ウーバーイーツ配達といえば「ウバッグ」。
街中でウバッグを背負って自転車に乗っている人がいれば99%ウーバーイーツ配達員です。
今は誰でもアマゾンで購入出来るのでたまにボドゲを運んでいる人もいますね。
最近は海外限定モデルも登場しています。
※最近はアマゾンでもウバッグが高額転売されているので注意が必要です。
ところであまり知られてはいないのですが、ウーバーイーツの配達員にはウバッグを使う義務はありません。
保冷・保温機能が備わっているリュック(バッグ)であれば何を使っても良いのです。
というわけで私も去年からずっと市販の保冷リュックで配達していました。
ウバッグは腰に悪いのであんまり好きじゃないんですよね。
最近は持続化給付金を申請する為にウバ活を休んでいたのですが、今月になってウバ活を再開する為に新しい保冷リュックを買ってみたのでレビューします。
ウバッグ以外の配達用バッグを探しているならぜひこの保冷リュックがおすすめです。
※2022年6月追記:正規品ウバッグの販売は終了しましたので業務用デリバリーバッグを購入しましょう。参考記事はこちら↓
トウリトの保冷リュック
今回私が購入したのはトウリトというブランドの保冷リュック。
アマゾンで3300円なのでお手頃です(ちなみにyahooショッピングは倍くらいする)。
容量は28Lで普通のデイバッグよりもやや大きめ。
350mlの缶が余裕で28缶入ります。
サイズはこんな感じ。
後ほど実物で説明しますが、保冷機能があるのは高さ30cm、横幅33cm、奥行き19cmのメインポケットのみです。
ちなみにトウリトは保冷リュック業界の中ではトップシェア。
アマゾンでも様々なタイプの保冷リュックが売っています。
気になる方はアマゾンでチェックしてみましょう。
実物
届いた保冷リュックがこちら。
色はダークグレーとライトグレーがありますが、今回はダークの方を選びました。
MacBook Air13インチよりは全然大きいです。
ウバッグと並べてみると小さく見えますが、そもそもウバッグが大きすぎるのです。
重さを測ってみました。
使ったのはタニタの1kgスケール。
なんとたったの578g。
最新版のウバッグが2kg以上あるのでウバッグの1/4の重さしかありません。
2Lのペットボトル(ウバッグ)と500mlのペットボトル(保冷リュック)と考えてみればその差は歴然。
みんなよく2Lのペットボトルを背負って配達してますね。
腰痛をお持ちの方は結構腰に負担がかかっているかもしれません。
機能紹介
まずは保冷機能付きのメインポケットから見ていきましょう。
こんな感じでパカッと開くことが出来るので料理の取り出しがしやすいですね。
クッション性のある断熱材が入った3層構造になっていて保冷効果は抜群とのこと。
確かにこのポケットだけ壁がかなり厚めなのでそれなりの保冷効果は期待できそう。
MacBook12インチがすっぽり入ります。
ピザや寿司などはちょっと厳しいですが、上に重ねられる料理ならこのサイズでも十分運べそうです。
500mlのペットボトルを10本くらい入れてみましたがまだまだ余裕があります。
奥行き19cmということですが少しだけマチがあるので実際は2cm~3cmくらいは拡張可能です。
上部のポケットは保冷機能なしです。
ここにはウェットティッシュやタオルやその他私物を入れるのに使えそうです。
ちなみにポケットの内側にはさらに編み編みのポケットがあります。
小物などをここに入れておけば失くさずに済みますね。
バッグの表面に付いているポケットも便利そうです。
ここにはモバイルバッテリーとか予備のスマホとかを入れておけば取り出しが楽。
ウバッグはこういう小さなポケットが無いのがちょっとマイナスポイントなんですよね。
ロゴもかっこいいです。
外生地は汚れに強い600Dオックスフォードを使っていて、防水性にも優れているんだとか。
試しに水を垂らしてみましたが、確かにしっかり弾いています。
そこまで期待していなかったのでこれにはびっくりしました。
こんなにしっかり弾いているバッグは初めてみたかもしれません。
チャックもスムーズでシャーシャー動きます。
ウバッグ同様サイドポケットがあります。
