今回お話する治験体験談は4泊が2回で協力費が20万円という破格の案件についてです。
タイトルにあるようにこの治験では隣の被験者が採血中に気絶するという珍しいハプニングが起きました。
2回目(4泊×2回)の治験
協力費が一泊25000円!!
この4泊を2回というのは治験によくあるパターンの入院期間です。
しかし、普通の相場なら15万円〜18万円(一日2万円くらい)の謝礼が一般的ですが、この治験の謝礼はなんと20万円でした。
4泊が2回で20万円ということは1日あたり25000円の計算です。これは今までの僕の治験人生の中でも最高額の協力費でした。
しかも全て退院日に現金払いという、なんとも太っ腹な治験でした。
銀行振込よりも現金払いの方が当然嬉しいです。理由は……下の記事をご覧ください。
どうやら元々の謝礼金は15万円くらいだったのですが、応募締め切りが迫っているのに応募が少ないと、協力費の引き上げが結構あるみたいです。
治験情報サイトなんかをみていると「協力費がアップしました!!」というような文言をたまに見かけます。
経験上こういう案件はJCVNに多いですね。
病院について
今回は初めての神奈川県の病院での治験でした。
これまでは都内の治験病院にしか通ったことがなかったのですが、施設の設備に大した違いはありませんでした。
ここの病院は食事を作る設備がないらしく、毎食ホカ弁でした。
ホカ弁は美味しいし、ご飯が大盛だったので嬉しかったです(入院中に一番辛いのが何と言っても空腹ですからね。)
メニューも生姜焼き弁当や、焼肉弁当や、野菜炒め弁当など肉系が中心だったので何も文句はありませんでした。
退院日の朝だけは近くのローソンで買ってきたおにぎりやポテトサラダでしたが、どうせすぐに退院するので問題はありません。
【珍事件】隣の人が採血中に徐々に気絶する
この治験でも入院当日に健康診断があり、聴診、血圧、採血、心電図などがありました。
そこで事件は起こりました。
採血は横に座って二人ずつ行われたのですが、僕の番が来ると同時に、隣に別の被験者の男性が座りました。
その男性はちょっと血の気が少なそうな顔をしている人で、僕と同じタイミングで採血をしてもらいました。
入院日当日の採血は回数が多く、試験管のようなもの3本くらいの血を抜かれていました。
すると突然隣の方から看護師さんの「〇〇さん大丈夫〜?」という声が聞こえてきました。
横を見るとさっきの男性がうなだれながら、「大丈夫…..です」と答えていました。しかし、どうみても大丈夫には見えませんでした。
看護師さんが「もうすぐ終わるからね〜」と言う頃には既に少し意識が朦朧としている感じでした。
そのうち上半身が前のめりになり、ついに「ゴンッ」という音と共にテーブルに頭がぶつかってしまいました。
看護師さん少し焦った様子で「◯◯さん!!しっかりして」と言いながら彼の背中を叩きました。
しかし無反応です。
彼は採血している腕を伸ばしたままテーブルにうつ伏せになる状態で、完全に意識がなくなっている感じでした。
看護師さんがその後も彼の背中を叩きながら「◯◯さん起きて!!」と声をかけると居眠りから覚めたように彼は顔を上げました。
たった10秒くらいの出来事でしたが僕は初めて人が気絶していく様を見て驚きました。
気絶する時ってあんなに安らかに眠るように崩れていくものなんだと初めて知りました。
彼はその後何事もなかったように普通に歩いてベッドまで戻っていき、何も問題なく退院していました。
貧血って意外と怖いものなんですね。
投薬について
せっかくなので今回参加した治験についてもちょっとだけ紹介します。
この治験はいわゆる「生物学的同等試験」というものでした。
詳しくは他のところで書きますが、今市販されている薬と同じ成分の新薬を試す治験だったので、重い副作用等も特にない安心安全な治験でした。
投薬後も何の問題もなく、病院に置いてあったパイレーツオブカリビアンやミッションインポッシブルを見たり、「うる星やつら」を全巻家から持ってきて4日間×2回を過ごし、最終日に現金で20万円頂きました。
何度も言いますが1泊にして2.5万円ほどです。相場よりもかなり高い謝礼でした。
普段から協力費が良い案件を探していますが、日給25000円以上もらえる治験はこれ以外にはないかもしれません。
2回目の治験まとめ
この治験は僕の治験人生の中でも1番か2番に楽で、協力費も大きい治験でした。
採血中に隣の被験者が気絶するという出来事はありましたが、恐らく単なる貧血だったと思います。
1日寝ているだけで25000円入ってくるなんて、ビルゲイツになった気持ちになりました。これだから治験はやめられませんね。
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