下町レトロな町並みと雰囲気が人気の谷中銀座。
日暮里駅から歩いてすぐにあり、「夕焼けだんだん」と呼ばれる場所から見る夕陽もとてもきれいで東京の観光スポットとして外国人にも人気がある場所です。
ここ谷中銀座には一風変わったトルコ料理レストランがあります。
なんでも頼んでもいないのに料理が次々と運ばれてきたり、店長がうざいことで今話題になっているレストランだというので、先日漫画家の知り合いとランチを食べに行ってきました。
結論として、めちゃくちゃおすすめのレストランでした。
レストラン「ザクロ」
ここが話題のトルコ料理レストラン「ザクロ」。
レストランの外観からして異様な雰囲気が漂っています。
最初はトルコ料理レストランだと思っていたのですが、どうやらイラン・ウズベキスタン料理も提供してくれるようです(トルコ料理も元々馴染みがないので、違いがよくわかりませんが)。
右上に描かれているのが店長っぽいですがターキッシュマフィア(?)のようないかにも悪そうな人相です。
店先にもジュースやトルコの民芸品などが売られているのできになる方はチェックしましょう。
店内に入ると一面ペルシャ絨毯が敷き詰められ、天井にはモザイク加工が施された無数のランプが釣り下がっている不思議な空間に驚きます。
レストランだから普通はテーブルや椅子があると想像しますが、そういったものは一切なくまるでモスクの内部。
ここで初めて知ったのですがみんな絨毯の上に板を置いて、それをテーブルがわりにして食べるんだとか。
トルコにも床で食べる習慣があったと知ってびっくりしました。
煌びやかなステンドグラスが美しいランプは一つ一つ柄と色が違っていて全て手作りなんだとか。
谷中銀座にもう一つトルコ雑貨屋があり、そこで自分のランプを作ることが出来るそうです。
このレストランでもランプを買うことができます。
意外とお手頃。
そしてなぜかラクダがいます。
コブとコブの間に乗るらしいのですが、デリケートゾーンがかなり窮屈になりそう。
クーフィーヤを被って記念写真を撮ることもできます。
水タバコは1000円で吸えるそうです。
2000円のディナーを頼むと無料でついてくるとのこと(最低3人必要)。
私は水タバコを吸ったことがないので今度やってみたい。
アマゾンで探したら意外と安かったので気に入ったら買おうかな。
ペルシャ絨毯も購入することができます。
私も家にあったらいいなと思うのですが4畳半の木造アパートにペルシャ絨毯は似合いませんね。
うざい店長さん
こちらがテレビで有吉に「日本一うざい」と呼ばれた店長さん。
どううざいのかはなかなか説明しづらいので直接行ってみて確かめて欲しいのですが、とにかく絡んできます。
特に女性に絡むことが多くて、男性は基本的にディスられます。
ただし絡まれても嫌な感じはしなくて普通にほのぼのとしていていつも暖かい笑いに包まれています。
詳しいことは実際に行ってみて体験してみてください。
店長さんは客の皿が空くと(空いてなくても)次から次へと料理を乗せてしまいます。
冗談抜きで「もういらないです」と言うまで延々と食べ物が出てくるのでお腹いっぱいになったらちゃんと断りましょう。
どれも美味しいので限界を超えて食べてしまいがちですが、芋などの炭水化物が多めなのでかなりお腹が膨れて苦しくなります。
ちなみに店長はトルコ出身ではなくイラン出身とのことです。
1000円で食べ放題の「幸せランチ」
ランチメニューは1000円の「幸せランチ」と2000円の「やりすぎランチ」の2種類あります。
やりすぎランチは肉料理がたくさん出てきてとにかく量が多いと聞いたので、今回は1000円の「幸せランチ」にすることにしました。
しかし「幸せランチ」も際限なく料理が運ばれてくるのでほぼ食べ放題に近いです。
最終的に1時間以上食べ続け、もうこれ以上食べたら戻してしまうというところでギブアップしました。
席に着くとすぐに紅茶とザクロジュースが運ばれてきます。
ザクロジュースは多分人生で初めて飲みましたが、甘酸っぱくて濃くて美味しかったです。
店頭で売ってたので買って帰ればよかったですね。
いきなりデザート
まだ何も食べていないのに最初にデザートのカットフルーツが来ました。
この時点で何やら異様な雰囲気を感じ取りましたがこれはまだ序の口。
料理が止まらない
小皿が次々と運ばれてきて一瞬でテーブルの上が料理で埋まります。
この細いお米はバスマティ米といってインドや中東の方で食べられているお米。
ちょっと塩味が付いていてそのまま食べても美味しい。
粘り気がなくパラパラしているのでチャーハンを作ったら美味しそうです。
インド料理のビリヤニにも使われてますね。
ポテトサラダと生野菜。
めちゃくちゃ美味しいです。
ひよこ豆の煮物(ソース?)。
これをナンと一緒に食べるんだそうです。
こちらはチキン煮込み。
さっぱりしてて美味しいです。
薄皮でパリパリしたナンはちゃんとしたタンドール釜で作られたもの。
これもおやつ感覚でそのまま食べれます。
ピクルスとオリーブとハラペーニョは味がしっかりしててワインに合いそう。
この3つを家で食べることはあんまりないのですが今度買ってみようかな。
次に運ばれてきたのはグラタン。
たっぷりチーズの中には大きなナスが入っています。
まだまだ止まらない
この時点ですでお腹いっぱいなのですが少しでも皿が空くと次から次へと料理を乗せられてしまいます。
チーズナン。
これは、名前は忘れましたがアンパンみたいなやつ。
巨大パプリカの煮込み。
中にはお米がパンパンに入っていて唖然としました(普通に美味しいです)。
これも甘いパン。
ラムタンの炒め物。
羊のタンは初めて食べましたが結構好きな味でした。
ナスの炒め物。
食べ始めてからもうすでに1時間以上経過していました。
二人でかなりの量を食べたので隣のテーブルからは「すごい」という声も聞こえてきました(自慢)。
正直言って食べすぎて途中からは辛かったのですが料理は美味しいのでストップをかけることが出来ませんでした。
食べた料理の数は20種類以上あったのではないかと思います。
さすがにこれ以上食べることは出来ないので、最後にデザートをもらってごちそうさま。
自家製のマンゴーシャーベットで1000円ランチ終了。
1000円でここまで大量の料理を食べたのは後にも先にも今回が初めてだと断言できます。
あまりに食べすぎてしばらく立ち上がることが出来ませんでした。
せっかく床で食べているのでそのままペルシャ絨毯の上で横になって昼寝したいくらい。
まとめ
今回は日暮里にあるトルコ・イラン・ウズベキスタン料理レストラン「ザクロ」のランチを紹介しました。
あれだけ食べて一人1000円の幸せランチは本当におすすめです。
おそらく普通のお店であの量の料理を注文したとしたら軽く3000円は超えます。
安いだけでなく一品一品がとても美味しいので飽きることもありません。
日暮里周辺には美味しくて安いお店がたくさんありますが、迷ったら是非ともザクロの「幸せランチ」を食べてみることをおすすめします。
「幸せランチ」という名前の通り、次から次へと料理が運ばれてくる間は本当に幸せな気分になります(徐々に店長がうざくなり、食べ終えた後は苦しくなりますが)。
夜のディナーは2000円で水タバコも吸い放題ということなので、次回はディナーに行ってみようと思います(最低3人必要)。
コメント