スパンブリからバンコクへ戻る道中でとてもポップなお寺に出くわしました。
幼稚園みたいな看板です。しかも「WELCOM」になってる。
高い門。
よく見ると象が。
こっちにも象が。象びいきのお寺ですね。
昼になると日差しが強くなるので本当はどこにも寄らずにバンコクに直行したかったのですが、門構えがあまりに魅力的だったのでそのまま吸い込まれるようにお寺に入ってしまいました。
たまたま立ち寄っただけだけなのですが、珍しい仏足石があったり、仏像の背後に菩提樹が描かれていたりとかなりレアな寺院でした。
Wat Tha Khlong
かなりカオスなお寺です。色々なものをとりあえず並べてみたって感じ。
仏教の開祖ですね。私も非常に尊敬しています(これは本当です)。
どうしてこんなに象がたくさんいるのでしょうか。
今写真を見て気づいたのですが、奥のお釈迦様が怖いです。どうして顔が真っ黒なんでしょう。
これは確かラーマ5世だったかな。
よく寺院でこういう煙突が長い建物を見るので何だろうと思っていたのですが、最近ようやくわかりました。これは多分「火葬場」です。
手前の二体はラーフだと思ったらどうやら違います。猿神かな。
裏の川
タイの寺院あるあるですが、裏手に川が流れています。
ガンジス川を意識しているのかも。
そしてここでは魚に餌をあげることが出来ます。
バケツ一杯20バーツです。
川の向こう岸にとても興味深い廃墟がありました。今度きた時は川の向こう岸に行って探検したいですね。
本堂
本堂に入ってみます。
ちなみに外壁も象びいき。
これまた変わった壁画が描かれています。
おそらく後ろの絵はブッダが悟りを開いたと言われている菩提樹をイメージしているのでしょう。
ありそうですが、タイのお寺では初めて見る光景かも知れません。
小さいエメラルドブッダもいました。
アマゾンでも売ってますね。自宅用に1ついかがでしょうか(私は結構ですが)。
本物のエメラルドブッダはバンコクのワットプラケーオにありますね。
たーれっくさんのマンガもKindle Unlimitedなら全て無料で読むことが出来ます。
壁画がカルタみたいで面白いです。
きっとそれぞれの絵は仏典に出てくるエピソードを描いたものだと思うのですが、ほとんどわかりませんね。
別堂の珍しい仏足石
次は隣にある小さな別堂にやってきました。
こっちは割と落ち着いた雰囲気です。
これは「仏足石(ぶっそくせき)」と言われるもので要するにブッダの足の裏です。ここに金箔を貼り付けて信仰対象にしているんだとか。
仏足石(ぶっそくせき)とは、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたもの。
古いものは紀元前4世紀に遡るとも考えられている。また仏足石は釈迦のものとは限らず、シバ神の足跡も信仰の対象とされている。両足を揃えたものがより古い形式のもので、片足のものは比較的新しく紀元後のものと考えられる。〜中略〜 古代インドでは像を造る習慣がなかったため、このような仏足石や菩提樹などを用いて、釈迦やブッダを表現した。(wikipedia)
古代インドには仏像を拝むという風習がなかったそうなので、代わりに仏足石を拝んだり、菩提樹を拝んだりしてたんだとか。
なるほど。さっきの本堂に菩提樹が描かれている理由がなんとなくわかりました。
あと象が多いこととかも。
ここにはなんとブッダの脚だけ出ている棺があるのです。
この棺の中にはブッダが眠っているのです。
手品をする前みたいでなんともシュールな光景です。
ここにもしっかり金箔を貼り付けます。
しっかりとタンブン(徳積み)をしてきました。
記念品をもらいました。
100バーツお布施をしたら「200バーツだったらもっといいのあげるよ!」と言われましたが丁重にお断りしました。
記念品です。これで極楽浄土にいけるか、涅槃に入れるか。
まとめ・行き方
たまたま立ち寄ったにしては随分と道草を食ってしまいました。
ただタンブンをしたら受付のおじさんがかなり喜んでいたので立ち寄った甲斐があります。
お寺の場所はスパンブリ中心部からちょっと離れているのでトゥクトゥクで行くのがベストでしょう。
珍しい仏足石を拝みたい方はぜひ一度足を運んでみてください。
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