この記事ではバンコクのチャイナタウン(ヤワラート)にある「メガプラザ」の各フロア・おもちゃ・ゲーム・フードコート・行き方などについて紹介しています。
チャイナタウンといえば中華街。
タイ語と中国語が入り混じった看板が立ち並ぶ大通り(ヤワラート通り)が真っ先に思い浮かびます。
しかしチャイナタウンの西側にはかつてコピー品や海賊版ゲームなどを扱うお店で形成された市場があり「ゲーム・おもちゃオタクの街」としてマニアの間では有名でした。
時代と共に徐々に街を姿を変え、かつての市場ももう無くなってしまいましたが、それでチャイナタウンには未だに「タイの中野ブロードウェイ」ともいうべきオタクの聖地が存在します。
それが今回紹介するメガプラザ(MEGA PLAZA)です。
チャイナタウンの交差点に聳えるメガプラザ。
入り口には現国王の写真が掲げられています。
MEGA PLAZAの歴史
メガプラザは2015年にオープンしたばかりのかなり新しいショッピングモールですが、ご覧のように建物はかなり古くからあるようです。
実はメガプラザがオープンする前は、Merry Kings Department Storeというデパートがここにありました。
1980年代まではかなり景気が良い時代が続いてたのですが、1997年の経済危機により経営業績が悪化。
その数年後にビルは売却され、しばらくは手付かずのままの状態が続いていました。
同時期にチャイナタウン周辺で無許可営業で海賊版・コピー品のおもちゃやゲームを扱っていたお店(サパーンレックと呼ばれてました)が地下鉄MRT建設やその他の理由で立ち退きを強制されます。
そんな中2015年にリノベーションされメガプラザはオープンしました。
かつて無許可で営業していたお店などはメガプラザのテナントを安く借りることで、営業を再開しました(海賊版だけど)。
かくして新たなオタクの聖地が誕生しました。
フロア別案内
それではメガプラザをフロア別に紹介していきます。
一応フロアごとに売られている商品のジャンルが分かれているようなのですが、毎度のこと色々なお店が入り混じっているので全然正確ではありません。
あくまで参考程度に考えてください。
各フロアは世界の有名都市の名前がつけられているのが特徴的です。
ターミナル21も各フロアが世界の都市の名前だし、タイにはそういう文化があるのかもしれません。
1階「Kowloon」
「Kowloon」とは香港の「九龍」のことですね。ネーミングに特に意味は無さそうです。
1階にはマクドナルドやアマゾンカフェといった飲食店と、ちょっとしたおもちゃ屋さんが入っています。
1階には比較的大きめのおもちゃが多い印象です。
スイッチを入れると笑い出す赤ちゃん。
デコトラのプラモデル。
2階「Shibuya」
2階は「渋谷」エリア。どうして「秋葉原」にしなかったんでしょうね。
ここで売られているものはBBガン、ゲーム機(PS4 XBOX)、あとはラジコンなどです。
最近のゲーム機だけでなく1980年代のファミコンやスーファミなどもリサイクル品として売られているようです。
ただし値段は高いです。
PS3を修理してました。
海賊版のアニメDVDなんかも隅っこの方で売られてました。
あとはBNK48のブロマイド?とか生写真とか。
こちら全てBB弾。
すぐ近くにあるオールドサイアムショッピングモールには実弾銃が普通に売られています(ただし外国人は買えません)。
3階「Orchard」
Orchardは果樹園という意味なのですが、もしかしたらシンガポールの「オーチャード・ロード」のことかもしれません。
ここで売られているものはおもちゃが多いです。
特にアメコミなども有名キャラクターの海賊版おもちゃがたくさん売っていました。
実寸大サノスグローブ。
でかいです。
斧もありました。
ダミラもここでたくさん仕入れをしていましたね。
アイアンマングッズが多めです。やはりタイでも人気があるのでしょう。
アイアンマン貯金箱。絶対にマーベルに許可を取ってません。
4階「Sloane」
このフロアはフィギュアやヴィンテージトイが並んでいます。
このフロアが一番中野ブロードウェイって感じがしますね。
修行中の小坊主たちも興味津々。熱く議論しています。
ただし正規品かどうかは眉唾です。
5階「Gangnam」
5階にはレゴやラジコン・ドローンなどの専門店が集まっています。
このフロアは本当に問屋という感じがしました。
6階「Myeong Dong」
6階はフードコートがメインですが、かなり精巧に作られたフィギュアなども展示されています。
スターウォーズシリーズ。
アベンジャーズ。
値段は尋ねませんでしたが、おそらく中野ブロードウェイと同じくらいなのでしょう。
日本のアニメキャラが多めです。
フィギュアに関しては何の知識も持ち合わせていませんが、純粋にかっこいいと思いました。
ワンピースのビッグママ。四皇の1人です。
魔人ブウ。このポーズは印象的です。
2018年に行った時にはまだこのテナントは空きだったので、この1年でリニューアルした模様。
6階には郵便局もありました。ここから日本に船便や航空便で送ることが出来るようです。
以前DHLから航空便を使いましたが、とにかく高かったので印象に残っています。
急いでいない方は船便の方が安上がりですね。
そしてなぜかミニ四駆のコースも。
もしかしたら定期的にここでレースをしているのかもしれません。
まとめ
今回はバンコクのチャイナタウンにあるオタクの新聖地「メガプラザ」を紹介しました。
私は全くアニメや漫画には詳しくないのですが、それでも天井まで積み上がったおもちゃの箱や、著作権を完全に無視した玩具の数々を見て回るだけで十分楽しむことが出来ます。
きっとアニメやおもちゃが好きな方なら私の100倍は興奮してしまうのではないでしょうか。
アニメといえばワットパリワートが真っ先に「思い浮かびますね。
メガプラザへの行き方
メガプラザはヤワラート通りからちょっと離れているので、歩けることは歩けますが、出来ればタクシーを使った方が良いでしょう。
Grabを使えばスムーズにタクシーを配車出来ますが、チャイナタウンを走っている流しのタクシーに「メガプラザ」と言っても多分普通に連れていってくれます。
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