今回はこれまで10回以上治験に参加し、合計で200万円以上の謝礼をもらった僕が
- これまで一度も治験に参加したことが無い方
- 治験に興味はあるけどなんだかよく分からなくて不安
という方向けに「そもそも治験ってなんなの?」ということをわかりやすく説明していきます。
かなり長くなっていますが、最後まで読めば治験の基礎知識や安全に治験に参加する方法について簡単に理解することが出来ます。
「とりあえず募集案件を見てみたい」という方は治験情報サイトに無料登録して募集している案件をチェックしてみましょう。
どのサイトでもいいのですが、個人的におすすめなのがコーメディカルクラブ(コメダ)ですね。
コメダ(勝手に略した)は謝礼金が多くもらえる案件が多いので、必ずチェックして欲しいです。
治験を実施するクリニックの名前があったりするのも安心ですね。
あとはクリニカルボランティアサポートもサイトが見やすくて良いです。
治験以外にも健康食品やサプリメントや化粧品のモニターも扱っているので一回登録しておけば楽ですね。
治験の体験談はこちらから。
治験に関する疑問はこちら。
そもそも治験ってなんだろう
「そもそも治験ってなんだろう?」と考える前に治験の世間的なイメージについて触れておきましょう。
治験のイメージは悪い
残念ながら僕が治験に参加し始めた時と今でも「治験」という言葉はあまり良い印象がないようです。
ネットで「治験」と検索すれば「危険、裏バイト、闇バイト、人身売買」などの悪いキーワードが必ず現れたり、どう考えても漫画の作り話っぽい体験談があちこちにあります。
知り合いに「治験ってどう思う?」と聞いても「あれって身体売って人体実験するやばいバイトだよね?」と結構真面目に拒否反応を示すのではないかと思います。
ましては家族などに治験に参加したいと言えば「絶対にだめ」と怒られることもあるかもしれません。
しかし、僕の経験上、治験ほど安心安全でしっかり稼げるバイトは他にありません。
治験歴9年の僕が言うので間違いありません。
こういった世間の勘違いを正すためにも今回は治験について詳しく解説していきます。
治験の定義は?
wikipediaによると
治験(ちけん、Clinical trial)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、医薬品医療機器等法上の承認を得るために行われる臨床試験のことである。 元々は、「治療の臨床試験」の略であるという。
とあります。ちょっとわかりづらいですね。
噛み砕いてみると
ということです。
治験は人体実験なの?
上の説明だけ聞くと「やっぱり人体実験だ」と言われる方もいらっしゃると思います。
確かに、病気に罹っているいるわけではないのに効果を確かめる為だけに薬を飲むという点では人体実験と言われても仕方がありません。
また、薬を飲むわけですので当然何かしらの副作用が出る場合も稀にあります。
僕自身も1度だけ治験で副作用に苦しんだ経験があります。
しかし、皆さんがイメージするような重大な副作用ではありません。
しかも投薬後の数時間だけでその後は何も問題はありませんでした。
今現在市販されている薬だってもともと全て治験を通して安全性が確保されたものです。
そう考えるとちょっとだけ不安が無くなりますよね。
治験は厚生労働省のお墨付き
そもそも、製薬会社や病院が治験を行う際には必ず厚生労働省に届け出を出さなくてはいけません。
なぜなら国民の健康に関わることなので、国に届け出を出さない限りは臨床試験は行ってはいけないのです。
厚生労働省に治験の内容を届け出る前に、予め「治験審査委員会」という第3者機関に「治験実施計画書」と提出し審査を通らなければいけません。
そして「治験審査委員会」と「厚生労働省」の許可を得て、初めて治験を実施することが出来るのです。
つまり
治験というバイト自体は違法でもなんでもなく、寧ろ国によって安全が保証された健全なバイトだということです。
低い時給でずっと働かされるよりもよっぽどクリーンなバイトです。
治験はあくまでボランティア
下でも紹介していますが、大手の治験案内サイトは必ず厚生労働省の許可が下りているので安心です。
しかしながら最近ではツイッターなどのSNS上で被験者を応募しているケースがあるそうです。
残念ながらその中に悪徳業者のような輩が混じっているかも知れません。
その時に覚えて頂きたいのが、治験では被験者に事前に金銭を要求することは絶対にない、ということです。
登録料のようなものを請求されることも絶対にありません。
治験はあくまでも「ボランティア」なのでこちらからお金を払う機会は絶対にありません。注意しましょう。
治験の種類は?
