入院治験に参加するにはまず事前健康診断(説明会)に行く必要があります。
事前健康診断に結果によって被験者に選ばれるかどうかが決定するので、参加者にとってはとても重要なイベントです。
もし採血や心電図などのデータが悪ければ被験者に選ばれることはないので、参加者は数日前から体調管理や食生活に気を配る必要があります。
しかし、この事前検診は参加するだけで交通費がもらえるという大きなメリットがあります。
今回は事前検診のちょっとした裏技をご紹介します。
事前健康診断(説明会)
治験情報サイトから募集案件に応募すると数日以内に「事前健康診断」についての連絡が来ます。
事前検診は数日設けられていることが多いので、自分の都合が合う日に行きましょう。
ただし遅刻は厳禁です。
この事前検診で、治験を行う病院は誰が被験者として相応しいのかを選びます。
もしこの日の前日に脂っこい物を食べすぎてしまったり、体調が悪くなってしまった人は絶対に被験者として選ばれることはないので注意して下さい。
事前健康診断(説明会)は参加するだけで交通費がもらえる
事前健康診断に参加する目的はもちろん被験者に選ばれることですよね。
被験者に選ばれなければそもそも治験に参加することは出来ません。
しかし、実はこの事前検診は参加するだけで交通費という名目の謝礼が出るんです。
その額なんと平均して3000円〜5000円。
遠くからに来る場合は最大で1万円なんていう治験もあります。
この交通費は被験者に選ばれなかっとしても、事前検診に参加するだけでもらえます。
事前検診にやることといえば身長体重を測ったり心電図を取ったり採血をしたりするだけです。
しかも場合によっては自分の健康状態も分かるので、病院の診察と変わりません。それなのにお金がもらえてしまうのです。
あとは30分くらい治験内容を説明する時間がありますが、静かに椅子に座ってればいいだけです。
たったこれだけで交通費がもらえます。
つまり、あまり声を大きくしていえませんが、被験者に選ばれなくても(治験に参加する気がなくても)事前検診を受けさえすれば、交通費をいただくことが出来るのです。
更に、もっと声を小さくして言いますが、たとえ無事に被験者として選ばれたとしても、「予定が合わない」などと言って自分から辞退すれば、すぐ別の事前検診に参加することが出来るんです。
つまりは、そういうことです。
交通費をもらう為には全ての検診を終える必要がある
もちろん交通費をもらうためには全ての検診を終え、説明会にも出る必要があります。
だいたいの流れはこうなります。
治験の概要(30分〜45分)
↓
健康診断(心電図、採血、血圧など)
↓
終わった人から帰宅or全員終わるまで待つ(30分〜1時間)
待ち時間は長いですが、病院には暇つぶし用の漫画や雑誌もあるのでそれほど退屈にはなりません。
そして全ての過程が完了すると看護師さんから封筒に入った交通費を渡されます。
たったこれだけで3000〜5000円ももらえてしまうんです。ちょっとしたお小遣いになりますね。
事前検診で交通費をもらう方法まとめ
まとめます。
- 事前検診は参加するだけで交通費がもらえる
- 交通費の相場は3000〜5000円
- 遠くから来る場合は1万円の場合も
- 検診と説明会に参加する必要がある
- 所要時間は大体3時間弱
- 被験者に選ばれない時はすぐに他の事前検診に参加可能
これはあまり声を大きくして言えないことではありますが、僕自身も「説明を聞き、無料で健康診断をすることが出来て交通費までもらえるとは、事前検診はなんて素晴らしいのだろう!」と思い、週に1、2回くらいのペースで事前検診に応募していた時期がありました(ほんとはあんまりよろしくないです)。
しかも、事前検診に参加する時はまだ治験に参加する被験者として決まっているわけではないので、休薬期間であっても事前検診には参加することが出来ます。
事前検診では「前回治験に参加したのはいつですか?」と看護師に口頭で聞かれることがあります。
でも私が体験した限りでは事前検診の段階でわざわざ参加者の治験歴を調べたりはしないようです。
ということはつまり、本当は休薬期間であっても後になって「忘れてました」という言い訳が通用するのです。
ただし病院によっては参加者の休薬期間について詳しく調べるところもあるようなので、あんまりやらない方が懸命です。
もし事前検診に何度も参加したいのなら、他の治験情報サイトから応募するのが良いと思います。
治験情報サイトには応募記録が必ず残ってしまうので、休薬期間を経ていないことがばれやすくです。
今回の裏技はオフレコでお願いしますね。
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治験に参加するには?
