LCCに乗る前に気をつけたいのが重量制限。
LCCは格安航空会社と言われるだけあって航空券単体の料金は安いのですが、その分機内持ち込み手荷物の重さ制限がたった7kg(もしくは10kg)だけなので、普通の航空会社に比べて圧倒的に厳しいです。
荷物の重さを事前に測らずにチェックインカウンターで制限を超えてしまうと強制的に預入手荷物にさせられ、高額な追加料金を徴収される可能性もあります。
なので機内手荷物の重さは必ず制限以内に収めておく必要がありますが
「当日空港で重さを測ったら少しだけオーバーしてしまった」
ということも十分あり得ます。
そこで今回はこれからLCCに乗る予定がある人に向けて、当日空港で荷物をちょっとでも軽くして重量オーバーを回避する5つの裏技を紹介します。
全て私自身が実践していることですのでぜひ参考にしてみてください。
私がLCCに乗り込む時の荷物の中身はこちら。
日本からタイ(バンコク)ヘの直行便LCCを徹底比較した記事はこちら。
LCC各社の機内持ち込み手荷物について
まずはLCC各社の機内持ち込み手荷物制限について簡単に確認しておきましょう。
機内持ち込み手荷物制限はLCC各社によって若干異なりますが、大まかな規定は以下の通りになります。
- 54cm x 38cm x 23cm以内
- 3辺の合計は最大115cm
- 荷物は2個まで(合計7kg)
これだけだとややイメージしづらいので具体的に解説していきます。
最初の
- 54cm x 38cm x 23cm以内
- 3辺の合計は最大115cm
という規定はほぼSサイズのスーツケースと同じ大きさになります。
写真右の赤いスーツケースがSサイズ、写真右の青いスーツケース(愛用)がそれよりもさらに小さいSSサイズのスーツケースになります。
つまりSサイズ以下のスーツケースならLCCでも機内持ち込みが可能です。
ちなみに上の写真のスーツケースがこちら。
値段も安く、カラーバリエーションが豊富なのでコスパは良いです。
LCC用のスーツケースに関しては下の記事で徹底的に解説しています。
スーツケースは重さに注意
しかし気を付けたいのは荷物の重さ。
一般的なLCCの重さ制限は合計7kg(もしくは10kg)なのでスーツケースが重いと確実に重量オーバーしてしまいます。
普通の航空会社と違ってLCCの場合は受託手荷物(預入荷物)が有料かつ、当日チェックインカウンターで追加購入すると場合によってはとんでもない額の追加料金を取られてしまいます。
なので荷物が多くなることがあらかじめわかっている場合は航空券を予約した時に受託手荷物を追加購入しておくのが無難と言えます。
ただしせっかく航空券が安いLCCに乗るのに受託手荷物料金を別で払っていては元も子もありません。
重量制限の7kgか10kgを少しだけ超えるだけなのに、わざわざ受託手荷物にして数千円を払うのは勿体無いです。
そんな時は出来るだけ軽いスーツケースやバッグパックを用意しておくのも1つの手です。
上で紹介した私のSサイズスーツケースは安いのですが重さが3.4kgもあるのでLCC向きとは言えません。
LCCに持ち込むスーツケースなら最低でも2.0kg以下の超軽量のものを選びましょう。
軽ければ軽いほど値段は高くなりますが、おすすめは1万円で買えて重さが1.9kgしかないシーンライトプラス(Siiin+Light)のスーツケース。
軽いだけでなくそれなりに耐久性もあるので数年間は使う続けることが出来ます。
私のように安いスーツケースを買うと1回の旅行で車輪がどっかに飛んでったり、ファスナーが裂けたりして大変な目に遭うのであんまりおすすめは出来ません。
LCCにぴったりの超軽量スーツケース選びは下の記事を参考にしてみてください。
ポケットに詰め込む
軽いスーツケースを持っていてもちょっとだけ重量制限を超えることはあると思います(だいたい7kgなんて厳しすぎる)。
こういう私も毎回重量制限を何キロかオーバーしていますが、そんな時に荷物を軽くする方法として一番手っ取り早いのはポケットに詰め込むこと。
スマホでもモバイルバッテリーでも髭剃りでもデジカメでも本でも、とにかく重くてポケットに入るサイズのものであれば詰めるだけポケットに詰めてしまいましょう。