治験にはいくつか種類があります。
僕が一番参加した経験があるのは入院タイプですが、それ以外にもいくつかあります。
- 入院タイプ:最短1日から最長1か月ほど入院
- 通院タイプ:決められた期間内に複数回通院
- 入院・通院タイプ:入院と通院
- モニタータイプ:化粧品や健康食品、サプリメントなど
大体この4つに分類することが出来ます。
僕が1番多く体験したことのある入院タイプと入院・通院タイプなので、このブログの僕の体験談のほとんどは入院タイプの治験についてです。
一番稼げるのも入院タイプの治験となっています。
協力費(負担軽減費)の相場は?
治験に参加すると協力費(負担軽減費)という名目で謝礼を受け取ることが出来ます。
協力費の相場は
となります。これを下回ることはほぼありません。
25000円は私が受け取った謝礼の中で最も良い場合です。
ただし中には日給が3万円を超える案件もあります。
健康食品やサプリメントのモニターは案件によって大きく違うので相場はわかりません。
治験に参加するには?
治験に参加するためには「治験情報ウェブサイト」を通じて募集している治験を見つけることから始まります。
治験情報ウェブサイト
治験情報ウェブサイトとは全国の治験情報を集めたウェブサイトです(そのままですね)。
言ってみれば治験の求人サイトのようなもので、当たり前ですが治験の求人しかありません。
ここでは私が実際に登録している治験情報サイトの中でも代表的なものをいくつか挙げて説明します。
どのサイトも分かりやすくてそれほど違いはないのですが、実際に登録してみてどんな感じなのかを自分の目で確かめることをオススメします。
たまにサイトによって募集している案件に違いがあるので、気になったサイトは取り敢えず登録してみましょう。
ちなみに大学生に一番おすすめのサイトはコーメディカルクラブという治験情報サイトです。
V-NET
V-NETは業界最大手の治験情報サイトで、医学ボランティアネットワークによって運用されています。
V-NETの特徴は解説ページが非常に分かりやすく作られていること。
- 治験の概要
- 治験のメリット
- 治験のデメリット
- 参加者の体験談
などが無料登録に進む前に簡潔に解説されています。
これなら治験に対する理解が深まりますし、初めての方でも安心して利用出来ますね。
また、扱っている案件数も非常に多く、隙間時間に参加しやすい治験も揃っています。
紹介案件としては、 男性20~40代、女性40歳以上対象のものが多い印象。
対象居住地としては、関東地区(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住の方、もしくは関西地区(大阪・京都・兵庫)在住の方のものが多いです。
コーメディカルクラブ
コーメディカルクラブ(略してコメダ)も業界最大手の治験情報サイトです。
業界最大手を自負するだけあって案件の数は相当なもの。
モニター検索が「東京、20代、男」のように多少大雑把なのがちょっと残念ですが、その分検索結果がたくさん出てくるので良い条件の案件も見つかるのでおススメです。
20代から60代まで幅広い年代の被験者を募集しているのも魅力的です。
ちなみに僕は以前このサイトで4泊5日×2回で謝礼金20万円という破格の治験モニターに参加したことがあります。
1泊に換算すると約25000円です(時給だと1000円)。
これは歴代の入院治験の中でも最も協力費が良かった治験でした。
コメダだとたまにこんな掘り出し物案件が見つかります。登録しておいて損はありません。
JCVN
JCVNも業界最大手で10年以上の実績があります。
サイト自体もカラフルで見やすいです。
たまーにめちゃくちゃ謝礼金が高い治験があったりして私がよく利用するのもこのサイトです。
健康食品のモニターも多く、気軽に利用できますね。
最近ではJAXAと提携している臨床試験案件もあります(既に終了済みです)。
【JAXA閉鎖環境適応臨床試験】
クリニカルボランティアサポート
案件の探しやすさ・サイトの見やすさで言えばナンバーワンなのがクリニカルボランティアサポート。
臨床試験についても
- 健康な方
- 高齢者限定
- 女性限定
- 特定疾患
など幅広く募集していますね。
治験以外にも健康食品やサプリメントや化粧品のモニターも扱っているので一回登録しておけば楽ですね。
Qlife(キューライフ)
Qlife(キューライフ)は治験モニター登録者数が58万名以上もいる日本最大級の治験情報サイトです。
19歳から80歳までの幅広い年齢層を対象にしているのでどの年齢であっても参加出来る治験が揃っているのが特徴ですね。
どの治験情報サイトがいいの?
