10月も半ばになると日の入りも早くなり、急激に気温が下がってきました。
さらに毎週のように巨大な台風が日本に上陸したり、週末に大雨が降ったりで、自転車で配達するのが大変極まりないです。
雨が降ったら休めばいい話ですが、雨の日には雨インセが出るので効率的に稼ぐためには稼働したい気持ちもあります。
そんな時に必要なのが雨対策グッズ。
雨の中いかにストレス無く配達することが出来るのかがとても大切になってきます。
中でも一番重要なのがレインウェア。
夏の間は暑いのでレインウェアを着なくてもなんとかなりましたが、これからの寒い季節はレインウェアがないと確実に風邪を引きます。
そこで今回はウーバーイーツの配達におすすめのレインウェアや、私が実際に使っているレインウェアについて紹介します。
雨に濡れると体力が消耗する理由
雨に濡れると普段の何倍も疲れることは誰だって経験的に知っていますが、その理由まで知っている方はそれほど多くないと思います。
雨に濡れると体力を消耗する理由はズバリ「吸熱と発熱」。
吸熱とは文字通り水が熱を吸い取る作用(性質)のこと。
水は吸熱がかなり大きく、どんなに熱いものでも水をかければ(蒸発と共に)すぐに冷えます。
発熱体である人間の身体も同様で、身体が濡れてしまうと水によって身体が急激に冷やされてしまいます。
人間の身体は体温を一定に保とうとする機能(ホメオスタシスともいう)があるので発熱によって冷えた身体を温めようとしますが、その時には当然エネルギーを使います。
つまり
「発熱する→エネルギー(体力)消耗=疲れる」
というわけです。
特に頭からの発熱はかなり大きいので、髪が濡れると疲れが早かったり風邪を引きやすかったりするのです。
なのでレインウェアを着ないで稼働すると単に自転車を漕いで疲れるだけでなく、普段よりも多く発熱するので二重に疲れてしまうのです。
夏の間は雨が降っていてもTシャツで稼働している配達員をよく見かけましたが、いくら気温が暑くても体力はどんどん失われていくのであまり効率的ではありません。
ましては寒い季節にレインウェア無しで稼働するのは理解不能です。
当たり前ですが効率は悪いし、99%風邪を引くのでやめましょう。
小雨程度なら安いレインウェアでも大丈夫
雨にも色々な種類がありますが、小雨程度の雨なら2000〜3000円くらいの安いレインウェアでも十分機能します。
ちなみに私が買ったレインウェアはこちら。
3000円くらいで買いましたが、結構しっかりしています。
耐水圧は10000mmで、透湿度は5000g/m2・24hrなのでパラパラした雨くらいなら水が沁みてくることもありません。
- 耐水性「水に対する濡れにくさ」
- 透湿性「湿気を外に逃す性質」
見た目もかっこいいのでおすすめです。
しかし、大雨の時には耐水圧が10000mmだとかなり濡れます。
この前の台風の前日に稼働しましたが、ほとんど着てる意味がないくらいずぶ濡れになりました。
黒くなっている部分が浸みています。
買ってから4ヶ月くらい経ちますが、撥水性が弱くなっているような気がします。
内側もこんな状態。
完全に濡れています。
レインウェアは濡れると身体にくっつくので動きにくくなって大変でした。
一般的に大雨が降ると服に10000mmくらいの水圧がかかり、台風だと20000mmくらいの水圧がかかるとされていますが、この価格帯のレインウェアだと完全に防水することは不可能。
汗もかいているのでどうせ服は濡れているのですが、上でも解説したように水は吸熱作用があるので、雨がレインウェアを通ってくると身体がかなり冷えます。
身体が冷えた状態で自転車を漕げば漕ぐほど風で身体はさらに冷えていくので配達のパフォーマンスも当然落ちます。
小雨くらいならへっちゃらですが、大雨の日はこの価格帯のレインウェアだと正直厳しいかなという印象です。
おすすめはゴアテックス生地
そこでおすすめなのがゴアテックス(GORE-TEX)生地を使ったレインウェア。
ゴアテックスはアメリカの企業ゴアが開発した防水透湿性素材のことで、プロの登山家やアスリートから絶大な人気を誇っています。
今、だいぶ前に録画したテレビで外国人の富士山登山での迷惑行為をやってるがまさに!だね!ほんと軽装!
