この記事では(ほぼ)初めてマレーシアに旅行に行く人が知っておきたい基本知識などを紹介しています。
私事ですが、来週からマレーシアに行ってきます。
特に自分が行きたいわけではないのですが、ちょっとした緊急事態が発生しました。
というのもマレーシアのペナン島に住んでいる姉のクレジットカードがスキミングされてしまったのです。
どうやら買い物か何かで使った日本のクレジットカードがスキミングされ、誰かにアメリカのネットショップで勝手に使われていた模様。
クレジットカードはすぐに止め、勝手に使われたお金はカード会社が補償してくれるようなので特に損害はないのですが、カードを再発行しなければならなくなりました。
しかし姉は今マレーシア。
当然カードは日本で再発行され、日本の住所に届います。
そこで万年暇人(仕事くれ)の私が日本からクレジットカードをマレーシアのペナン島にいる姉に届けることになりました。
マレーシアに行くのは実に17年(18年?)ぶり。
その時はまだ子どもで家族と一緒だったので、一人で行くのは今回が初めてです。
考えてみればマレーシアのことはほとんど何も知りません。
アメリカ留学中にマレーシアからの留学生たちと交流したので言語ががマレー語でイスラム教が国教くらいは知っていますが、その他は何もわかりません。
というわけでマレーシアに行く前にマレーシアのことをちょこっと調べて簡単にまとめてみました。
これからマレーシアに旅行を考えているけど、特にマレーシアのことは何も知らないという方がいたら参考にしてみてください。
マレーシア概要
まずはマレーシアがどんな国なのかを箇条書きにしてみました。
- 連邦立憲君主制国家(イギリス連邦加盟国)
- 1963年に国が成立
- タイ、インドネシア、ブルネイと国境を接する
- ASEANの一員
- 公用語はマレー語
- 国教はイスラム教
- 立憲君主国なので国王がいる
- 首相もいる
- 人口は約3100万人(2017年)
- 多民族国家(マレー系・華人系・インド系)
- 通貨はリンギット(RM)
- 1リンギット=約25円(2019年8月)
- 物価はだいたい日本の1/3
- 国際電話番号は60
だいたいこんな感じです。
これだけ見ればぼんやりとどんな国なのかがわかりますね。
ちなみにマレーシアの国旗の月と星はイスラム教のシンボル、赤と白の線はマレーシアの13州とクアラルンプールを表しています。
歴史
現在のマレーシアと繋がりがあるもっとも古い王朝は15世紀から16世紀に栄えたマラッカ王国とされています。
建国したのはスマトラ島南部の王族シュリーヴィジャヤの王子パラメスワラ。
中国の明王朝との朝貢貿易もしていたそうです。
それからオランダの植民地になったり、イギリスの植民地になったり、日本軍が占領したり色々あって、1957年に「マラヤ連邦」として今の国家体制を築きます。
そして1963年にシンガポールや東マレーシアのいくつかの州を含めた「マレーシア連邦」が成立します。
しかし2年後にシンガポールが分離独立し、今のマレーシアとなりました。
かなりざっくりとした説明で恐縮です。
詳しく知りたい方はぜひ関連書籍をご覧ください。
言語
公用語はマレー語。
ただし準公用語が英語なので英語を話せる人がかなり多いです。
多民族国家なのでそれ以外にも中国語やタミル語も話されています。
マレー語はマレー半島周辺地域で話される言語で、マレーシアの他にもブルネイやシンガポール、インドネシアなどでも話されています。
つまり彼らは国は違えどコミュニケーションが可能なのです(羨ましい)。
実際に私がアメリカに留学していた時にもマレーシア人、ブルネイ人、インドネシア人の留学生たちはマレー語で喋ってました。
ちなみにありがとうは「テリマカシ(Terima Kasih)」ということだけ教えてもらいました。
マレー語が話せるだけで多くの国の人とコミュニケーションできますね。
今度勉強しようかな。
通貨
マレーシアの通貨はリンギット(RM)。
1リンギットはだいたい25円なので(2019年8月現在)、100リンギットは2500円です。
円に変換するとは25をかければいいので割とわかりやすいです。
物価は日本の1/3
物価は日本の1/3と言われています。
500mlミネラルウォーターRM0.5らしいので多分タイよりももうちょっと安い感じです。
屋台飯ももちろん50円くらいから買えるらしいです(いっぱい食べよ)。
後で紹介しますがタクシー、バス、電車なども日本とは比べ物にならないくらい安いです。
石油産出国だからガソリンはもちろん激安(68円/Lだとか)。
タイでバイクに乗った時はなんだかんだガソリン代で毎日1000円以上かかってたので、結構大変でした。
マレーシアでもバイクに乗ろうかな。
5つ星ホテルに安く泊まれる
マレーシアは世界で一番安く5つ星ホテルに泊まれるとして有名です。
実際にアゴダで調べてみたらありました。
確かに1万円以下で5つ星ホテルに泊まれてしまいます。
こんなところに10000円以下で泊まれてしまうのです。
おそるべしマレーシア(おそレーシア)。
ちなみにそのほかの有名観光地の5つ星ホテルの最安値はこんな感じ。
- バンコク:14000円
- ホーチミン:18000円
- ラスベガス:24000円
- ソウル:30000円
- 台北:32000円
- 香港:34000円
- 東京:43000円
ラスベガスが意外と安くて、東京が高過ぎです(一度泊まってみたいですが)。
ちなみにホテル予約はいつでも最安値を弾き出してくれるアゴダが一番おすすめです。
私はいつもアゴダで予約しています。
カスタマーサービスも一流ですね。
Booking.comはあまり使いませんが、今ちょうど2000円オフのクーポンを配布しています。
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ちなみに私は昔、都内で民泊のホストをしていたことがあります。
