この記事で解説することは主にこちらの3つです。
- ZIPAIRの機内持ち込み制限
- ZIPAIRの受託手荷物料金
- LCC機内持ち込みにおすすめなスーツケース
実際に私自身がZIPAIRを使って成田からバンコクへ行った時の写真や動画も載せていますので、これから初めてZIPAIRに搭乗する予定の方はぜひ参考にしてみていただければ幸いです。
「ZIPAIR搭乗の雰囲気を知りたい」という方はこちら。
ZIPAIR(ジップエアー)とは
――――――辞令――――――
社員はYouTuberを兼務すること
――――――――――――――…というわけで
本日から #ZIPAIR のYouTubeチャンネルの
本格配信がスタート❕😆皆さんからの応援📢とチャンネル登録を
お待ちしています📺🥰▶️https://t.co/Ij1EGnjyFw#初回は機内見学ツアー pic.twitter.com/mtn1WUx0Td
— ZIPAIRTokyo (@ZIPAIRTokyo) April 28, 2022
まずはZIPAIRについて超簡単にご説明します。
- 日本航空(JAL)の子会社LCC
- 乗務員はスニーカー着用
- 運航開始は2020年6月3日
- 日本のLCCで唯一ワイドボディ機(通路が2列)を所有
- 就航先はバンコク、ソウル、シンガポール、ホノルル、ロス(LA)
ZIPAIRは2022年5月時点で最も新しい日本のLCC。
時代の流れにも乗っかってYOUTUBEやツイッターなどで積極的に情報発信しているのがよいですね。
新しいLCCということで風通しの良さそうな社風が伝わってきます(しかも美男美女)。
日本航空のLCCなので添乗員さんは基本的に全員日本人。
サービスの質はフルキャリアと全く変わらないと言っても良いでしょう。
私はこれまで色々なLCCを利用してきましたが、添乗員さんのサービスの質という点ではナンバーワンだと思います。
さすがJALの子会社です。
機内でWi-Fiが使えるけど繋がりにくい
ZIPAIRの機内ではなんとWi-Fiが使えてしまうのでインターネット回線に繋ぐ事が出来るのです。
です、が
実際に試したところほとんど使い物にならなかったです。
私はツイート1つを読み込むのに5分以上かかりました。
「繋がった」という人もいるようですがYoutubeなどを観るくらいの速度は無いみたいなので期待しすぎないよう注意しましょう。
こちらがWi-Fiの接続方法です。
機内持ち込みと受託手荷物の違い
ここから本題の機内持ち込み荷物と受託手荷物について解説していきます。
まずは用語の簡単な説明をしていきます。
「機内持ち込み手荷物」とは機内に自分で持っていく荷物のこと。
英語だとcarry-on baggage(キャリーオンバゲッジ)と言いますね。
機内に自分で「運ぶ」から「carry」なのだと覚えておきましょう。
対して「預け入れ荷物(受託)」とはチェックインカウンターで預けてしまう荷物のこと。
チェックインカウンターでタグをつけられてベルトコンベヤーでどこかへ運ばれていってしまいます。
この荷物は飛行機が目的地に到着するまでは戻って来ません。
「預け入れ荷物は」チェックインカウンターで預けることから「Check-in baggage(チェックインバゲッジ)」と言います。
- 機内持ち込み:carry-on
- 預け入れ(受託):check-in
この2つの区別は非常に重要です(baggageはよく省略されます)。
海外旅行で頻繁に使う英単語は覚えておくと便利です(覚えてないと困ることもしばしば)。
kindleunlimited読み放題で英会話本を読むのもおすすめです。
ZIPAIRの機内持ち込み荷物制限について
まずは機内持ち込み荷物(carry-on)の制限について解説します。
機内持ち込み荷物の個数について
機内に持ち込める荷物の個数は最大で2つとなっています。
その他に小さなポシェットなどがあっても特に何も言われませんがありませんが、大きなリュックやボストンボッグなどは持ち込むことが出来ません。
3つ目以降の荷物は全て受託手荷物として扱われてしまうので注意しましょう。
機内持ち込み荷物のサイズについて
機内に持ち込める荷物のサイズは上の図の通りです。
