去年の地獄寺ツアーに参加した際に参加者の方から「バンコクには死をテーマにしたデスカフェというものがある」ということを聞きました。
「日本で唯一のタイ地獄寺研究家と巡る地獄寺ツアー」に参加して来ました。
前回のタイ滞在に是非とも行ってみたかったのですが、行くのを忘れてしまっていた為今回行ってきました。
Kid Mai Death Awareness Cafe
デスカフェ「Kid Mai Death Awareness Cafe」はBTSのAri駅から徒歩で5分くらいの場所にあります。
店内はかなり広々しています。
テーブルには死を連想させる(?)ろうそくがありました。
それぞれの言語の「死」。
メニュー
カフェなので一応コーヒーを注文します。
「Death」
「Painful」
「Elder」
「Born」
「Death」を注文してみました。
今気づいたのですがこれらは全て仏教的なこの世の苦しみ「生老病死」を表しているのかも知れません。というのも
こんなものがありました。これは人間は死んだ後どこに行くのかを示した地図ですが、涅槃と書かれているのでやはり仏教的な死生観です。
さらにカフェの外の庭にはブッダがいました。
死について考える
このデスカフェでは単にコーヒーを飲むだけでなく、死についてあれこれ考える体験が出来ます。
棺体験
死といえば棺です(?)。
実際の棺の中で寝ることが出来ます。
コメントがたくさんありました。みんななんか楽しそう。
人生の意味について考える
カフェ内には人生の意味について考えるトンネルもありました。個人的にはここが好みでした。「What are you working hard for? なんのためにそんなに一生懸命働いているの?」
出生体験
奥の方には出生した時のことをもう一度体験出来るブースがありました。
子宮。あの黒いハンモックで寝ると出生体験が出来るそうです(ほんとに?)
色が変わります。
監獄体験
カフェ内には監獄体験が出来る場所も。
入ってみましたがやはり牢屋には入りたくないです。というか死とは直接関係のない気がします。
老人体験
老人体験出来るブースもありました。
オレンジ色の重いジャケットを着けて視野が狭いメガネを着けて、階段を上がったり下がったりします。
まとめ
正直なところここのデスカフェは死そのもの(死とは何か?)について考える為の施設というよりは、「人間は生まれて歳を取ってやがて死んで行きますよ」ということをやんわりと教えてくれるカフェという印象でした。
もっとゴリゴリに「死とは何か」を考えるような場所を勝手に想像していたのですが、ここはちょっと違うみたいでした。
しかしここに来れば自然と死についてあれこれ考えることも出来ると思うので、それはそれで良いことだとも思います。店内も広く開放的な感じで入るのに抵抗はありません。
今回初めてデスカフェというものに行ってきたのですが、他のデスカフェに行ったことがないのでなんとも言えませんが。
死について色々考えを巡らせたい場合は関連の本を読んでみてください。死について考えることは我々の存在の尊さを再認識する意味でもとても大切なことだと思います。
kindleunlimitedなら無料で読める本もたくさんあります。
まだ体験していない方は一度チェックしてみてください。
アクセス
BTSの Ari駅から徒歩すぐです。
高層ビルのすぐ隣なので場所は分かりやすいと思います。
その他のカフェ
BTSのAri駅周辺には他にもいくつか面白いカフェがありました。
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