いずれも有名なサイトですので初めてでも安心・安全に利用できます。
僕個人が使った感じだとJCVNが一番使いやすくて謝礼金が高い治験が見つかると思います。
また、自分が狙った日程の治験がすぐに見つかるのでおすすめですね。
あとはコーメディカルクラブ(コメダ)ですね。
コメダは謝礼金が多くもらえる案件が多いので、必ずチェックして欲しいです。
治験を実施するクリニックの名前があったりするのも安心ですね。
治験に参加するまでの流れ
それでは待ちに待った治験に参加するまでの流れをザックリ説明します。
1. 無料会員登録(治験情報サイトでも病院のサイトでも)
2. 治験モニターの募集要項を確認・応募
3. 説明会・事前健康診断に行く
4. 後日健康診断の合否が出る・治験参加意思確認
5. 入院・健康診断
6. 最終健康診断・投薬
7. 退院
8. 後日通院もしくは電話で健康状態確認
治験に参加するまでの流れはだいたいこんな感じです。
「とりあえず治験案件を見てみたい」という方は治験情報サイトに無料登録して募集している案件をチェックしてみましょう。
どのサイトでもいいのですが、個人的には高額案件が見つかりやすいコーメディカルクラブがおすすめです。
無料会員登録
言わずもがなサイトで会員登録をしないことには治験には参加出来ません。
登録をする際に必要な情報は
- 名前、生年月日、職業、性別などの基本的な情報
- 体重、身長、BMI値、タバコは吸うか、酒はどれくらい飲むか、などの身体の情報
大体これくらいです。3分あれば誰でも登録出来ます。
治験モニターの募集要項を確認・応募
会員登録が終わったら早速自分に合った治験モニターを探してみましょう。
各サイトには自分に合った
- 治験の種類(健康、疾患、健康食品、美容コスメ、その他)
- 性別(男性、女性)
- 年齢
- タイプ(入院、通院、両方)
- 地域(関東、東北、中部、九州など)
- キーワード
などを選べば最適な治験モニターを検索してくれる機能が付いているので自分に合った治験を探すのに時間はかかりません。
参加条件に注意
しかし、自分に合った治験治験を見つけたとしても注意することがあります。
それは、各治験モニターには必ずある参加条件です。
例え希望の治験モニターが見つかったとしてもこの参加条件から外れていれば、原則として治験に参加することは出来ません。
また、嘘をついたとしても事前健康診断でバレますので止めておきましょう。
参加条件の1例(健康男性4泊5日の治験モニター)
◆体重が52kg以上78Kg未満の方
◆現在、治療中の病気やケガがない
◆以下の病気を患っていない
・腎臓、肝臓、心臓、脳
・アルコールあるいは薬物依存者
◆1日の喫煙本数が10本以下の方(入院3日前から禁煙できる方)
◆臨床試験参加経験者は休薬期間:4ヶ月
・ 他の臨床試験 or モニターに予約していない
・試験薬投与予定日の120日以内に他の治験薬又は試験薬を投与していない
厳しいようで厳しくないような条件ですね。
要するにあなたは一般的に言って健康ですか?と尋ねているだけです。
自分がこの条件を満たしていると思ったら取り合えず応募してみましょう!