数字だけだとイメージしにくいですが左側の図はSサイズのスーツケースに相当します。
「機内持ち込み可能」という記載のあるSサイズのスーツケースであれば基本的にどのLCCでも機内に持ち込むことが出来ます。
航空会社によって機内持ち込み荷物のサイズが数センチ異なる場合はありますが、私の経験上、LCCに乗る時にわざわざSサイズスーツケースのサイズを測られたことは一度もありません。
ZIPAIR搭乗記はこちらです。
チェックインは1:50前後です。
動画の中でもサイズについては何も言われてませんよね。
こちらが私がここ1年ほど使っているSサイズのスーツケース(ソフトケース)。
重さは約2.1kg。
これはSサイズスーツケースの中でも相当軽い方になります。
私のスーツケースについてもっと詳しく知りたい方はこちら。
4000円くらいで買える安価なSサイズのスーツケースは2.7~3.4kgと結構な重さがあるので機内持ち込みに適当であるとは言えません(受託手荷物ならOK)。
例えばこちらのスーツケースはアマゾンで4999円(2022年5月現在)ですが、重さが2.7kgあります。
「超軽量」と言う文言がありますが、2.7kgはどちらかと言えば重いです。
下で後ほど解説しますが多くのLCCでは機内持ち込み荷物は重量が7kgまでとなっていることが多いため、スーツケースはなるべく軽いものを選ぶことをおすすめします。
「超軽量」という文言に騙されず、しっかりと重さを確認しましょう。
機内持ち込み荷物の重さについて
機内持ち込み荷物の重さは7kgとなっています。
7kgで具体的にどのくらいの荷物が入るのかはこちらの記事をご参照ください。
ちなみに1人につき7kgなので、2人だったら14kgになります。
私がZIPAIRに乗った時は2人で10.9kgだったので余裕でセーフでした。
1人が7kgを超えても2人で14kgを超えなければ特に問題はありません。
超過料金について
もし7kgを超過する場合は超過料金を支払う必要があります。
この超過料金には注意点が2つあり、ZIPAIRの場合は
- 支払いは出発の24時間前まで
- 重さは最大12kgまで(つまり超過分は5kgまで)
となります。
当日空港のチェックインカウンターで機内持ち込み手荷物の超過料金を払うことが出来ません。
必ず事前にZIPAIRのWEBサイト(もしくはその他の予約サイト)から超過料金を払いましょう。
もしチェックインカウンターで機内持ち込み荷物の重さが制限の7kgを超えてしまった場合は強制的に受託手荷物(預け入れ)となりますので注意しましょう。
ちなみに事前に機内持込手荷物の超過料金(5kg分)を払う場合は以下になります。
機内手荷物超過料金(5kg分)
|
成田 – ソウル | 2,000円 |
ソウル – 成田 | 24,000ウォン | |
成田 – 台北 | 準備中 | |
台北 – 成田 | 準備中 | |
成田 – バンコク | 2,500円 | |
バンコク – 成田 | 800バーツ | |
成田 – シンガポール | 2,500円 | |
シンガポール – 成田 | 30シンガポールドル | |
成田 – ホノルル | 3,500円 | |
ホノルル – 成田 | 32ドル | |
成田 – ロサンゼルス | 4,500円 | |
ロサンゼルス – 成田 | 41ドル |
空港のチェックインカウンターで受託手荷物を購入すると一番割高になってしまうので、事前に機内持ち込み手荷物の重さが7kgを超えそうな場合は
- 事前に機内持ち込み手荷物の超過料金を払う(12kgまで)
- 事前に受託手荷物を購入しておく
のどちらかの策を講じましょう。
機内持ち込みか受託手荷物か
どちらが良いかはケースバイケースですが、トータルの重さが12kgを超えてしまいそうなら、迷わず「事前に受託手荷物を購入しておく」ことをおすすめします。
なぜかと言うと、機内持ち込み超過料金(5kg分)と受託手荷物料金(14kgまで)の差額が1000円しかないから。
成田→バンコク行きを例に挙げると
料金 | 重さの合計 | |
機内持ち込み超過料金(5kg分) | 2500円 | 7kg+5kg=12kg |
受託手荷物料金(14kg) | 3500円 | 7kg+14kg=21kg |
になります。
