長時間のフライトは普通の人にとってもあまりいいものではありませんが、腰痛持ちにとってはその辛さとストレスは計り知れません。
ファーストクラスやビジネスクラスならまだ楽でしょうが、エコノミークラスだったりLCCの座席は窮屈で、腰の負担が半端ではありません。
重度のヘルニア持ちの私もタイ旅行には必ずLCCを利用しますが、毎回腰が痛くなるのでタイに着く前からかなりテンションが下がってしまう事もしばしば。
おそらく腰痛を患っている方は同じような悩みを抱えている事と思います。
そこで今回はそんな腰痛持ちの為に機内で使えるおすすめ快適グッズと機内で出来る腰痛対策をまとめてみました。
全部を試すのはちょっと厳しいですが、腰の負担が楽になりそうなグッズを厳選してみたので次の旅行の参考にしてみてください。
SmartTravel 飛行機用クッション
腰痛持ちにとって嫌なのがシートと腰の間に隙間が空いてしまうこと。
腰が浮いてしまうと意識がそっちにいきがちでリラックスすることが出来ません。
そこでおすすめなのでこの飛行機用の腰当てクッション。
空気を入れて膨らませるタイプのクッションなのですが、エアバルブ(空気栓)があるのでそれを開けば自動で膨らむ優れもの。
しかも後ろにゴムバンドも付いているので普段自宅にいる時なんかも腰当てとして使えます。
さらにこのクッションの凄いところはネックピローとしても使えること。
U字型のネックピローは便利ですが、人によっては全然合わなくて毎回首が痛くなる(私です)ということもあります。
旅行先の宿の枕が合わない時にもこのクッションで代用出来ます。
まさに一石三鳥。
U字型のネックピローはずっと首にかけていられるので便利ではありますが、腰痛持ちとしてはSmart Travelのクッションをオススメ。
実際にSmart Travelを使ってみたレビューはこちら。
【飛行機×腰痛対策】重度のヘルニア持ちがオススメするグッズを紹介
コジット ゲル携帯クッション
続いて紹介するのはお尻に敷く携帯携帯クッション。
内側(半面)がウレタンフォーム、内部にハニカム状のゲルが内蔵されています。
上半身の重みをハニカム状のゲルとウレタンフォームが受け止め、体圧を分散するので、長時間座っても疲れにくい作りとなっています。
しかも四つ折りにして専用の収納袋(22×28.5cm)に入れればどこにでも持っていくことが可能。
いつも長時間シートに座るとお尻が痛くなる、という方におすすめのアイテムですね。
こちらは携帯にはちょっと不向きですが家では使えそうです。
ヨックッション
ヨックッションは空気を入れて膨らますタイプのお尻用クッション。
私はSmart Travelのエアークッションで満足しているので使ったことはありませんが、レビューを見る限りでは疲れ方と腰への負担が全然違うそうです。
1年以上使っている人もいるそうなので耐久性もばっちし。
特にお尻の痛みに悩んでいる方はこのエアークッションがおすすめですね。
TWOTAILS腰サポートベルト
飛行機に乗っている間の対策だけじゃなくて、「そもそも腰痛を根本的に改善したい」という方は腰痛ベルトを試してみてもいいかも知れません。
これなら普段から骨盤を矯正してくれるので余計な心配をせずに飛行機に乗れそうですね。
フットレスト
直接腰痛対策にはなりませんが、足を置く場所によっても腰に負担がかかることがあるのでこういうフットレストがあると便利です。
自分で出来る腰痛対策・ストレッチ
上のグッズがあれば長時間フライトもなんとかやり過ごせそうですが、万が一
やばい!クッション預入荷物の中じゃんOMG。ガッッデム。
というようなことが起こると大変です(実体験済み)。
そんな時は次の5つの方法を試してみてください。
骨盤を立てて座る
腰にもっとも負担をかけない座り方は「正座」だそうです。
正座をすると骨盤が真っ直ぐ立ちますが、これが腰の負担にならないそうです。
しかし機内の狭い座席で正座は出来ません。
そんな時はなるべく骨盤が立つように意識して座ることが大切です。
こういう低反発クッションを普段から使っていれば骨盤を意識して座ることが出来ますね。
座席は深く座る
腰痛持ちにとって一番辛いのが座席と腰の間に隙間が出来てしまうこと。
そうならない為にも出来るだけ座席は深く座りましょう。
そしてなるべく背もたれには寄りかからず、背骨が伸びて安定した姿勢を保ちましょう。
身体の向きを横にする
これは私が治験で入院中に看護師さんが教わったのですが、椅子に座っていて辛い時は身体の向きを横向きに変えて重心を少しずらすだけで腰痛が和らぎます。
大柄な方はちょっと厳しいですが、かなり効果があるのでぜひ一度試してみてください。
治験関連記事はこちら。
数時間おきにストレッチをする
腰痛が酷くなる一番の原因は長時間同じ姿勢で座っていることです。
なので「ちょっと腰が辛くなってきたな」と思ったらまずは軽くストレッチをしてみましょう。
トイレに行くついでに立ち上がり、通路を散歩してみるのも良いと思います。
トイレの中で身体を伸ばしたりするのも効果的です。
通路側の座席にする
窓側の席はどうしても物理的にも心理的にも窮屈になります。
またトイレに行くときにも隣の人に気を遣ったりするので立ち上がったりするのを避けがちです。
景色が見れないのは残念ですが、腰痛持ちは迷わず通路側の座席を選びましょう。
まとめ
今回は腰痛持ちのおすすめの機内快適グッズと、快適グッズを忘れてしまった時の対処法を紹介しました。
腰痛はなってみないとわからない辛さがあるので、なかなか他人には理解されません。
しかし腰痛持ちでもせっかくの旅行くらいは快適に過ごしたいものです。
もし腰痛が心配で飛行機に乗るのをためらっている方がいれば、まずは一番最初に紹介したエアークッションがおすすめ。
これがあるのとないのでは腰の負担が随分と違います。
快適グッズを持っていなくても(スーツケースの中に忘れてしまっても)、先ほど紹介した自分で出来る腰痛対策を試してみてください。
1つでも知っていると精神的にもかなり楽になりますよ。
私がLCCに持ち込む時の荷物の中身はこちらで紹介しています。
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