説明会・事前健康診断に行く
無事応募が完了すると事前説明会の日時や場所が知らされます。
身分証の提示が求められるので運転免許証か保険証を必ず持っていきましょう!
※事前健康診断に行くのにも禁止事項がある場合が殆どです。一例ですが僕の場合は、
- 最後の食事から10時間以上何も食べていないこと(超空腹)
- 前日の食事は脂っぽいものを避けること(焼肉、ラーメン厳禁)
- 二日前からアルコール・カフェインを摂取していないこと
- 水をたくさん飲むこと(1L以上)
- 体調を整えていること
などでした。
これらの禁止事項を守らないと採血のデータが悪くなり治験に参加することが出来なくなります。
また治験当日も同じような禁止事項があり(もっと厳しい)、当日の健康診断のデータ次第で即帰宅ということもあり得ます。
僕は今まで2度入院当日に帰宅させられたことがあります。
【治験体験談➂】風邪を引いてしまい入院当日に帰宅(謝礼金は1万円)
あの時の悲しみと周りの視線は….もう、二度と経験したくありませんし、皆さんにさせたくもありません。
協力費が良い治験モニターは多くの人が応募するので倍率は非常に高くなります。
なので禁止事項は絶対に守って下さい。
【治験】事前健康診断で被験者に選ばれるための5つのコツを教えます
事前説明会
事前説明会ではその治験専用の冊子が配られ、主に
- 治験の概要(初めての人向けの説明)
- 新薬のこと
- 治験がいかに尊いバイトであるか
- 予想される副作用
- 入院期間のこと
- 入院中のルール
- 採血の回数
- 謝礼金
- 治験参加に同意するか
について担当医、もしくは看護師が淡々と冊子に書いてあることを棒読みしてくれます。
大体30分から45分程度でしょうか。
僕は慣れているのでいつも何となく聞き流しています。
話を聞いていなくてもつまみ出されませんが、一応聞いている振りはしておいた方がいいでしょう。
全ての説明が終わった後、医者か看護師との個別面談があります。
そこでは事前に登録した内容(体重、身長や既往歴など)に間違いがないかを確認し、問題が無ければ同意書にサインを求められます。
同意書にサインしたからと言って絶対に治験に参加しなければいけないわけではありません。
被験者はあくまでボランティアですので、いつでも(入院する前も入院中も)治験参加を取りやめることが出来ます。
僕が入院していた際にも仕事の都合で投薬日の朝に帰宅した被験者がいました。
これが治験同意書の例です。http://www.med.kindai.ac.jp/rinsyo/pharmacal/download/08/02-08-03-1.pdf
同意書にサインをしてようやく事前健康診断が始まります。
事前健康診断
事前健康診断では主に
- 体重、身長測定(BMI値測定)
- 視力(稀に)
- 採血
- 血圧測定
- 体温測定
- 心電図
- 聴診
などをします。
これはこれほど時間はかからず全部で30分ほどでしょうか。
健康診断が終わると封筒に入った3000円〜10000円ほどの協力費を頂けてようやく解放されます。
時給にして2000円くらいですからこれだけでも嬉しいですね。
健康診断の合否・治験参加意思確認
事前健康診断から数日経つとメールか電話で健康診断の合否について連絡が来ます。
不合格だった場合は何も連絡が来ないという病院もあります。
運よく合格していたら次に治験参加意思の確認をされます。
ここで最終的に治験に参加するかどうかを決めることが出来ます。
場合によっては「補欠」という形で合格の連絡が来る時があります。
「補欠」と言われてもそれは事前検診の時点では他の合格者と比べてデータが悪かったというだけなのでそれほど心配する必要はありません。
最終的な投薬者は投薬日の検診データによって決まり、その時に補欠者と合格者が入れ替わることは日常茶飯事です。
なので、入院当日まで禁止事項をしっかり守り健康状態を維持しましょう!
