濯の際の小切傷、すりきず、さかむけ(ささくれ)、あかぎれなどに。
●登山・ハイキングには
靴ずれ、小枝や草などでできた小さな傷の手当に。
●潮干狩や釣りなどには
貝ガラやガラスなどのきり傷に、潮水がしみるのをふせ…..
マツモトキヨシのホームページから途中まで引用しました。要するに透明な液状の絆創膏です。
効能・効果
あかぎれ・小切傷・すりきず・さかむけ
用法・容量
患部を清潔にし、傷部のみに適量を塗りそのまま静かに乾燥させる。
成分・分量
100g中
ピロキシリン・・・15.95g
d-カンフル・・・2.80g
添加物としてベンジルアルコール、イソプロパノール、ヒマシ油、酢酸エチルその他1成分を含有する。
実際に使ってみた(※患部の写真アリ)
先日丁度いいタイミングで親指の第一関節の皺の部分がパックリ割れてしまったので、「チャンスだ!」と思いワクワクしながら新品のコロスキンを使用しました。
※実際の患部の写真を載せますが、まあまあショッキングなので心臓が弱い方は見ないで下さい。これでポックリ死なれて遺族から訴えられても困ります。
血を拭いて、早速コロスキンを塗ろうとしたら、ツンとした化学的なニオイがしました。
何のニオイだろうと考えましたが、たぶん水性ニスに近いニオイです。
個人的には嫌いではないですが、ずっと嗅いでいたら気分が悪くなりそうなニオイです(もちろん健康上は何も問題ありません)。
いざ患部にコロスキンを塗ったところ一瞬だけ凄くしみました。
全く予想していなかったのでびっくりしましたが、説明書にはしっかりと「最初だけしみます」と書いてありました。
塗った直後は血が透明な被膜に混じるような感じになります。
最初は粘り気がありますが、5分ほどで接着剤のように固まって平べったくなります。
固まった時の写真はブレブレで見ても分からないと思うので載せません。大体想像つきますよね。
そして次の日の写真です。
もうほとんど治ってます。自分でもびっくりですが、これ本当に次の日に撮った写真なんです。というかもしかしたら出血が大袈裟だっただけで、キズ自体は大したことなかったのかも知れません。
株式会社 東京甲子社
ルーツ
コロスキンを発売している東京甲子社の歴史は意外と古く、大正13年(1924年)、甲子の年に東京市の卸業中西武商店とメーカー数社と結成した親睦会がルーツだそうです。
(株)東京甲子社となったのは太平洋戦争真っ只中の1943年だそうなのですが、資料が焼失してしまったとかで詳しい経緯などは一切分からないということ。
ですが昭和16年頃から戦争が激しさを増すに従い、物資の生産・配給の効率化を目的として企業整備の法令が定められたため、売薬業界もこれに従わざるを得ず営業者間の合併が進められたという見方が最も強いです。
『コロスキン』の名前の由来
これも戦争中に資料が焼失したとかで、ハッキリとした由来は謎ですが有力な説は2つあり
- 「殺す菌」
- 「コロジオンの被膜(skin)」
1の殺す菌はそのままです。
もしこれが本当なら当時の社長はクレイジーですね。
今じゃ絶対にあり得ないネーミングです。
2のコロジオンというのは傷口に塗ると耐水性の皮膜を作るため、元々水絆創膏として知られていました。
消去法ではこちらですが、果たして戦時中にskinという英単語を商品名として使って良かったのかという点が多少疑問に残ります。
まとめ
結論から言うととても重宝してます。普通の絆創膏とは違い貼っている煩わしさもなければ貼りかえる
手間も要らず、水に濡れても問題ないので今まで通りの生活を送ることが出来ます。
透明なので外から見ても絆創膏を貼っているとは気づかれず、良いことしかありません。
難点を言うとするならば患部に塗った瞬間だけ凄くしみることですが、ほんの一瞬なので大した痛みではないです。
寧ろそれくらい我慢すればすぐにキズが治るんだったらお安い御用でしょう。
液状絆創膏はコロスキン以外にもいくつか種類があるようです。
切り傷が絶えない方は全部買ってみてそれぞれの違いを楽しんだりするのもいいのかなと思います。
ネーミングセンスはコロスキンが一番いいですね。
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