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宗教
マレーシアの国教はイスラム教で、主にマレー系に信仰されています。
なので街中を歩いているとヒジャブを被っている女性がたくさんいます。
中国系は仏教、インド系はヒンドゥー教を信仰している人が多いです。
しかしムスリム法により非ムスリムがムスリムと結婚する場合はムスリムに改宗しなければいけないので、宗教間の婚姻は少ないそう。
また、イスラム教徒はアルコールを飲まないのでビールなどはかなり高いそうです。
ただしランカウイ島だけは酒税がないので日本以上に安いです。
食文化
マレーシアは多民族国家であり、それぞれ別の宗教を信仰しているので、食文化も多様性に富んでいます。
イスラム教徒は豚肉、ヒンドゥー教徒は牛肉を食べないので、一般的なレストランでは誰でも食べれる鶏肉や魚、野菜がメインの料理が多いんだとか。
ちなみにマレーシアの国民食はココナッツミルクで炊き込んだお米に揚げた小魚やピーナッツを添えたナシルマ。
日本でナシルマ食えるとはヾ(o´∀`o)ノ pic.twitter.com/RdRJgs0d7X
— タヌキ野郎ゼロワン (@SonOfOya) August 18, 2019
一度シンガポールのチャンギ空港で食べたことがありますが、日本人の口に合います。
公共交通機関
公共交通機関はタクシー、バス、地下鉄など日本とほとんど同じです。
ただし運賃がめちゃくちゃ安い。
- タクシーは初乗りRM3(約80円)
- バスは最短距離でRM1(約27円)
- 電車も最短距離でRM1(約27円)
タイよりも若干安いです。
日本もこれくらい安ければ毎日タクシー使うのに。
ビザについて
在マレーシア日本大使館によると、観光目的ならビザなしでも最大90日間滞在出来るそうです。
90日間も。これは嬉しい。
ただしいくつか条件あり。
- パスポートの有効期間(残余期間)が6ヶ月以上
- 宗教活動、調査研究活動、テレビ・映画撮影等はNG
- 長髪男性は入国を拒否される場合アリ
ネット環境
マレーシアのネット環境は調べた限りだとそれほど悪くはなさそうです。
街中のレストランやコンビニならWi-Fiが使えるとのこと。
ただしいつでもネットに繋がりたいならSIMカードを購入しておくのが無難。
SIMカードは空港で買えるそうですが事前にアマゾンで購入した方が少しお得です。
ちなみに今回はマレーシア以外にも別の国に行こうと思うので、こちらの16ヶ国で使える周遊SIMを購入しました。
チップ
特に義務ではないようですが、レストランなどでは代金の10%くらいはマナーとして渡して置くのがベターですね
タクシーなんかもお釣りはなるべくチップとして運転手にあげておきましょう。
トイレ
マレーシアのトイレは基本的に日本と同じ水洗トイレだそうです。
トイレットペーパーなどは多分備え付けなので用意する必要はなさそうです(一応ポケットティッシュぐらいは持っておいた方が良いでしょう)。
ただし田舎にいけば桶で流す昔ながらのトイレも普通にあるようなので、覚悟しておきましょう。
ウェットティッシュは必須です。
コンセント
マレーシアの電圧は220V。
日本の100Vとは違います。
またコンセントの形も違うので、変圧器(変換アダプター)が必要になります。
マレーシアのコンセントは3つ又のBF(British Flat)タイプなので、それにあった変換アダプターを用意しておきましょう。
アマゾンで「変圧器 マレーシア」と検索すると色々出てきます。
ちなみに私が買ったのはこちらの万能タイプ。
これ一つで世界のどこの国でもコンセントに悩むことはありません。
変圧器は意外と高いので、海外旅行が好きな人は万能タイプを一つ買っておくのが良いでしょう。
有名な観光地・観光スポット
有名な観光スポットはこんな感じ。
クアラルンプール
マレーシアの首都クアラルンプール。
高さ452m、88階建てのツインビルのペトロナスツインタワーが有名ですね。
高所恐怖症なので登りませんが。
バトゥ洞窟
バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地洞窟として知られています。
ただし洞窟に入るには272段の階段を登らないといけません。
プトラモスク
ピンクのモスクとして有名なプトラモスク。
マラッカ
マラッカは世界遺産に指定されている都市。
14世紀ごろから香辛料貿易で栄えた東西中継港です。
キャメロンハイランド
キャメロンハイランドはクアラルンプールの北にあるパハン州にある高原リゾート。
標高が1500m以上あるので年間の気温が20度くらいでかなり涼しめ。
タイシルムの王ジム・トンプソンが1967年に失踪した場所としても有名です。
ボルネオ島
マレーシアとインドネシア、ブルネイ王国の3カ国の領土であるボルネオ島。
手付かずが自然が残る有名な観光地です。
特にオランウータンで有名ですね。
ランカウイ島
ランカウイ島は島全体が免税となっているリゾート地。
ペナン島
今回が私が17年ぶりに行くのがペナン島。
東洋の真珠とも呼ばれ、マレーシアの中でも人気が高い観光地です。
古き良き町並みを残したジョージタウンは世界遺産にも登録されています。
現地ツアーも
現地ツアーもたくさんあるみたいなので効率よく観光したい人は参加するのもアリ。
まとめ
今回は「初めてマレーシア旅行に行く前に知っておくべき基本情報まとめ」を紹介しました。
これだけ読めばマレーシアのことがざっくりとだけわかったと思います。
ただし実際にマレーシアを観光するにはもっと具体的なことを知っている必要があるので是非ともガイドブックを参考にしてみてください。
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