クアラルンプール3泊4日一人旅の最終日は前日に行くことの出来なかったバトゥ洞窟に行きました。
3日間でピンクのモスクとして有名なプトラモスク、マレーシアで一番大きなモスク(ブルーモスク)やその他色々な観光地を見て回りましたが、私が一番感動したのがこのバトゥ洞窟。
正直なところモスクは
まあ一回見ればいいかな。
という感じだったのですがバトゥ洞窟は
すげー、また来てえ!
と真剣に思いました。
自分で言うのもなんですが、私がこんな風に感動するのはかなり珍しいです。
そこで今回はクアラルンプール観光では絶対に外せないバトゥ洞窟の基本情報や、見所、トイレの場所や行き方などを紹介していきます。
クアラルンプールに来たら是非とも行って欲しいです。
バトゥ洞窟基本情報
バトゥ洞窟はマレーシア随一のヒンズー教寺院で、はっきりとした起源は分かりませんが19世紀ごろに作られたとされています。
毎年1月下旬から2月上旬にかけてヒンズー教最大の祭り「タイプーサム」が洞窟で行われることでも有名です。
このお祭りでは熱心な信徒が健康を祈願するために顔のほほやあごを串刺しにしたり、背中に釣り針を通してぶら下がったり(いわゆるボディサスペンション?)と、かなりショッキングなことをやっているそうです。
営業時間・入場料など
- 入場料:無料
- 営業時間:5:45~21:00(現地時間)
- 駐車料金:入場1回ごとにRM2(普通車)
基本的に毎日開いているようです。
本堂
正面入って左手にはカラフルな本堂。
連日多くの参拝客が訪れますが観光客も入ることが出来ます。
牛。ヒンズー教では神聖な動物とされています。
そして聖職者っぽい人。
頭に日の丸っぽい印がありますがこれは日本とは全然関係ありません(当たり前です)。
こっちには本物の聖職者が。
まるでおとぎ話の中に出てくる神殿のように色鮮やかに塗られています。
世界一大きなムルガン像
この巨大は像はヒンズー教の軍神ムルガン(スカンダ)。
父親があのシヴァ神であり、仏教でいうところの韋駄天です。
42メートルを超えるこの像は世界一の大きさで、使われている金の量は300トンを超えるんだとか。
「世界一のムルガン像」と書かれています。
結構特徴的な指をしています(インド人寄り?)。
カラフルに塗られた272段の階段
ムルガン神の隣にあるのがカラフルに塗られた272段の階段。
この階段を登らないと肝心の洞窟にたどり着くことが出来ません。
10分もあれば登れますが、意外と疲れるので子どもやお年寄りにはちょっと厳しいです(そして少し危ない)。
実は階段がカラフルに塗られたのは2018年からで、それまでは特に何も塗られておらず殺風景な階段でした。
しかしカラフルに塗ったことで「景観に合わない」という反発が起きたりしてちょっとした問題になったそう。
でもカラフルに塗ったことで観光客が増えた効果は間違いなくありますね。
4億年前の鍾乳洞
272段の長い階段を登ると約4億年前の石灰岩によって出来て洞窟が現れます。
気分はちょっとだけインディージョーンズ。
売店やお土産やさんもありました。
これはヒンズー教版のブッタマシーン。
ダミラでよく聞く音楽が延々と流れています。
古代遺跡を彷彿とさせる神殿
ぽっかりと空いた空間を降りて行くと目の前に不思議に光景が広がります。
洞窟内に出来た巨大な空間。
そして中央部分の小窓から3色の光を放つ塔門(ゴプラム)はまるで現代に蘇った古代遺跡の様。
まさにプレデターやエイリアンの世界。
しかしまだ先の階段があります。
この階段を登ると洞窟の一番奥にたどり着きます。
気分はすでにベテランの冒険家です。
ここが最後のお堂。
周りにはヒンズー教の神話に基づく彫刻や像が洞窟の上部に開いた穴から差し込む自然光にライトアップされていてとても厳かな雰囲気が漂います。
反対側から。
ここは本当にまた来たいです。本当におすすめ。
トイレの場所
トイレは正面向かって右側の大きな建物になります。
これがトイレ。
大か小かで0.5リンギットか1リンギットを払うので用意しておきましょう。
注意点
女性のスカートやショートパンツ、ジーンズなどで階段を登ることは禁止されており、階段の下で腰に巻くシルク(?)のようなものを貸し出しています。
野良犬が多めなのでくれぐれも近づかないようにしましょう。
万が一噛まれてしまった場合はすぐに救急車を呼んでください。
楽天カードの海外旅行保険に入っていればとりあえず安心ですね。
朝イチでくるのがおすすめ
バトゥ洞窟は朝の5時くらいから夜の9時まで開いてますが、出来れば朝早く(9時前)に来るのがおすすめです。
9時ごろからはツアー客や参拝客がどっと押し寄せるので、良い写真を取るのが難しくなります。
夕方以降だと洞窟の中に自然光が入ってこなくなるのでおすすめしません(もしかしたらそれが逆にいいのかもしれませんが)。
バトゥ洞窟への行き方
クアラルンプール中心地からバトゥ洞窟への行き方は
- 電車
- タクシー(Grab)
の2種類があります。
電車でアクセスする
電車でのアクセスは簡単。
KLセントラル駅からバトゥ洞窟駅行き(Batu Cave Station)の電車に乗るだけです。
青い線の終着点がバトゥ洞窟なので電車に乗ってしまえばあとは30分ほど揺られていると着きます。
Batu Cave駅の正面がバトゥ洞窟なのですぐに分かります。
行きは大体30分に一本くらいの間隔で電車が出ますが、帰りは1時間に1本しか出ません。
なので電車で変える場合は前もってタイムスケジュールをきっちり考えておく必要があります。
さもなければ1時間くらい駅で待つ羽目になります。
おすすめはGrabタクシー
電車は楽ですが、もっと楽でおすすめなのがGrabタクシー。
Grabタクシーだと片道19リンギットくらい(私の時は17リンギット)でバトゥ洞窟まで連れて行ってくれます。
つまり往復でも1000円かからないのです。
しかも所要時間も20分くらいだから時間の節約にもなります。
実は私は行きも帰りもGrabを使いました(なぜならどっちの電車も逃したから)。
行きは一人で17リンギット(約450円)払いましたが帰りは駅の近くにいた3人組に声をかけて相乗りさせてもらったので、たった7リンギット(約200円くらい)で済みました。
一人で行く場合は電車でもいいですが、複数人なら絶対にGrabがおすすめです。
バトゥ洞窟の周辺にはGrabタクシーがたくさん待機しているのですぐに見つかります。
流しのタクシーは高額な値段をふっかけてくるのでなるべく拾わないようにしましょう。
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