ウーバーイーツの配達には「クレジットカード払い注文」と「現金払い注文」の2種類があります。
「クレジットカード払い注文」は注文者が事前にクレジットカードで料理の代金を支払っているので料理を渡すだけですが、「現金払い注文」の場合は料理の受け渡しと同時に配達員が注文者から代金を徴収する必要があります。
デフォルトは「クレジットカード払い注文」のみで配達員は後から「現金払い注文」を受けつけるかどうか選択することが出来ます。
私は基本的に常に現金払いの注文を受けていますが、現金払いは色々と面倒なことがあるので、設定をオンにするのを渋っている配達員も多いかと思います。
そこでこの記事では現金払いを受けるメリット、デメリット、リスクなどについて簡単に紹介します。
これから現金払い設定をオンにしようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
現金払いを受けるメリット
まずは現金払いを受けるメリットから解説していきます。
配達依頼が多く入る(稼げる)
現金払い設定をオンにするとクレジットカード払いの注文+現金払い注文も受けることになります。
つまり単純に考えて配達依頼が多く入るようになります。
配達依頼がたくさん入るということはつまり、もっと稼げるということ。
結論から言って私は現金払い設定をオンにしたら時給が上がりました。
実はクレジットカード払い注文のみを受けていた時は数時間配達依頼が入らないという日も普通にありました。
5時間で時給ゼロ。#ウーバー#中野 pic.twitter.com/IiOshGnyFw
— ฮิคารTeru@UberEats (@mitsushimalove) 2019年6月5日
ピーク時にも関わらずにです。
時給にしたら数百円。
あまりに鳴らないのでサポセンに問い合わせてみましたが、当たり前のアドバイスをもらっただけでした。
しかし現金払い設定をオンにしてからは安定的に時給1000円〜稼げるようになりました。
以前は一時間に2件鳴ればいい方でしたが、今では一時間に3〜4件くらいが平均になりました。
雨の日や週末はもっと鳴る時もあります。
インセやブーストなど諸々を含めると時給換算で2000円を超える週も。
もちろん時給2000円を超えるためには雨インセやブーストをしっかり利用することが重要ですが、現金払い設定をオンにしたことで配達依頼が多くなったのは確かです。
なかなか配達依頼が入ってこなくて稼げないと悩んでいる方は一度現金払い設定をオンにしてみましょう。
やっぱり現金払いを扱わなければ鳴らないですか?#ウーバーイーツ #ubereats
— うばてぃ/uber eats大阪 (@uber_t_s) October 8, 2019
すぐに現金がもらえる
現金払いの第二のメリットはその場で現金がもらえること。
多い時には一日数万円の現金を受け取ることもあるので一日にして小金持ちになったように錯覚することが出来ます。
現金配達ONにしてたらそればっかり意図的に行かされてる気がする。。
現金支払いの人は15%ほどと言いながら、僕の場合は23件中17件?くらい現金払い🤔
現金受け付けない方が、残りの85%の方を行かせてくれて稼げるかも?
今度試してみよう!#ウーバーイーツ#UberEats pic.twitter.com/9zJFxb4p71— アキラジオ (@akiradio1989) September 22, 2019
もちろん後で自分のクレジットカードから「注文料金ー報酬」が引き落とされるので全額もらえるわけでありませんが、現金が貯まっていくのはいい気持ちです。
一時的に財布がパンパンになるので
今日もたくさん稼いだぞ!!