【治験】事前健康診断で被験者に選ばれるための5つのコツを教えます
入院当日・健康診断
入院当日にも健康診断があります。
その際は事前健康診断の時にあったような禁止事項が多数あるので気を付けましょう。
特に前日に脂っこいものを食べたので採血のデータが悪く、すぐに帰宅させられる場合はよくあります。
入院前日に美味しいものを食べたい気持ちは分かりますが、その気持ちは退院日までとっておきましょう。
あと、遅刻は絶対に厳禁です。
無事健康診断に問題が無ければ入院となります(この時点ではまだ自分が最終的に投薬されるかどうかは分かりません!)。
多くの場合は病院に被験者用の寝間着が用意されているのでそれに着替えてベッドでごろごろして過ごし、翌日の投薬日を迎えます。
最後の検診・投薬
投薬日は朝早くに起こされ最後の検診をします。
この検診のデータによって最終的な投薬者が決定されます。
投薬にも幾つか種類がありますが一般的には錠剤を飲むか、点滴を打つかのどちらかだと思います。
投薬日の流れ(一例)
6時 | 起床 |
8時 | 最後の検診・最終的投薬者決定 |
9時 | 投薬(朝飯抜き) |
~12時 | 15分・30分おきに採血 |
13時 | 昼食 |
14時~ | 1時間おきに採血 |
19時 | 夕食 |
~21時 | 最後の採血 |
22時 | 就寝 |
これを見れば分かる通り、投薬日は被験者にとっても看護師や医師にとっても最も忙しく中々ハードな一日です。
「ずっとベッドの上にいるだけじゃん」と思う方もいるかも知れませんが、実際に体験した者の感想を言うと心身共に結構疲れます。
自分の一日の行動がすべてスケジュールによって決まっているというだけでかなり堪えます。
朝から採血の嵐があり、さらに運悪く薬の副作用が出てしまうと……..これは後述します。
投薬日は普段自分がどれだけ自由な身であるかを実感するのにはぴったりでしょう。
ですがここが山場です。
治験ではここが一番大変な時なのでここさえ乗り越えてしまえば後は楽勝です。
投薬日以降~退院
投薬日以降の一日のスケジュールは大体こんな感じになります(一例)
8時 | 起床 |
9時 | 採血(ぐはっ..)・朝食(幸せ) |
〜12時 | 自由時間 |
13時 | 昼食 |
〜19時 | 自由時間 |
19時 | 夕食 |
〜23時 | 自由時間 |
23時 | 就寝 |
昨日のハードミッションが嘘のようですね。
漫画読み放題、映画見放題、小説書き放題です。完全にニートが家でごろごろしているのと変わりありません。
こんな感じの穏やかな日々が何日か続き、晴れ晴れとした気持ちでようやく退院します。
事後通院・連絡
無事退院した後も気を抜いてはいけません。
治験の種類のよっては退院した後も1度通院して検診を受けるか、退院してから数日後にその後の体調を確認する為に事後連絡をしなければいけないケースがあります。
絶対に忘れないようにしましょう。
もし忘れてしまった場合には負担軽減費が払われない場合もあります。
負担軽減費は大体1週間後に振り込まれるのが一般的だそうです。
お金を受け取るまでが治験です(リピートアフタミー) 。
「とりあえずちょっとだけ治験案件を見てみたい」という方は治験情報サイトに無料登録して募集している案件をチェックしてみましょう。
どのサイトでもいいのですが、個人的には高額案件が見つかりやすいコーメディカルクラブがおすすめです。
治験のメリット
高額報酬
多くの人が治験に参加する1番の理由はここでしょう。
とにかく報酬が高く、短期間でまとまったお金が手に入ります。
大体の相場は1日あたり
- 通院タイプ:8000~12000円
- 入院タイプ:15000~25000円
ですので普通に働くよりも格段に高いです。
しかも投薬日以外はごろごろしているだけでこの額がもらえるんです。
※事前説明会の時にも交通費として3000~5000円がもらえます。
入院中の生活が楽
投薬日以外は基本的に何もすることがなく自由時間です。
ベッドの上でゴロゴロするか、デイルームのようなところで漫画を読んだり映画を見たりするだけです。
タダで健康診断が受けれる
普段は医者に行くことが無い人にとってはラッキーです。
特に自分の身体に何か心配事があるのなら行っておいて損はないです(交通費で5000円もらえるし)。
規則正しい生活
入院中は早寝早起きになるので、普段の生活が荒れている人には良い機会でしょう。
社会貢献
当然ですが今世の中に出回っている薬は全て治験の臨床試験を通過して、厚生労働省から一般使用が認可されたものだけです。
普通の風邪薬も、難病で苦しんでいる方の為の薬もすべて治験を経ています。