ここには塩分タブレットを入れればいいかな。
背中はいたって普通。
特にメッシュ加工されていたりはしませんが、一応人間工学に基づく設計がされているので長時間背負っても疲れにくいとのこと(ほんとかな)。
ちなみに私はママチャリのカゴに乗せる予定なので、背中は特にこだわりはありません。
地面に触れる部分は樹脂っぽい材質でガードされているので汚れにくくなっています。
厚みもあるので万が一リュックを落下させてもダメージを軽減することができそうですね。
実際に配達してみた
早速保冷リュックを使って配達してみることにしました。
自転車のリアキャリアに乗ります。
まだ買ったばかりだったので今回は自分ではなまるうどんをテイクアウトして自宅まで運んでみることにしました。
買ったのは牛肉温玉ぶっかけうどん(冷)、カレーライス、野菜サラダ、天ぷらの4つ。
ご覧のように結構な量になりました。
横に並べてリュックに入れることは出来ないので積み重ねてみます。
まずは一番大きなうどんと野菜サラダのどんぶりが入った袋を下に置きます。
その上にカレーと天ぷらの袋を乗せるのですが冷たいものと温かいものを一緒にするのは嫌なので100均で買った保冷バッグを仕切りとして上に被せました。
被せるというよりは下のどんぶりを包む感じです。
もちろん配達をする時にはもっとしっかりした断熱材などを用意した方がいいですが、保冷バッグでも温度を遮断することは出来ます。
その上にカレーと天ぷらの袋を乗せれば問題なく積み重ねることが出来ました。
上と横にもまだ若干の余裕が残っています。
無事家まで運んで来ることが出来ました。
こうして見ると結構な量ですが汁も溢れてないし、カレーもぐちゃぐちゃになっていません。
うどんも野菜サラダも冷たいままで、カレーと天ぷらはアツアツです。
保冷リュックのメリット・デメリット
保冷リュックの良いところと気になるところをまとめるとこんな感じになります。
- 目立たない
- 容量は必要十分
- 料理をこぼしにくい
- 軽い
- 撥水性・防水性
- バッド評価
- 量が多いと入らない
目立たない
ウバッグを背負っていれば99%配達員なのは間違いありませんが、保冷リュックを背負っていてもウーバーイーツ配達員だとわかる可能性はかなり低いです。
見た目もサイズも普通のデイバッグと変わらないので電車だって乗れるし、会社に行っても配達員だとバレることはありません(隠れウーバーイーツ配達員)。
副業でウーバーイーツをやっている人が毎回ウバッグを持ち運びするのはちょっと面倒だったりするので、そういう人には保冷リュックの方が使い勝手が良いかもしれません。
あとはウバッグを背負っていると何かがあった時にSNSなどにすぐ載せられてしまうのもイヤですよね。
つい先月首都高をウーバーイーツ配達員が走るという事件もありました。
というわけで私はかれこれ1年くらい市販の保冷リュックで配達しています。
容量は必要十分
私が買ったトウリトの保冷リュックは容量がウバッグの半分程度しかありませんが、1人前〜2人前の料理を運ぶのであればこの大きさでちょうど良いです。
平べったい料理(ピザなど)や大きな寿司パックなどは運べませんが、マックのセット、ケンタ、牛丼、タピオカ、弁当、インドカレーなどは問題なく入ります。
私の感覚だとウーバーイーツの注文の7割〜8割はファストフードチェーンだと思いますが、チェーン店の注文はだいたい1人前(もしくは2人)が普通なので、保冷リュックの容量でも十分収まります。
むしろウバッグは大きすぎて余計な気を遣って配達しなければならなくなるので、小さな料理を運ぶのには向いていません。
蓋が着脱可能で溢れやすいタピオカミルクティーをウバッグで運ぶのは至難の技ですが、保冷リュックならカップをしっかりホールドすることが出来るのです。
もしリュックに入りきらない量の注文が入れば受けた時点でキャンセルするか、予備のバッグに入れればいいだけの話です。
私は手提げタイプの保冷バッグを常備していて、保冷リュックに入らない量の料理を運ぶ時はこっちを使っています。
折りたためば小さくなるのでリュックのポケットに入れておけばオーケー。