という気分に浸れます(もちろんあとで引き落とされますが)。
ATMで現金を下ろす必要もないのもいいですね。
現金払いを受けるデメリット
現金払いにはデメリットもあります。
というよりも実はメリットよりもデメリットの方が多いです。
お釣りが面倒
現金払い注文は注文者が直接配達員にお金を払うので、お金の受け渡しが発生します。
これが結構面倒でストレスフル(stressful)な時もしばしば。
ウーバーイーツ現金払い始まったけど配達する人面倒臭すぎ笑う
— うちしゅん (@uchi12shun) March 2, 2019
全額ぴったり払ってくれればいいですが、中にはお釣りが出ることもしばしば(というよりもこっちの方が多い)。
つまり配達員はお釣りを自分で用意しなくてはいけません。
お、ウーバーイーツの現金払いのためのクレカ決済の審査通ったみたいだ 現金払いのお客さんって全体の3~4割くらいは居るって話だからな、お釣り用意しとかなきゃ…
— いかさ (@ikasa_1225) October 8, 2019
お釣りをちゃんと用意しないで配達先に行った場合
げっ、釣りがない。ちょっとコンビニに行って両替してきます。
となってしまい時間をロスするし、注文者からの評価も下がります。
たまに1万円札だけ出す注文者もいるので、500円から1円まできっちり揃えておかないと毎回両替しに行く羽目になってしまいます。
なので現金払いをオンにする時は前もって十分なお釣りを用意しましょう。
目安としてはこんな感じです。
- 1円5枚
- 5円5枚
- 10円10枚
- 50円5枚
- 100円10枚
- 500円5枚
- 1000円札10枚
最低でもこれくらい用意してないと一人の注文者で小銭が不足することもあります。
特に10円玉と100円玉は不足しがちなので5枚では足りなくなります。
あと、小銭はかさばるので普通の財布に入れるととかなり不便だし、注文者の目も気になるのであんまりおすすめ出来ません。
そこで私は片手で取り出せるコインホルダーを使っています。
これならすぐに小銭を手渡すことも出来るし、ポケットをじゃらじゃらさせる必要も無くなります。
以前は100均のコインケースを使っていたのですが、諸々の理由で使うのをやめました。
- プラスチック製で割れやすい
- 小銭が増えると重い
- 意外と硬貨が取り出しにくい
- ひっくり返すと大惨事
- 見栄えが悪い
コインケース自体は便利ですが100均はおすすめしません。
ちなみに最近「欲しいな〜」と思っているコインケースがこちら。
フタの部分が受け皿になっているので取り出す硬貨が一目で分かるし、こぼれる心配もなし。
これを持ってたら絶対注文者からも好感持たれると思うし、普段使いも出来ます。
買ったらレビューを書きます。
小銭が重い
一度でも現金払い設定をオンにして稼働してみれば分かりますが、小銭がめちゃくちゃ貯まります。
一日中現金払いをオンにしていると小銭だけで1万円を越えることもあり、持ち運ぶのも重くて大変だし、小銭ばっかりあってもしょうがないので銀行口座に自分で預けに行かなくてはなりません。
ウーバーイーツ現金払いで得た小銭振り込みにきたけどATMで1万5千くらいでした😭😭ゆうちょのATMで何回も小分けにして振り込みました。
ゆうちょ銀行だと1度に20枚までだけどUFJ銀行だと100枚まで!次からUFJ銀行ATMで振り込もう!#ウーバーイーツ#UberEats pic.twitter.com/hH2xqX2xTc
— アキラジオ (@akiradio1989) September 17, 2019
私も毎週月曜日の前の週に貯まった小銭を全てUFJに入れています。
遠くから呼ばれる確率が高い
現金払い設定をオンにすると近くのレストランではなく、5分とか7分とかかなり遠くのレストランから呼ばれる確率が高くなります。
これはちょっと考えればすぐに分かります。
例えばAというレストランに現金払いの注文が入った場合、ウーバーのAIは近くにいる現金払い設定をオンにしている配達員を探します。
しかしレストランの近くにクレジットカード払いのみを受け付けている配達員しかいなければ、AIはさらに遠くの現金払い設定をオンにしている配達員を探します。
するとピコンピコン鳴った配達員(現金払いオン)は結果として遠くのレストランから呼ばれることになるのです。
新宿や池袋など、レストランの数も配達員の数も多いエリアではあんまり起こりませんが、エリア間を移動している時なんかは結構遠くから呼ばれます。
特に雨の日は現金払いをオンにしている配達員が少ないので、とんでもないくらい遠くから呼ばれることも多いです。