治験があるからこそ薬の安全が保証されているんです。
そういう点では治験はやっぱり尊いボランティアなのかなあと思います。
治験のメリットについてもっと詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
治験のデメリット
治験にはもちろんデメリットも存在します。
ここでは私が思う治験のデメリットについて解説していきます。
副作用
これから治験に参加しようと考えている人が一番不安に感じることだと思います。
確かに、僕の経験談にもあるように、稀に副作用が出る場合があります。
しかし、多くの場合はそれほど重篤な副作用にはなりませんし、数日続くということもありません。
さらに、医師がいる病院という環境なので万が一何かが起きた場合もすぐに対応してもらえます。
また入院が長引くなどして日常生活に支障が出た場合にも、製薬会社の補償を受けることが出来るので安心です(滅多にありませんが)。
副作用が心配で一歩踏み出せないという方には、どんな薬にも副作用はあるということを思い出して頂きたいです。
薬局で売っているジェネリック医薬品にも医者から処方される薬にも何かしらの副作用はあります。
しかし殆どの場合私たちはそれに気が付きません。
何故ならもう既に身体の調子が悪いからです。
普段薬を服用する時は自分の身体の調子が悪い時だけですが、治験では健康状態の上で治験薬を服用します。
なので副作用に敏感なのはある程度は仕方がありません。
僕自身も副作用が出た時は辛かったですが、ほんの数時間でした。
しかもその治験では事前に何らかの副作用が出やすいという説明もされていました。
謝礼の額と副作用が出る確率に相関関係があるのは仕方がないことなので、本当に心配な人は健康食品やジェネリック医薬品の新薬の治験を受けることをお勧めします。
怒涛の採血
治験中は基本的に毎日採血がありますこちらも僕の体験談に詳しいことが書いてあります)。
一番多いのは投薬日当日であり、全部で10回以上あります。その他の日は大体1日1回です。
治験の目的は新薬が身体にどういった影響を与えているかを調べることなので採血の回数が多いのは仕方がありません。
どうしても注射が嫌な人は点滴の管で採血をしてくれる病院で治験を選んだ方がいいでしょう。
事前説明会の時に採血の方法についてはしっかりと説明してくれるはずです。
食事制限
僕が一番辛かったのがこれなんです。
入院中は施設で出されたものしか食べることが出来ません。
一応3食出てきますが、正直なところそれでも夜はお腹は空きます。
特に投薬日は朝食抜きなのでお昼の時間までが結構しんどいです。
間食は一切ありません(これが一番辛いかも知れません)。
ガムも飴も禁止です。
持ち込みさえ制限され入院当日に荷物チェックがある場合もあります。
ただ人間の身体ってちょっと不思議で長期の入院になると自然に空腹に慣れます。
お腹は空いてるけど「別に食べなくても大丈夫かな」という風に慣れてしまうのです。
だから実際はそんなに心配しなくてもいいですね。
また入院が2回ある治験などの場合は次の入院までの退院期間中もアルコールの摂取が出来ないといった制限もあります。再三言いますが禁止事項は絶対に守りましょう。
入院中の制限
制限というのは大体が食事に関することですが、自分で持ってきた薬全般(目薬、湿布等)にも制限がかかる場合があります。
詳しいことは各治験の内容によって異なります。
確定申告
「負担軽減費は雑所得に分類される為20万円を超える場合は確定申告に行く必要がある」とのことです。
ただそれほど頻繁にもらうわけではないのでそこまで気を遣う必要はありません。
治験のデメリットについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
「とりあえず治験案件を見てみたい」という方は治験情報サイトに無料登録して募集している案件をチェックしてみましょう。
どのサイトでもいいのですが、個人的には高額案件が見つかりやすいコーメディカルクラブがおすすめです。
治験の持ち物
- 印鑑、身分証明書
- 洗面用具、コップ、歯ブラシ、歯磨き粉
- 下着類、タオル
- その他暇つぶし(スマホ、ゲーム、漫画、小説、PCなど)
- 耳栓、アイマスク(必要であれば)
これくらいでしょうか。全て常識的なものですので忘れることはないとは思います。
- パジャマ
- シャンプー、ボディーソープ
- ドライヤー
などは病院に備わっているので心配はいりません。
印鑑と身分証だけ忘れなければ、取り敢えず治験には参加出来ます。
※病院によってはWi-Fiが備わっていたり備わっていなかったりするのでしっかりと確認しましょう!
