海外旅行に行く時に絶対に忘れたくないのが現地のコンセント事情。
コンセントは世界各国共通ではなく、国によってプラグの形状も電圧も違うので、現地のコンセントに合った変換アダプター(変圧器)を持っていかないとスマホの充電も出来ません。
マレーシアのコンセントも日本とはプラグの形状も電圧も違うので、事前に自分で用意しておく必要があります。
私も先月約17年ぶりにマレーシアに行きましたが、前々日に
ハッ!!マレーシアって日本のコンセント使えないじゃん!ガッデム!
ということに気付いて急遽アマゾンで変換アダプター購入しました。
プライム会員だったので次の日にちゃんと届けてくれました(助かった)。
そこで今回は私が実際にマレーシアで使った変換アダプターと世界各国のコンセント事情について簡単に紹介します。
これから海外旅行に行く方はぜひ参考にしてみてください。
マレーシアでは変換アダプター(変圧器)が必要
結論から言うとマレーシア旅行には変換アダプター(変圧器)が必須です。
マレーシアの電圧は220Vで周波数は50Hz。
対して日本のコンセントの電圧は100Vで周波数は50-60Hz。
さらにコンセントの形状もマレーシアと日本では大きく異なります。
コンセントの形状 | 電圧 | 周波数 | |
---|---|---|---|
マレーシア | BF(三又)タイプ | 220V | 50Hz |
日本 | A(二又)タイプ | 100V | 50-60Hz |
マレーシアのコンセントはBF(ブリティッシュ・フラット)と言って差し込む棒が3本あります。
対して日本のコンセントはA(アメリカン)で2本しかありません。
なので日本の充電器などをマレーシアで使おうとしてもそもそもコンセントに差し込むことも出来ないのです。
変圧器と変換アダプターの違い
変圧器と変換アダプターは度々混同されがちですが、実際に全然別物です。
変圧器とはその名の通り「電圧を変える器械」のこと。
変圧器の特徴は少し幅があって大きいことです。
例えば電圧が220ボルトのタイで日本の電化製品(100V)をそのままコンセントに繋いで使うと電化製品が壊れたり、ブレーカーが落ちることがあります。
これは日本の電化製品が100Vの電圧までしか耐えられないからで、2倍以上の220Vの電圧だとショートしてしまうのです。
一方変換アダプターとはコンセントの形状を変えるための器機で、電圧を変える機能はありません。
マレーシアは3又なので日本の2又のコンセントを差し込むことは出来ません。
そこで変換アダプターを使って2又のコンセントを3又にしてマレーシアでも使えるようにするのです。
変換アダプターは電圧を変える機能はついていないので変圧器と比べるとかなり小さめです。
私が買った変圧器(変換アダプター)
正直に言ってしまうと日本の電化製品は240Vの電圧まで耐えられるので、海外に行く時も変圧器は必要ないのですが、中国製の製品はあんまり信用出来ません。
電圧が対応しているはずなのに、ものすごく熱くなったり、煙が出ることもあるので(経験済み)出来れば変圧機能が付いた変換アダプターを買っておくのがおすすめです。
今回私がマレーシア旅行用に買った万能変換アダプターがこちら。
裏面はこんな感じ。
この万能変換アダプターはマレーシアだけでなく、世界中どこの国に行っても使えます。
私はそんなに海外旅行に行く人間ではありませんが、どうせなら万能なタイプを買っておいた方が無難。
変圧機能と変換機能に加えてUSB口が2つも付いています。
なので3つ以上のUSBケーブルを同時に充電することが可能です。
ここに日本に2又のコンセントを差します。
こんな感じで何本でも同時に充電することが出来ます。
ただしアダプターはかなり熱くなるのでご注意を。
ちなみにUSBアダプターは2口付いているこれを使っています。
最低でも2つはないと結構不便で困ります。
世界各国のコンセント事情
先述した通り、世界共通のコンセントというものはありません。
国や地域、歴史背景によって使われているコンセントの形状や電圧が異なるので、これから自分が行く国にあったものを準備しましょう。
地域 | 国名 | 電圧(V) | プラグタイプ | アダプタタイプ |
アジア | 日本 | 100 | A | 日本と同じ(以下日本) |
中国 | 220 | A・B・B3・BF・C・O・SE | 日本 | |
香港 | 220/230 | BF・C・B3 | イギリス・日本 | |
インド | 220 | B3・C | イギリス | |
インドネシア | 127/220/240 | A・C・SE | オーストラリア・日本 | |
韓国 | 110/220 | A・C・SE | 日本 | |
シンガポール | 220~240 | BF・B3 | イギリス・日本 | |
台湾 | 110 | A・O | 日本 | |
タイ | 220 | A・C | 日本 | |
マレーシア | 220 | BF | イギリス・日本 | |
北米 | アメリカ・カナダ | 110/120 | A | 日本 |
中南米 | ブラジル | 110/127/220 | A・C・SE | 日本 |
メキシコ | 110/127 | A | 日本・フランス | |
ヨーロッパ | オーストリア | 220 | C・SE | オーストリア |
フランス | 220 | C・SE | フランス | |
イギリス | 240 | BF | イギリス | |
ドイツ | 220 | C・SE | ドイツ | |
イタリア | 125/220 | C・SE | イタリア | |
スペイン | 125/220 | C・SE | 日本 | |
フィンランド | 220/230 | C・SE | フィンランド | |
ロシア | 220 | B・C・SE | ロシア | |
エジプト | 220 | C | フランス・日本 | |
トルコ | 220 | C・SE | 日本 | |
アフリカ | ケニア | 220/240 | B3・BF・C | イギリス・日本 |
オセアニア | オーストラリア | 220~240 | O | オーストラリア・日本 |
ニュージーランド | 230/240 | O | イギリス |
こちらのサイトを参考にしました。
もし何カ国も回る予定があるという場合には断然私が買った変換アダプターがおすすめです。
これがあれば世界中どこに行ってもコンセントで悩むことはありません。
出来れば2つくらい持っていると安心ですね。
変換アダプターや変圧器は数百円で変えるものもありますが、耐久性などを考えると千円以上するものを買っておいた方が無難です。
現地でも変換アダプターは売っていると思いますが、売っているお店を探すのは面倒だし、ちゃんと使えるのかも怪しいので自分で用意しておくのが良いと思います。
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