治験に参加するためには「治験情報ウェブサイト」を通じて募集している治験を見つけることから始まります。
治験情報ウェブサイト
治験情報ウェブサイトとは全国の治験情報を集めたウェブサイトです(そのままですね)。
言ってみれば治験の求人サイトのようなもので、当たり前ですが治験の求人しかありません。
ここでは私が実際に登録している治験情報サイトの中でも代表的なものをいくつか挙げて説明します。
どのサイトも分かりやすくてそれほど違いはないのですが、実際に登録してみてどんな感じなのかを自分の目で確かめることをオススメします。
たまにサイトによって募集している案件に違いがあるので、気になったサイトは取り敢えず登録してみましょう。
ちなみに大学生に一番おすすめのサイトはコーメディカルクラブという治験情報サイトです。
V-NET
V-NETは業界最大手の治験情報サイトで、医学ボランティアネットワークによって運用されています。
V-NETの特徴は解説ページが非常に分かりやすく作られていること。
- 治験の概要
- 治験のメリット
- 治験のデメリット
- 参加者の体験談
などが無料登録に進む前に簡潔に解説されています。
これなら治験に対する理解が深まりますし、初めての方でも安心して利用出来ますね。
また、扱っている案件数も非常に多く、隙間時間に参加しやすい治験も揃っています。
紹介案件としては、 男性20~40代、女性40歳以上対象のものが多い印象。
対象居住地としては、関東地区(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住の方、もしくは関西地区(大阪・京都・兵庫)在住の方のものが多いです。
コーメディカルクラブ
コーメディカルクラブ(略してコメダ)も業界最大手の治験情報サイトです。
業界最大手を自負するだけあって案件の数は相当なもの。
モニター検索が「東京、20代、男」のように多少大雑把なのがちょっと残念ですが、その分検索結果がたくさん出てくるので良い条件の案件も見つかるのでおススメです。
20代から60代まで幅広い年代の被験者を募集しているのも魅力的です。
ちなみに僕は以前このサイトで4泊5日×2回で謝礼金20万円という破格の治験モニターに参加したことがあります。
1泊に換算すると約25000円です(時給だと1000円)。
これは歴代の入院治験の中でも最も協力費が良かった治験でした。
コメダだとたまにこんな掘り出し物案件が見つかります。登録しておいて損はありません。
JCVN
JCVNも業界最大手で10年以上の実績があります。
サイト自体もカラフルで見やすいです。
たまーにめちゃくちゃ謝礼金が高い治験があったりして私がよく利用するのもこのサイトです。
健康食品のモニターも多く、気軽に利用できますね。
最近ではJAXAと提携している臨床試験案件もあります(既に終了済みです)。
【JAXA閉鎖環境適応臨床試験】
クリニカルボランティアサポート
案件の探しやすさ・サイトの見やすさで言えばナンバーワンなのがクリニカルボランティアサポート。
臨床試験についても
- 健康な方
- 高齢者限定
- 女性限定
- 特定疾患
など幅広く募集していますね。
治験以外にも健康食品やサプリメントや化粧品のモニターも扱っているので一回登録しておけば楽ですね。
Qlife(キューライフ)
Qlife(キューライフ)は治験モニター登録者数が58万名以上もいる日本最大級の治験情報サイトです。
19歳から80歳までの幅広い年齢層を対象にしているのでどの年齢であっても参加出来る治験が揃っているのが特徴ですね。
どの治験情報サイトがいいの?
いずれも有名なサイトですので初めてでも安心・安全に利用できます。
僕個人が使った感じだとJCVNが一番使いやすくて謝礼金が高い治験が見つかると思います。
また、自分が狙った日程の治験がすぐに見つかるのでおすすめですね。
あとはコーメディカルクラブ(コメダ)ですね。
コメダは謝礼金が多くもらえる案件が多いので、必ずチェックして欲しいです。
治験を実施するクリニックの名前があったりするのも安心ですね。
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