治験に参加する時に気になるのが食事ですよね。
1日や2日くらいの入院であればそれほど気にはなりませんが、3日以上の入院生活を送るとなると毎日どんな食事が出てくるのか気になりますよね。
食事のメニューだけじゃなくて、量はどれくらいなのかとか、お代わりは出来るのかとか、そもそも美味しいのかとか、治験に参加したことがない人は分からないことだらけです。
そこで今回は、僕の体験談も交えながら「入院中の食事」について詳しく書いていきたいと思います。
※掲載している食事の写真は全てイメージです。でもほとんど一緒です。
基本的に普通の食事が出る
治験病院では普段と同じような食事が出ます。
治験で入院している人は健康なので病院食とはちょっと違って普通の食事です。
ただし、一応病院なので栄養バランスを考えた普通の食事が出てきます。
大学にある学食の「〜セット」に近い感じです。
これまで食べたことがあるもの
僕がこれまで食べたことがあるのは
- ハンバーグ
- 牛丼
- 麻婆豆腐
- カレー
- ホワイトシチュー
- ラーメン
- うどん
- そば
- 若鶏のグリルチキン
- 酢豚
- チキンカツ
- 生姜焼き
- 鮭の塩焼き
- サバの味噌煮
- 食パン
などなどです。
あとは忘れてしまいましたが、定番のメニューです。
ご飯の量はちょっと多め
ご飯の量はちょっと多めの印象です。
お椀1.5杯くらいのご飯なので普通の人ならお腹いっぱいになります。
これは入院している被験者が健康な成人男性である点を考慮しているのではないかと思います。
お代わりはない
ご飯がちょっと多めな分お代わりはありません。
当然おかずもお代わり出来ません。
朝ごはん
投薬日は朝ごはんが抜きですが、それ以外の日は朝ごはんが出ます。
メニューは病院によって違いますが、経験上ご飯ではなく食パンが出る確率が高いです。それにホテルで出てくるような小さいバターとジャムが付いてきます。
食パンの他にはスープや軽いおかずや飲むヨーグルト、更にデザートが付いており、結構お腹いっぱいになります。
僕は普段朝ごはんをほとんど食べないので十分過ぎるくらいです。
お昼ごはん
お昼ご飯の量はちょっと多めです。かなりお腹いっぱいになります。
晩ご飯
夜ご飯はちょっと手の込んだものが出る印象です。
日中はほとんど動かないのであんまり晩ご飯の時間になってもお腹は空いていないことが多いですね。
意外と美味しい
写真で見れば分かるように入院中の食事は意外と美味しそうなものが出てきます。
そして本当に美味しいです。
僕が自分で作るものなんかより全然美味しいし、栄養バランスもしっかり考えられているので一石二鳥です。
弁当のこともある
病院や治験の内容によっては近くにある弁当屋さんやコンビニなどで弁当やおにぎりを買ってくる場所もあります。
メニューは一般的なもので、生姜焼き弁当や、野菜炒め弁当などがありました。いつもご飯大盛りなのが嬉しかったです。
豪華な食事も
僕が都内にある某治験病院に泊まっていた時は毎食店屋物を注文していました。
その為、入院中なのにラーメン(塩)や、ステーキ定食や、うどんや、お寿司など、普段食べているよりもずっと高そうなものばかり食べていました。
デザートも豪華で、フルーツの盛り合わせや、バニラアイス、ショートケーキなども出てきました。
普段の質素な生活よりも治験の方がリッチで贅沢な生活です。
基本的に残してはいけない
食事は全て美味しいので大満足ですが、一つ問題があります。
基本的に出てきたものは全て食べ切らなくてはいけない、残してはいけない、という点です。
これは好き嫌いがない人にとっては大した問題ではありませんが、嫌いなものが出てきたら結構困ってしまいます。
残す時は看護師さんに相談
どうしても嫌いなものがあったり、食欲がない時は看護師さんに相談しましょう。
僕はしいたけが嫌いなのですが一度食事に煮物が出てきたことがあり、その中にしいたけが入っていました。
どうしてもしいたけを食べたくなかったので、看護師さんにしいたけだけ残していいか相談に行ったのですが、あっけなく「いいですよ」と言われました。
どうやら食べられないものが一つや二つあっても相談すれば大丈夫そうです。
ただし、あれもこれも食べれない、だとそもそも治験に参加出来ないので気を付けましょう。
出てきたものしか食べれない(食事制限)
入院中は出てきたもの以外のものは一切食べていはいけません。
病院に食べ物を持ち込むことは一切禁止です。
これは、もし被験者が入院中に外部から持ってきた物を食べてしまうと、一人だけデータが他の人とは違ってしまい、治験の精確さに影響があるからです。
だからみんな同じ食事を食べ、食べ残しも(基本的に)してはいけないことになっているのです。
つまり何かを口に入れられる時間は朝、昼、晩の3度だけです。
当たり前と言えば当たり前ですが、間食が多い現代人には結構慣れるまで時間がかかります。
特に夜中なんかは皆お腹が空いているみたいなので、病室の至る所からお腹がぐーぐー鳴る音が聞こえることもあります(ちょっと面白い)。
治験の食事まとめ
今回は治験の食事について紹介しました。
最後にもう一度まとめておきます。
- 普通の食事と変わらない
- ご飯の量が多め
- お代わりは出来ない
- 意外と美味しい
- 弁当が出てくることもある
- たまに豪華な食事が食べられる
- 食べ残しは基本的にダメ(相談可)
- 食べ物持ち込みは厳禁(食事制限)
治験初心者にとってネックになるのは食事制限なのではないかと思います。
僕も一番最初の治験に参加した時は夜お腹が空きすぎて全然寝ることが出来ませんでした。
次の日にはもう慣れてしまいますが、普段から大食いの人はちょっと辛いかもしれません。
治験に参加が決まったら、普段から食事の量を減らしたり、間食をやめたりすることで身体を慣らしておくのがオススメです。
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