マレーシアで今日本人に人気のモスクと言えば「ブルーモスク」と「ピンクモスク」。
ブルーモスクこと「マスジッド・スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ」。
大きさはマレーシア最大。
そして外観も内観もピンクで統一されたピンクモスクこと「プトラモスク」。
どちらもインスタグラム経由で存在が知られるようになり、今やクアラルンプールから行ける超人気観光スポットとなりました。
この記事ではピンクモスクこと「プトラモスク」の見所や周辺の観光スポット、行き方などを紹介していきます。
最後に合わせてブルーモスクとピンクモスクの両方へ行く方法も紹介しているので参考にしてみてください。
プトラモスクがある「プトラジャヤ」
プトラモスクがあるプトラジャヤはマレーシアの行政新首都として開発中の連邦直轄領です。
日本でいう霞ヶ関のような場所です(国会はまだクアラルンプールにあったりするのでちょっと違うけど)。
首相官邸もプトラジャヤにあります。
ちなみに現在のマレーシア首相は御歳94歳のマハディール。
「ルックイースト政策(日本を見習おう)」で有名なマレーシアの政治家です。
マハディールは大の親日家であり、日本に喝を入れる著書も複数出版しています。
ピンクモスクこと「プトラモスク」
「プトラモスク(英語「Putra Mosque)マレー語(Masjid Putra)」は1999年に完成したモスク。
特徴は一目でわかる通り全体がピンク色で統一されていること。
モスクに関わらずピンク色の建築物はそうそう見ることは出来ないのでとても新鮮。
しかもプトラモスクは外側をピンク色に塗ったわけではなく、元々バラ色がかった花崗岩を使って建設されたのでこういう鮮やかな色合いになっているのです。
ドームのとげとげが個人的には好きです。
尖塔(ミナレット)の高さは116メートル。
ブルーモスクの141メートルには及びませんが、それでも十分高い。
内部ももちろんピンク色に統一されています。
観光客が入れるのは赤いロープの中だけですが、現地ガイド同伴だともっと奥のミフラーブまで見学することが出来るそうです。
メッカの方角を示すミフラーブ(くぼみの部分)。
アラベスク模様が本当に綺麗です。近くに行けなくて残念。
頭上のドームにも鮮やかなピンク色で施されたアラベスク模様が描かれており非常にフォトジェニック。
なんとも乙女チックな光景と言わざるを得ません。
このドームの色合いは写真を撮る場所や光の具合によって様々に変化します。
別の場所から撮るとピンクの赤みが濃くなって、よりインスタ映えしような写真を撮ることが出来ます。
大回廊。
コーランも置かれています。
イスラム教徒は勉強熱心な方は多いですね。
赤いローブの貸し出しあり
男性は露出が多くなければそのまま入場出来ますが、女性は赤いローブを羽織る必要があります。
ローブは入り口横のローブカウンターで無料で貸し出しあり。
みんなホグワーツの新入生みたい。
注意すること
プトラモスクの入り口に注意書きがあります。
- 非イスラム教徒、月経中の女性、5歳未満の子供は礼拝堂に入室不可。
- 服装に気をつける。
- 騒がない。
- 礼儀正しくする。
- 禁煙。
しっかり守りましょう。
イスラム教国に行く前にはイスラム教のことを少しだけ勉強しておくと色々な場面で役に立ちます。
見学出来る時間
プトラモスクの中に入れる時間はこちら。
土曜~木曜 | 9:00~12:30 14:00~16:00 17:30~18:00 |
金曜 | 15:00~16:00 17:30~18:00 |
閉まる直前に行ってもはいれない場合があるので、時間に余裕を持って訪れましょう。
モスクの下にはフードコートも
エスカレーターで下に降りると
フードコートもあります。
ここでちょっと休憩してみるのも良いでしょう。
中には入っていませんがおみやげ屋さんもありました。
クルーズ船ツアーもあり
プトラモスクは人口の湖「プトラ湖」のすぐ横にあり、クルーズ船から眺めることも出来ます。
現地のクルーズ船ツアーに参加すれば地上からでは絶対に撮ることの出来ない絶景も写真に納めることが可能。
