タイに来たら絶対に使う公共交通機関。
それはタクシー(TAXI)。
映画もありますね(これはおフランス)。
タイのタクシーは初乗りが35バーツ(約140円)なので日本とは比べ物にならないくらい安く、ちょっとした距離の移動でも大いに役立ちます。
しかしそこで心配なのが運転手とのコミュニケーション。
基本的にタイのタクシー運転手はほとんど英語を話さないので、コミュニケーションはタイ語となります。
単に行き先を伝えてそこに行ってもらうだけなら簡単ですが、実際にタクシーに乗ってみるとそんなにスムーズにことは運びません。
「もうちょっと真っ直ぐ行って欲しい」、「ここで止まってほしい」、「〜ビルの近く」というちょっとしたことを伝える場面に必ず出くわします。
日本語なら楽ですがタイ語を知らないとこれらのことを伝えるのは意外と難しいのです。
そこで今回はタイでタクシーに乗る時に便利な基本フレーズを、実際にタクシーに乗った時に使う順で紹介します。
タクシーに乗った時にこのフレーズを思い出せばちゃんと目的地まで連れて行ってくれます。
最後にフレーズを全てまとめてみたので参考にしてみてください。
Grabアプリでタクシーを配車する方法はこちら。
行き先を告げる
タクシーに乗ったらまず行き先を告げます。
日本で言う「〜に行ってください」はタイ語だと
になります。
パイは英語のgo to〜と同じです。
パイの後に行き先を続けるだけなので簡単ですね。
ex)アソーク駅に行ってください。
「パイサターニーAsokカッ(プ)」
- 駅 サターニー
- アソーク terminal21がある駅
ex)チャイナタウンに行ってください。
「パイチャイナタウン(ヤワラート)カッ(プ)」
メーターを使ってもらう
流しのタクシーを捕まえると稀にメーターを使ってくれない場合があります。
もし行き先を告げて「200バーツ」みたいに高額な値段をふっかけて来たら迷わず車を降りましょう。
しかし単純にメーターのスイッチを入れ忘れたりしている場合はなどは次のフレーズが便利です。
「メーターを使ってください」という意味です。
チャイは英語のuseと同じ意味。
日本語の発音で「メーター」と言っても通じないので「ミッター」と言いましょう。
右折・左折・直進
走行中に「ここで曲がってほしい」「直進して」と言いたい時はこのフレーズ。
- 右折「リアオクワー」 เลี้ยวขวา
- 左折「リアオサーイ」 เลี้ยวซ้าย
- 直進「トロングパイ」 ตรงไป
「リアオ」は曲がるという意味で、「クワー」は右、「サーイ」は左です。
「トロング」は真っ直ぐという意味なので行くのパイと組み合わせて「トロングパイ」と言います。
次の交差点で〜
ちなみに「次の交差点で右に曲がって」と言う時には
となります。
「ティー」は場所を表す前置詞(英語でいうinとかat)、「シーイェーク」は交差点です。
最後のナーは「次の」という意味。
基本的に単語を繋げるだけなのでそれほど難しくはありません。
もう少し進んでください
もう少し真っ直ぐ進んでほしい時には
となります。
トロングパイは「直進」という意味で、イークは「もう少し」という意味なので2つを組み合わせると「もう少し進んで」という意味になるのです。
〜を過ぎたところです
目的地の場所を伝える時に「〜を過ぎたところ」と言いたいこともあります。
そんな時は
と言います。
「ルーイ」は英語で言う所の「pass(通り過ぎる)」という意味で、「パイ(go)」の前に付けると「〜を過ぎたところ」という意味になります。
「交差点を過ぎたあたり」は「ルーイパイシーイェーク」になります。
Uターンしてほしい時
たまに目的地を通り過ぎてしまったり、一旦元の場所に戻ってほしいこともあります。
タイ語でUターンしてほしい時のフレーズは
これだけです。
グラップとは「戻る」という意味で、ロッ(ト)は「車」という意味。
2つを繋げると「車を戻して(Uターンして)」になります。
ちょっと待ってて欲しい時
途中でトイレに行きたくなった時や、コンビニに寄りたい時はこのフレーズ。
これだけで「ちょっと待ってて」という意味になります。
このフレーズはタクシーだけではなく、レストランやホテルなど色々なところで耳にする機会があります。
ローは「待つ」、サックルーは「ちょっと」という意味。
英語でいう「Just a moment」と一緒ですね。
〜の近くまで
タイ語で「〜の近く」を表現する時はใกล้ (クライ!)という単語を使います。
ただし「遠い」を表現する時にも発音が似ている「ไกล(クライ)」を使うので注意が必要です。
「近い」の方は声を高くしてから下げる発音なので、イメージとしては少し強調して発音する感じです。
「〜の近くまで」は
となります。
降りるとき
タクシーを降りるときは
「ジョート」จอดを使います。
「ここで降ります」は
になります。
ティーニーは「ここで(here)」という意味で会話の中で頻繁に使うので覚えておきましょう。
まとめ
タクシーで使えるタイ語基本フレーズを10個紹介しました。
もう一度まとめます。
- 「パイ〜カッ(プ)」〜に行く
- 「チャイミッターカッ(プ)」メーター使って
- 「リアオクワー(サーイ)」右折(左折)
- 「トロングパイ」直進
- 「トロングパイイーク」もう少し直進
- 「ティーシーウェークナー」次の交差点で
- 「ルーイパイ〜」〜を過ぎたところ
- 「グラップ ロッ(ト)」Uターン
- 「ロー サックルー」ちょっと待ってて
- 「ジョートティーニー」ここで降ります
その他の便利な単語もちょっとだけまとめてみました。
- 〇〇通りถนน〇〇(タノン〇〇)
- 〇〇小路ซอย〇〇(ソイ〇〇)
- ソイの入り口ปากซอย(パーク・ソイ)
- 交差点สี่แยก(シィー・イェーク)
- 信号ไฟแดง(ファイ・デェーン)
- 橋สะพาน(サパーン)
- バス停ป้ายรถเมล์(パーイ・ロッ・メー)
- 〇〇の駅สถานี〇〇(サターニー)
เข้าซอย(カーオ ソイ)「通りに入ってください」
กลับรถที่ไฟแดง(クラップロットティーファイ・デーング)「信号でUターンしてください」
初めてのタイ旅行でもこれさえ覚えておけば特に問題なくタクシーをぶいぶい乗り回すことが出来ます。
バンコクは観光都市なので片言の英語くらいならタクシー運転手にも通じますが、せっかくタイに来たのだからタイ語でコミュニケーションしてみるのも良い経験になりますよ。
指さし会話帳があればいろんなシチュエーションでタイ語を使えますね。
ちなみにkindleunlimitedならタイ語の学習書やガイドブックなども全て読み放題です。
タイが好きで何度も旅行に行きたい人はもっと本格的にタイ語で学ぶのもおすすめです。
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