「ポケットに入れるだけで軽くなるのか?」と疑問に思われる人もいますが、スマホだけでも150~200g、大きなモバイルバッテリーだと300gくらいはあるので相当軽くなります。
ポケットに重いものを詰めるだけで1~2kgくらいは荷物を軽くすることが出来るので、重量オーバーだと分かっている場合はチェックインカウンターに行く前にポケットに詰めておきましょう。
日本の空港には重さを測れるスケールがどこかにありますが、海外だと置いてないこともあるので携帯用スケールを持っていると便利です。
私も使っています。
ウエストポーチ・サイドバッグを使う
基本的にチェックインカウンターで測られるのは大きくて重そうな荷物だけです。
小さなデイバッグだったり、ウエストポーチやサイドバックなど、常識的に考えて重いものは入ってなさそうなバッグはわざわざ重さを測られることはありません(あくまで私の経験上ですが)。
なのでポケットに入りきらないものは小さなバッグなどに詰めれば重量オーバーを避けることが出来ます。
ウエストポーチは旅行先で貴重品を入れたり出来て普通に役立つのでおすすめです。
肩にかけるボディバッグも重さを測られたことはないし、普通に便利なので旅行におすすめです。
重いものは手に持つ
ポケットにも入らないし、ウエストポーチも無い。
そんな時はもう思い切って手に持ってしまいましょう。
私は旅行にはいつもMacBook12インチ(重さ約0.92kg)を持って行きますが、LCCに乗る場合はいつも手に持ってチェックインします。
12インチのMacBookは薄いので、フェルトケースに入れたまま手に持っていると、あたかも書類を持っているように見えるのでそこまで不自然ではありません。
係員もわざわざ重さを測ったりすることはありません。
友達に持っててもらう
一人旅だと出来ませんが、二人以上で旅行をしている場合は一人ずつチェックインをして、その間に友達に重い荷物を預かってもらうことも1つの手です。
ただし一人一人チェックインしているととんでもなく時間がかかるので急いでいる時はおすすめしません。
LCCのチェックインカウンターは常に混雑しているので呑気に並んでいると飛行機に乗り遅れてしまいます。
もしくは友達の荷物が軽ければ一時的に自分の荷物を友達のスーツケースに入れてもらうのもアリです。
ベンチに置いていく
一人旅で、ポケットも無く、ウエストポーチも持っていない場合は最終手段としてベンチに荷物を置いてからチェックインするのも1つの手です。
私も何回か重いものをベンチにくくりつけてチェックインをしてから、再びベンチに荷物を取りに戻ったことがあります。
鍵もつけないでベンチに置いておくと盗まれる可能性もあるので、必ず荷物をベンチにくくりつけてから離れましょう。
南京錠もいいですが、ワイヤーロックがあれば便利です。
ただし最近では空港で荷物だけベンチに残しておくと危ないものだと思われて警備員がやってくることも考えられなくないので、あくまで最終手段だと思っておきましょう。
まとめ
今回はLCCに乗る前に荷物を軽くして重量オーバーを回避する5つの裏技を紹介しました。
もう一度まとめます。
- ポケットに詰め込む
- ウエストポーチ・サイドバッグを使う
- 手に持つ
- 友達に持っててもらう
- ベンチに置いていく
一番の理想はポケットに詰め込めることですが、大きすぎてなかなかポケットに入らなかったり、ポケットの数が少ない場合もあると思います。
そんな時の為に旅行用のウエストポーチやサイドバッグなども用意しておくのが無難です。
残りの3つはあくまで最終手段として考えるのが良いでしょう。
いずれにせよ、LCCは手荷物制限が厳しいので、お土産などで荷物が重くなりそうであればあらかじめ受託手荷物(預入手荷物)を追加してのが無難です。
ただし重量制限をほんのちょっと超えるくらいで受託手荷物を預けるのはかなりもったい無いので、普段から旅行に行く機会が多い人はLCC専用の軽いスーツケースを持っている方が良いと思います。
今後はLCC路線ももっと増えるはずですので、LCC専用のスーツケースを1つ用意しておけば毎回重量制限やサイズ制限に悩まされることはありません。
LCC機内持ち込みスーツケースに関しては下の記事を参考にしてみてください。
コメント