豊島区から板橋区や、新宿区から中野区など区をまたぐのは当たり前になるので体力的にはかなりキツイです。
ただし鳴ることは鳴るのでインセがかかっている時なんかはあえてオンにしてみるのも戦略の一つです(私は常にオン)。
現金払いを受けるリスク
デメリットとは違い、現金払いを受けるときにはかなり深刻なリスクが伴うことも稀にあります。
注文者が代金を払わない
私は経験したことはありませんが、注文者の中には代金を支払わない(もしくは足りない)という人もいる可能性があります。
現金払いの場合、注文者から代金をもらわないと料理の代金は配達員が負担することになるので注意が必要です。
アプリには一応注文者が料金を支払わなかったことを報告する画面があります。
ここに受取額(注文者が払った代金)を入力すると、後でUber側がフォローアップしてくれることになっています。
しかし、実際にどのように配達員に補償されるのかは不明です。
というよりも多分保証されないので注文者が代金を全額払わなかった場合は、アプリに入力するのではなく、その場でサポセンに電話してください。
サポセンはなかなか繋がりませんが根気よく粘ってください。
この画面で受取額を入力しても、差し引き分をUber側が補償してくれるという保証はありません。
お釣りのトラブル
これは私が実際に体験したトラブル。
詳しくは上の記事を読んでいただきたいのですが、お釣りをキッチリ渡したはずなのに、一旦家の中に入った後に「1000円足りない」と注文者に言われ、ちょっとしたトラブルになりました。
一緒にお札の数を数えたのに家に入った後に「お釣りが足りない」と言われても、こちらも困ってしまいます。
サポセンにも繋がらず、次の配達も入っていたのでとりあえず1000円を渡してから、「乗客が料金の一部を支払わなかった」としてアプリ上で報告し、その日のうちにメールでサポセンに事情を説明しました。
しかし1週間以上経ってからサポセンから返ってきたメールにはまさかの「自己責任だから補償なし」。
「次回はもっとしっかり金額を確認してください」という余計なアドバイスをもらっただけでした。
500回くらい現金払いで配達して初めての経験でした。
たった1000円(されど1000円)ですが、お釣りのトラブルになっても配達員への補償は無いということが分かってかなりショックでした。
もし注文者が悪い奴で、毎回「お釣りが足りない」と言い出せばその度に配達員が自己負担をしなくてはいけないなんてバカな話ですが、現状サポセンは何もしてくれません。
なのでお釣りのトラブルがあったら配達完了せずに、絶対にその場でサポセンに連絡して事情を説明しましょう。
後でメールで事情を説明しても絶対に補償してくれません。
アプリのバグ
最近になって現金払い案件なのに「現金を受け取らないでください」と表示されるバグが発生してるらしいです。
現金を受け取らないでくださいって出てきて、受け取らなかったけど、しっかり回収した扱いになっていて、しっかり残高きら引かれてた。
これで雨インセクリアしてもほぼ意味なしですね。 pic.twitter.com/N4pZXmvPiJ— はたらく!UBER配達員TOMIO (@UBRE4) October 18, 2019
しかしこれはバグなので、表示通りに受け取らないと配達員が料理の代金を負担することになります。
このバグは本当にひどいですね。
Uberがわざとバグっぽく見せているような気がしないでもありません。
まとめ
今回は現金払いの注文を受け付けるメリット、デメリット、リスクについて簡単に紹介しました。
最後にまとめると
- 配達依頼が多く入る(稼げる)
- すぐに現金がもらえる
- お釣りが面倒
- 小銭が思い
- 稀に現金トラブルあり
- アプリのバグなど
- 遠くから呼ばれやすい
こんな感じです。
現金払いをオンにすると配達依頼が多く鳴るというのは確かに魅力的ですが、エリアによっては現金払いがオフの状態でもバンバン配達依頼が入るようなので(例えば六本木とか)、稼働エリアによってオン・オフを切り替えてみるのも良いでしょう。
いずれにせよ現金払いのリスクはちゃんと頭に入れて置く必要があります。
もし注文者と現金トラブルになったら自分で解決するのではなく、必ずサポセンに連絡しましょう。
※2022年6月追記:正規品ウバッグの販売は終了しましたので業務用デリバリーバッグを購入しましょう。参考記事はこちら↓
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