クルージングなら現地ツアーに参加するのがおすすめです。
ツアーならクアラルンプールからのホテルの送迎付きなので、自分で電車に乗ったりタクシーを呼ぶ手間が無くて快適です。
まとめ
今回はピンクモスクこと「プトラモスク」を紹介しました。
私は性格が歪んでいるゆえ
どーせインスタ映えするだけのモスクだろ。加工しまくってるだけで実際は大したことないんだろ。ほんとは普通の家みたいな大きさなんだろ。
行く前はそれほど期待していませんでした。
しかし実際に行って現物を見るとその巨大さと圧倒され、アラベスク模様の細部の美しさに心を奪われかけます。
イスラム教のモスクというよりも後世に残すべき偉大な建築物という印象が強かったです。
確かにインスタで見るよりも実際はピンクが色あせてますが、それでも十分見応えがあるので純粋に来てよかったと思っています。
個人的にはピンクよりも青の方が好きなのでブルーモスクが好みですが、クアラルンプール中心部からのアクセスも楽なので、是非とも訪れて欲しい観光スポットですね。
プトラモスクへの行き方
クアラルンプール中心部からプトラモスクへ行くには速くて快適な電車がおすすめです。
KLセントラル駅からKLIA TransitでPutrajaya Central(プトラジャヤセントラル)駅に電車で行き、そこからGrabを使います。
電車とGrabを使えば所要時間は約35分程度でプトラモスクにたどり着くことが出来ます。
まずはKLセントラル駅のKLIA Transitの改札に行きます。
券売機もありますが使い方がややこしいので、カウンターで買うのがおすすめ。
「プトラジャヤセントラル(Putrajaya Central)」と言えば通じます。
運賃はRM14(約350円)です。
電車の乗り方は日本やタイと同じです。
プラットフォーム。
駅は地下ですがすぐに外に出ます。
20分ほどで着いてしまうので、寝過ごさないようにしましょう。
プトラジャヤ駅に到着したらタクシー乗り場に向かいます。
みんな同じ方向に行くのが迷いません。
駅の中に売店やレストランや
コインロッカーもあります。
タクシー乗り場に降りたらGrabで配車するのがおすすめです。
料金はRM4か5。
タクシー乗り場には他にもプトラモスクに行く観光客がいるはずなので、声をかけて相乗りするのも良し。
私は今回一人だったので、近くにいた2人組のヤングに声をかけて相乗りしました。
親切な運転手さんだとマレーシアのことをあれこれ教えてくれます。
プトラモスクまでは10分以内です。
空港からも直接行ける
プトラジャヤはKLセントラルとクアラルンプール空港のちょうど真ん中にあるので空港に行く前や、空港から直接寄ることも出来ます。
注意点はKLIA ExpressではなくTransitに乗ること。
Expressの方は空港とKLセントラルとの直通運行なので、どこにも止まってくれません。
プトラジャヤに行きたい時はTransitに乗るようにしましょう。
ブルーモスクとピンクモスク両方に行くには
ブルーモスクこと「Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz(マスジッド・スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ)」とプトラモスクは一日で回れます。
どちらもKLセントラルから電車が出ているので片方のモスクに行ってから再びKLセントラルに戻ってくればいいだけです。
ただしブルーモスク行きの電車が45分に一度くらいしか出ていないので、待ち時間を考えるとあんまりおすすめはしません。
なので時間を節約したい方はGrabタクシーを使うのがおすすめ。
タクシーを使えばブルーモスクとピンクモスクの間を1時間程度で移動出来ます。
Grabだとだいたい片道RM50くらいで移動できます。
電車で行く場合でも駅からモスクへはタクシーを使う必要があるので、そのことを考慮すれば直接タクシーで向かうのも一つの手です。
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