つまり1000円追加で払えば9kg分(21kg-12kg)の荷物を預けることが出来るのです。
わざわざ機内持ち込み荷物を12kgギリギリにするよりも、受託手荷物料金を払って21kgまで余裕を持った方がいいですよね。
逆に「7kgは超えるけど12kgは超えない」という方は超過料金5kg分を払って全ての荷物を機内持ち込みにしてしまうのが良いでしょう。
ちなみに私は2022年5月のタイ旅行の帰りの便(ZG52便)は12kgまでの機内持ち込みにしました。
こちらの動画です。
ZIPAIRにおすすめなSサイズスーツケース
私が2022年5月にバンコクに行った時に持っていったスーツケースがこちら。
グリフィンランドというブランドのソフトケースです。
買った時に撮った写真です。
外ポケットが2つ付いてて便利です。
中にも外にもポケットがあるのが嬉しいですね。
左側が国内旅行でたまに使うソフトキャリーバッグ。
こっちはリュックのように背負うことが出来るので階段とかが楽チンです。
ちなみに重さは2.2kgとこっちもかなり軽いです。
グリフィンランドのスーツケースは自転車のカゴにも乗ります。
容量アップも出来ちゃいます。
海外旅行は思わぬお土産を買ったりするのでこの機能は結構重宝します。
ただし多く詰めすぎると前に倒れちゃうので注意しましょう。
2021年4月に購入してほぼ毎日使っているのでやや汚れていますが、丈夫なのでまだまだ使っています。
タイ旅行中はこんな感じでバイクにくくりつけています。
しっかり締め上げました。
こんな山道でもへっちゃっらでした(遭難しかけたけど)。
この時は本当に死ぬかと思いました( ;∀;)
2022年5月のバンコク・チェンマイ旅動画をまとめた記事はこちら。
万が一壊れた時に備えて別カラー(ブラック)も同時に買ったのですが、まだまだ使う機会が無さそうです。
LCC用のスーツケース選びで悩んでいる方は是非ともグリフィンランドのスーツケースをおすすめします(耐久性はお墨付き)。
2022年5月現在Amazonが最安です。
ちなみに私が以前使っていた1.9kgの超軽量スーツケースは足がもげて壊れてしまいました。
左側の赤いスーツケースです。
2019年に買ってから2年近く使ったので文句はありません。
本当はこちらのスーツケースを買い直そうと思ったのですが人気すぎて売り切れでした(2022年5月現在も継続中)。
いずれにせよスーツケースやバッグパックは軽ければ軽いほど良いです。
私のように普段からLCCをよく利用し、なるべく受託手荷物は無しで節約したい方にはグリフィンランドのスーツケースがおすすめ。
アマゾンで買えば気に入らなかった場合でも送料無料で返品出来るので安心です(楽天市場はポイント付与が複雑すぎるのでおすすめしません)。
その他のSサイズスーツケースが見たい方はこちらからどうぞ。
重さが心配な方は電子はかりを使って事前にある程度の荷物の重さを把握しておくことをお勧めします。
成田空港にはパッキングエリアもあるので知っておくと便利です。
どうしても超過料金を節約したい方はこちらの記事もどうぞ。
ZIPAIRの受託手荷物料金について
機内持ち込み出来ない荷物は全て受託手荷物(預け入れ荷物)となります。
受託手荷物は、規定サイズ(3辺の和が203㎝以下)を満たす合計5個お預けいただけます。
重さは1個あたり14kg、23㎏もしくは32㎏までとなり、料金が異なります。(一個当たりの重量は最大32㎏までです)(受託手荷物について:ZIPAIR公式)。
まとめます。
受託手荷物のサイズ | 3辺の和が203cm以下 |
受託手荷物の個数 | 最大5kg |
1個あたりの重さ制限 | 14kg, 23kg, 32kg |
1個当たりの最大重量 | 32kg |
「3辺の和が203cm以下」というのがイメージしづらいですが、スーツケースで言うと100L以上の超大型スーツケースに当たります。
「3辺の和が203cm以上」のスーツケースは普通の人に運べる大きさではないので、おそらく存在しません。
基本的にどのスーツケースでも受託手荷物に出来ると考えて良いでしょう。
受託手荷物の料金は荷物の重さ(14kg、23kg、32kg)で3つに分かれます。
仮に荷物の重さが15kgだとしても、23kgの料金で計算されてしまうので注意しましょう。
