昨年末のタイ北部旅行の2日目に、ドンムアン空港の近くにあるタイ王国空軍博物館に行ってきました。
元々戦闘機などにはあまり興味がなかったのですが、チェンマイ行きのフライトが午後3時ごろだったため午前中にちょこっと行ってみることにしました。
タイ王国空軍博物館とは
タイ王国空軍博物館は1969年に開館したドンムアン空軍基地に隣接している博物館。
無料で誰でも入れますが間違って空軍基地の方に入らないように(銃を突きつけられます)。
「空軍」とありように主な展示は戦闘機や輸送機やヘリコプターなどで占められています。
メインの建物を抜けると奥には本物の空軍基地のような光景が広がり、その先の3つの倉庫の中には主にヘリコプターが展示されています。
展示されている機体は100年以上前のものから最近まで使われていたジェット機まで幅広く、実際に中に入れる機体があるのが魅力の1つ。
貴重な機体もあるようで、軍事オタクやマニアにとってはとても興奮する場所だと思います。
特に現在では世界に2台しか残っていない日本製の「立川98式」という戦闘機が展示されているらしいのですが、私は戦闘機に関して無知なのでどこにあるのかわかりませんでした。
戦闘機の数々
博物館の外には主に戦闘機が展示されています。
解説などはないので普通の人はどれがなんていう名前なのかはわかりません。
しかし色々な機体があるので見ているだけで楽しめます。
機体に大きな空洞。これは何だろう。
レッドブル。
実はレッドブルはタイの会社なんです。
平べったい戦闘機。
戦闘機の内部は蜂の巣のように穴がたくさん空いているらしいです。
軽量化のためでしょうか。
大きな飛行機。
さらに大きな飛行機。
これは輸送機かも。
中に入れます。
コックピットはかなり狭い。
こんな窮屈な場所に何時間も座れない。
小柄なパイロットしか乗れません。
こっちにも大きな飛行機。
ミッションインポッシブルでよく見る光景。
こっちもコックピットは狭いです。
トイレ。
何となく飛行機の廃墟を思い出しました。
面白い形の飛行機。
レスキューとあるので救助用の飛行機なのでしょうか。
一体いつの時代の飛行機だろう。
おそらく第一次世界大戦前のものだと思うので100年以上前。
対空戦車もありました。
こんなに小さいのに本当に飛行機を撃墜できるのでしょうか。
こっちにはレーダー。
こんなに錆びた状態だと電波を受信するのは厳しい気がします。
ちなみにタイは第二次世界大戦で独立を保ったアジア唯一の国でもあります。
館内
メインの建物は意外と小さくて戦闘機が数台展示されているだけでした。
戦闘機のエンジン。
バイクのエンジンがたくさん繋がっている感じ。
内部の構造まで見ることができます。
もしかしたら写真の奥に写っている黄色い機体が日本製の「立川98式」なのかも。
戦後の戦闘機。
旧ソ連の有名な戦闘機「MiG-25」。
ベレンコ中尉が日本に亡命した時に乗っていたことでも知られています。
漫画「ブラックジャック」にもそれに似たエピソードがあるので名前だけは聞いたことがある人が多いかもしれません。
なぜミグがタイにあるのかは不明です。
エンジンらしきものも展示されていました。
資料室
3階にはは資料率らしき部屋もありました。
ごちゃごちゃしていたのでまだ展示前なのかもしれません。
ヘリコプター
屋外には大きな倉庫が3つあります。
ここに展示されているのは年代物のヘリコプター。
変な形のヘリが多い印象。
鼻の穴みたい。
全身ガラス張りのヘリ。
撃たれたら一発でアウトです。
こんなにシンプルな操縦席で逆に不安。
まあ取り外されてしまったのでしょう。
この透けた状態で空を飛ぶのは怖すぎる。
まとめ
今回はドンムアン空港近くにあるタイ王国空軍博物館を紹介しました。
戦闘機が好きな人はもちろん、そうでない人でも結構楽しめると思います。
ただしアクセスがちょっと難しいのがマイナスポイント。
バンコクの中心部はかなり発展していますが、ドンムアン周辺はまだまだ再開発の途中なので観光スポットも少ない上にどこに行くにもタクシーを使わなくてはいけません。
なので軍事系が好きな人には是非ともおすすめですが、あまり興味がない人は時間に余裕がない場合はわざわざここまで来なくてもいい気がします(後ほど解説)。
おすすめの珍博物館・美術館をこちら。
行き方
タイ空軍博物館はドンムアン空港の東側にあります。
地図だと近そうですが空港を大回りしなければいけないので意外と距離があります。
ドンムアン空港からタクシーに乗るかGrabで配車するのが無難です(片道100バーツくらい)。
バスで行く場合はBTSモーチット駅のバス停から34, 39, 188, 503番のバスで行けるようです(片道40分とのこと)。
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