注意点
治験に参加するには幾つか注意点があります。
遅刻厳禁
治験は全てスケジュール通りに進みます。
事前説明会といえども特別な理由が無い場合は遅刻は認められません。
特に入院当日の遅刻は致命的です。
体調管理
治験に参加する為には被験者は必ず体調を整えておく必要があります。
普段から人込みの中にいる際はマスクを着用したり、手洗いうがいを徹底することをお勧めします。
僕自身も風邪を引いてしまい入院当日に帰宅させられた経験があります。
【治験体験談➂】風邪を引いてしまい入院当日に帰宅(謝礼金は1万円)
集団生活
当たり前ですが入院中は集団生活になります。
一つの病室に10個のベッドが並んでいることもあり、場合によっては多少窮屈に感じるかも知れません。
また夜は他の被験者のいびきなどでよく眠れないこともあります(耳栓を持っていきましょう)。
食事制限
入院中は施設から出されたものしか口にすることが出来ません。
自分で持ってきた食べ物を隠れて食べたとしても検査データに必ず出てしまうので絶対にやめましょう。
バレた時点で即帰宅です。お金は一切支払われません。
外出禁止
入院中は一切外に出ることは出来ません。
1週間などの長い期間であっても退院するまでは病院内で生活することになります。
慣れればどうってことはないですが、初めての方は少しストレスに感じてしまうかも知れません(※病院によっては施設内での面会が許されているところもあります)。
まとめ
長々と治験について解説してきましたがいかがだったでしょうか?
これを読んでもしかしたら「治験ってやっぱ怖いわ」と思った方も、「なんか思ったよりも普通だな」と思ったいらっしゃると思います。
いずれにせよ
まずは登録してみよう!!
というのが10回以上治験に参加した僕からのアドバイスです。
最初は何をやるにしても不安がつきものです。
特に自分の身体に関わることですから尚更一歩前に踏み出すのには勇気がいると思います。
ですが行動しない限りは何も始まりません。
一度色々なサイトに登録してみて、どんな治験モニターが募集されているのかを見て、そこでの体験談なども読んでから実際に応募するかどうかを決めたって何も問題はありません。
治験情報サイトに応募するのは無料なのです(※有料なサイトには絶対に登録しないで下さい)。
どのサイトでもいいのですが、個人的には高額案件が見つかりやすいコーメディカルクラブがおすすめです。
コメダ(略)は僕が一番利用している治験情報サイトで、なんと言っても高額謝礼の掘り出し物案件が見つかることが特徴。
入院治験の相場は一泊15000円〜20000円くらいですが、コメダには一泊25000円の入院治験がたまに見つかったりします。
どうせ治験に参加するのだったら報酬額も高い方がいいに決まってます。
次におすすめなのは、クリニカルボランティアサポート。
クリニカルボランティアサポートも高い報酬の入院案件がよく見つかります。
ここは入院治験以外でも健康食品の試飲などがあるので気軽にお小遣い稼ぎが出来るのも特徴ですね。
登録したところでお金が発生するわけではないので一度登録してどんな治験を募集しているかチェックしてみてもいいかも知れません。
こちらのリアル体験談もぜひ参考にしてみてください。
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