受託手荷物が14kgまでの料金
受託手荷物料金(1個分、14㎏まで)
|
成田 – ソウル | 3,000円 |
ソウル – 成田 | 36,000ウォン | |
成田 – 台北 | 準備中 | |
台北 – 成田 | 準備中 | |
成田 – バンコク | 3,500円 | |
バンコク – 成田 | 1,130バーツ | |
成田 – シンガポール | 3,500円 | |
シンガポール – 成田 | 42シンガポールドル | |
成田 – ホノルル | 4,500円 | |
ホノルル – 成田 | 41ドル | |
成田 – ロサンゼルス | 5,500円 | |
ロサンゼルス – 成田 | 50ドル |
受託手荷物が23kgまでの料金
受託手荷物料金(1個分、23㎏まで)
|
成田 – ソウル | 4,000円 |
ソウル – 成田 | 48,000ウォン | |
成田 – 台北 | 準備中 | |
台北 – 成田 | 準備中 | |
成田 – バンコク | 4,500円 | |
バンコク – 成田 | 1,450バーツ | |
成田 – シンガポール | 4,500円 | |
シンガポール – 成田 | 54シンガポールドル | |
成田 – ホノルル | 5,500円 | |
ホノルル – 成田 | 50ドル | |
成田 – ロサンゼルス | 6,500円 | |
ロサンゼルス – 成田 | 59ドル |
受託手荷物が32kgまでの料金
受託手荷物料金(1個分、32㎏まで)
|
成田 – ソウル | 5,000円 |
ソウル – 成田 | 60,000ウォン | |
成田 – 台北 | 準備中 | |
台北 – 成田 | 準備中 | |
成田 – バンコク | 5,500円 | |
バンコク – 成田 | 1,770バーツ | |
成田 – シンガポール | 5,500円 | |
シンガポール – 成田 | 66シンガポールドル | |
成田 – ホノルル | 6,500円 | |
ホノルル – 成田 | 59ドル | |
成田 – ロサンゼルス | 7,500円 | |
ロサンゼルス – 成田 | 68ドル |
ゴルフ用品、スキー・スノーボード用品などの料金については公式サイトをご覧ください。
ZIPAIR受託手荷物の超過料金は
なお、事前に14kgもしくは23㎏の受託手荷物料金をお支払いいただいていた場合でも、受託手荷物がご購入いただいた受託手荷物料金分の重量を超過する場合は、空港カウンター(クレジットカード支払いのみ)で差額に加え、事務手数料のお支払いが必要です(受託手荷物について:ZIPAIR公式)。
事前にWebから受託手荷物料金を払った場合でも、空港のチェックインカウンターで重量オーバーが認められれば差額分の超過料金を支払うことになります。
ちなみに事務手数料についてはこういう記載があります。
※但しコンタクトセンターまたは空港カウンターでご購入の際は別途事務手数料がかかります(1,000円程)。よりお得にご利用いただくために、事前にWebサイトでのご予約をおすすめしております。
事務手数料は1000円ですね。
例えば成田→バンコク行きの便で14kgで購入した受託手荷物が、当日重さを測ったら15kgになっていた場合は23kgの受託手荷物料金を支払うことになります。
成田→バンコク便の受託手荷物料金は
14kgまで | 3500円 |
23kgまで | 4500円 |
32kgまで | 5500円 |
なので差額の1000円(4500円ー3500円)+事務手数料1000円=合計2000円を追加で払うことになります。
まとめ
今回はZIPAIRの機内持ち込み荷物料金、受託手荷物料金、LCC機内持ち込みにおすすめなスーツケースについて解説しました。
LCCは航空券自体が安い反面、機内持ち込み荷物や受託手荷物の料金体系がやや複雑なので搭乗前にしっかり確認しておきましょう。
「結局どのスーツケースを買っていいのかわからない」という方にはグリフィンランドのスーツケースがおすすめ。
アマゾンで買えば気に入らなかった場合でも送料無料で返品出来るので安心です(楽天市場はポイント付与が複雑すぎるのでおすすめしません)。
「ZIPAIR搭乗の雰囲気を知りたい」という方はこちら。
コメント