バンコクから車で1時間30分ほどのチャチュンサオ県にはワットサマンという有名な仏教寺院があります。
ワットサマンには「ピンクガネーシャ」の愛称で呼ばれている全身ピンク色の巨大なガネーシャ像があり、連日多くのタイ人で賑わっています。
最近では外国人観光客もわざわざバンコクからワットサマンまで来るくらい有名です。
中でも日本人の観光客がたくさんここを訪れるようで、バンコクのバスターミナルには日本語で「ピンクガネーツァ」と説明書きがしてあるほどほどです。
先月のタイ旅行では日本人の友人を連れて行って来たのでちょっとご紹介します。
ワットサマン・ラッタナーラーム
ワットサマンの正式名称は「ワットサマン・ラッタナーラーム」です。非常に言いにくいですね。
ちなみに「ワット(wat)」とはタイ語で「お寺」の意味です。
「ワットプラケオ」や「ワットアルン」の「ワット」も全て「お寺」という意味なので覚えておきましょう。
ワットサマンという寺院の敷地内に「ピンクガネーシャ」や「お堂」やその他諸々が並んでいます。
ラーフ
ラーフはヒンドゥー教で月食と日食を引き起こす凶兆の神さまとされており、「悪いことが起こりませんように」という感じでお祈りします。
ラーフはタイのお寺ではかなりの確率で見かけます。色々なバリエーションがあって面白いです。
ちなみにラーフがいるこの場所がソンテウの集合場所になります。
エラワン像
三頭の像の頭を持つエラワンの上に乗っているのがインドラ神です。
インドラ神はパーリ語で「強力な神々の中の帝王」という意味で、とにかく強いそうです。
3倍の速さで願いを叶えるピンクガネーシャ
そしてこちらが目玉のピンクガネーシャ(ピンガネ)です。高さは16m、幅が22mもあります。
巨大なピンガネはインスタ映えしますね。
願い事を普通の3倍の速さで叶えてくれるので週末は多くのタイ人も訪れています。
ガネーシャは元々ヒンドゥー教の神様ですが、タイでは仏教寺院に普通にいます。
折れた牙を持っています。
この牙が折れた理由は諸説ありますが一番面白かったのが次の説です。
夜道で転倒した際にお腹の中の菓子(モーダカ)が飛び出て転げたのを月に嘲笑されたために、自らの牙を一本折ってそれを月に投げつけた。(wikpedia)
「夜道でコケた」とか「お腹の中の菓子」とかツッコミどころ満載です。
背中はロン毛のロックンローラーって感じですね。
ネズミの耳に願い事
ガネーシャ像の周りには家来のネズミが7体立っています。
ネズミは曜日ごとに色分けされていて、自分の誕生日の曜日と同じネズミにお願いごとをするんだとか。
ちなみに曜日と色はこういう組み合わせになります。
- 月曜日:黄色
- 火曜日:ピンク
- 水曜日:緑(午前)、黒(午後)
- 木曜日:オレンジ
- 金曜日:青
- 土曜日:紫
- 日曜日:赤
ただし、多くのタイ人はこのネズミではなく、ガネーシャ像の前にある金色のネズミにお祈りするらしいです。
というのもこの金色のネズミはオールマイティなネズミで、さらに金運にご利益があるとかでこっちにお願いした方がいいんだとか。
いつも長い列をと作っているそうですが、お金が欲しい方はこちらのネズミにもお願いしてはどうでしょう。
願い事をする時は片耳を塞ぐ
ネズミに願い事をするときは、靴を脱いでから踏み台に上がり、ネズミの片耳に直接囁きます。
この時に注意するのはもう一方の耳を手で塞ぐことです。
片方の耳にささやき、もう一方を手でしっかり塞ぐことで願い事がちゃんとガネーシャに伝わるんだとか。
中華風寺院
ワットサマンには中華風の寺院もあります。ヒンドゥー教なんだか仏教なんだかもうよくわかりませんね。
トイレの前に龍。
中国の神様ですね。
この像が半端なく大きかったです。ピンクガネーシャの倍以上の高さがあった気がします。
龍もそこら中にいます。
全部巨大です。
アニメキャラたち
そしてワットサマンにはいたるところにアニメのキャラクターの像も並んでいます。これはタイのお寺にありがちです。
一休さん。
キティーちゃんも。
スーパーサイヤ人の悟空。ちょっと顔が違います。
日米コラボ。
並んでました。
屋台とか食べ物とか
ワットサマンの中にはこういうフードコートのような場所があります。
ただし全然美味しくありませんでした。食べない方がいいと思います。
見た目は美味しそうなんですけどね。
アイスも売っていました。
美味しかったです。
巨大な岩石
金ピカに塗られた巨大な岩石とお釈迦さまです。
この場所は中に入れるようになっていて、洞窟寺院を再現しています。
結構面白いです。
上にも上がれるようになっています。
ここにもお釈迦さまがいました。柵とかはないので落ちないように気をつけましょう。
ワットサマンへの行き方
ワットサマンへの行き方は別の記事で詳しく書いたのでそちらをご覧ください。
まとめ
ワットサマンはバンコクからのアクセスが良く、観光客でも行こうと思えば簡単に行けます。
思った以上に広い寺院なので見て回るのに最低でも2時間くらいは取っておいた方が良いでしょう。
日本ではまずお目にかかれない巨大ピンクガネーシャを見ることが出来るのはここぐらいなので、ちょっと変わった観光スポットに行きたい方にはおすすめです。
「行ってみたいけど1人だし、ちょっと不安」という方は日本語ガイド付きの現地ツアーに参加するのがおすすめです。
ツアーならワットサマン以外にも「百年市場」「ワットーソートン」などのチャチュンサオの他の観光名所にも行くことが出来ます。
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