保冷リュックと保冷バッグの組み合わせで料理が入りきらなかったことは100回に一度あるか無いかなのでそれほど不便はありません。
クエスト残り1件などでキャンセルしたくない時には助かりますね。
料理をこぼしにくい
上でもお話しましたが、保冷リュックはそれほど容量がない分、隙間も少なくなるので料理を傾けにくく、安定した状態で運ぶことが出来るのもメリットの1つです。
ウバッグに料理をそのまま入れて配達すると必ずぐちゃぐちゃになるので、みんなタオルやプチプチを緩衝材として使ったり、インナーバッグを入れたりしていると思いますがこの保冷リュックには必要ありません。
容量が小さいと言っても今回の量(どんぶり3つとだし汁と温泉卵と天ぷら)なら余裕でリュックに入れることが出来るので必要十分。
もう少し料理が増えるとこのサイズの保冷リュックではちょっと厳しいですが、その時には予備の保冷バッグを持っていれば特に問題はないですね。
バッド評価をもらう可能性あり
ウーバーイーツ配達(パートナー)は個人事業主であり、ウーバーと雇用関係があるわけではないのでウバッグを使う義務はありません。
ウーバーイーツの配達要件にはこうあります。
料理を配達バッグに入れてお届けする必要がある場合や、レストランに特定の料理を別々にすることを要求される場合があります。例えば、自転車に乗る配達パートナーは、振動や外部の気象条件から料理を守るため、また、食品安全の目的のための特別なバッグが必要な場合があります。
「食品安全の目的のための特別なバッグ」があればいいと書いてあります。
要するに「保温・保冷がしっかり出来ているバッグ」であれば配達要件を満たしていることになるため、ウバッグを使う必要はないのです。
しかしレストランやお客さんは「ウーバーイーツ配達員はウバッグを使わなくてはいけない」と思い込んでいる場合が多く、保冷リュックでピックやドロップに向かうと「配達用バッグを持っていなかったバッド」をもらう可能性はあります。
2000配達♪
今週レストランからウバッグ無し👎もらったのが残念
某チキン屋さんの高校生バイトが遊び半分で👎してるってツイート見たけどそんな感じなんだろうなぁ
配達後の評価が出来ればいいのに
フェアじゃない pic.twitter.com/ypN4nnal3a— たか (@mczuberdriver) March 30, 2019
私も何度かノーバッグバッドをもらったことがあります。
ただし確率としては100回~200回に一度あるかないかくらいなのでかなり低いと言えます。
バッドをくれるのは主にレストラン側で注文者からはほとんどもらったことがありません。
注文者としてはウバッグを使っているかどうかよりも、「料理が冷めてないか」「ぐちゃぐちゃになってないか」の方が重要です。
私はよく自分でウーバーイーツを注文するのですが、最近は結構ウバッグを使わずにサーモスのソフトクーラー片手にやってくる配達員もいます。
料理がしっかり届けられれば何を使って運んでも問題ないかなと思います。
ちなみにサーモスのソフトクーラーはサブバッグとして非常に優秀なので一個は持っておいた方がいいです。
まとめ
今回はウバッグの代わりに使えるトウリト28L保冷リュックを紹介しました。
専業でがっつり稼ぎたいという人には不向きですが、副業でスキマ時間にちょこっと配達する人や、ウバッグが重すぎて大きすぎて辟易しているという人にはぜひ一度使って欲しいです。
普段の買い物にも使えるので非常に便利。
保冷リュックで買い物してきた。 pic.twitter.com/pTCSIIAYgi
— Hikaru@UberEats配達員 (@Hikaru65234309) June 9, 2020
暑い季節は保冷リュック無しでは生きていけません。
保冷リュックはアマゾンにたくさんありますが、買うときのコツは最低でも25Lはあるリュックを買うことです。
それ以下の容量になると小さすぎて不便です。
今回は私が買ったリュックは28Lでバランスが良いと思いますが、もう少し大きめサイズが良い人はVEEVANPROの33Lリュックもおすすめです。
※10月19日追記:最近はウバッグに似た業務用デリバリーバッグがアマゾンで売っています。こちらもおすすめ。
コメント