前に、富士山に登山しに行った時、軽装の外国人が多かった!なめんな!富士山😡ゴアテックスのウェア着てないとマジ死ぬよ😅— ながこ (@Notak2815nga) October 5, 2019
ゴアテックスの特徴を一言でいえば「水蒸気は通すが雨は通さない」こと。
要するに蒸れないし、濡れない。
身体から出る水蒸気は全て外に出て行くの着ていても蒸れることは無い上に、雨は弾き返すので服の中は常に快適な状態。
防水性・暴風性・透湿性に関していえば間違いなくゴアテックスがナンバーワンです。
特に耐水性が凄まじく、コアテックス生地を使ったレインウェアの耐水圧は50000mm以上。
私が買ったレインウェアの耐水圧の5倍以上です。
台風の時には20000mmの水圧がかかるとされていますが、ゴアテックスなら超巨大台風が来てもへっちゃらです(強風で吹き飛ばされるかもしれませんが)。
モンベルやプロモンテ、ザノースフェイスと言った超有名ブランドもゴアテックスを採用しています。
日本のダイワもゴアテックスを採用したレインウェアを販売しています。
ゴアテックスを着て稼働している配達員もたくさんいますね。
ゴアテックス素材のジャケットがやっと届いた!これ着て早速Uberやるぞ pic.twitter.com/KKLifVT1bj
— みや@Uberと投資で稼ぐマン (@miya_money) April 18, 2020
今日は16時から仕事。それまで少しウーバーやろう。
ゴアテックスの出番だ。 pic.twitter.com/d2Z2wPIxp5— akihiro@UberEats (@akihiroUberEat1) May 4, 2020
モンベルのゴアテックス水弾きまくり✨
モンベルの防水バッグ染みまくり😱 pic.twitter.com/IAoEA9UVPU— どらきぃ@ウーバー長居公園担当✨ (@DorakyUberEats) June 19, 2020
※2021年3月追記:最近はお手頃価格でゴアテックスのレインウェアが手に入るようになりました。
上下セットでこの値段はかなりお得です(アマゾンのみ)。
まとめ
今回はウーバーイーツの配達におすすめなレインウェアと、私が実際に使っているレインウェアを紹介しました。
正直言って雨の日もがっつり稼働するならゴアテックスを買った方が良いと思います。
3000円のレインウェアだと大雨の日はほとんど意味がありませんし、身体が濡れると体力の消耗が激しいです。
それだったらちょっと高いけどゴアテックスを買って、雨の日に効率良く稼働して元を取った方がいいと気がします。
1年前のスノーボード道具を買おうとする自分に言いたいこと。
板:まあ何でもよかったんじゃない
バインディング:もっといいものを買っておくべきだった
ブーツ:BOAはやめとけ
ウェア:少々高くてもゴアテックスを買ったのは正解だった— Ryou Ezoe(江添 亮) (@EzoeRyou) October 9, 2019
ゴアテックスのレインウェアは配達以外でも色んな場面で役立ちそうだし、結構長持ちしそうです。
「元々雨の日はそんなに稼働しない」という方には私が買ったレインウェアがおすすめです。
「雨の日にも稼働したいけどゴアテックスは高すぎる」という方には中間の価格帯のレインウェアがおすすめです。
ちなみにアマゾンベストセラーはこちら。
※2021年3月追記:最近はお手頃価格でゴアテックスのレインウェアが手に入るようになりました。
上下セットでこの値段はかなりお得です(アマゾンのみ)。
耐水圧は最低でも20000mmあった方が安心です。
- 大雨:10000mm
- 台風:20000mm
インナーもあったら便利ですね。
レインウェア以外の雨対策グッズはこちら。
アマゾンで買い物をするときはアマゾンギフト券にチャージすると最大2.5%ポイント還元されるのでまだチャージしていない方はこの機会にぜひ試して見ましょう。
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