この記事では2022年5月以降にタイに入国する方に向けてタイランドパスの申請方法(必要書類)と早く承認されるコツを簡単に解説していきます。
※実際の入国レポートはこちらです。
※5月26日追記:タイランドパスは2022年6月以降の申請から即時承認されるとのことです。
バンコク市内の格安PCR検査が受けられる医療機関はこちら。
2022年5月以降の入国規制・必要書類
まずは2022年5月以降の入国規制や必要な書類(手続き)について簡単に解説していきます。
※正確な情報に関しては責任は持てませんので、大使館や旅行会社のWEBサイトをご参照ください。
実際の入国の流れはこちら。
ワクチン完全接種者(2回)
- タイランドパス申請のみ
- PCR検査が不要に
- 隔離なし
ワクチン未接種者(1回以下)
- タイランドパス申請
- 出発前72時間以内のPCR検査
- PCR検査を受ければ隔離なし
- PCR検査を受けない場合は到着後5日間隔離
だいぶシンプルになりました。
タイランドパス申請に必要な書類
ここから本題のタイランドパス申請について解説していきます。
タイランドパス申請にはいくつかの書類をアップロードする必要があります。
タイランドパス申請に必要な書類には取得に時間がかかるものもありますので早めに準備しておくことをおすすめします。
- パスポート(旅券)
- ワクチンパスポート(接種証明書:紙or電子)
- コロナをカバーする海外旅行保険証書(最低1万USD)
「たった3つじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、ワクチンパスポートに関しては1回目、2回目、3回目(任意)と1回ごとにアップロードする必要があるので注意が必要です。
後ほど実際の申請手順を使って詳しく説明していきます。
書類は全て画像(jpeg、png等)としてアップロードする必要があるので、事前にスマホなどで写真を撮って拡張子を変換しておきましょう。
私が使った画像変換サイト(pdfからjpeg)はこちらです。
アップロードするものが多いので、それぞれの画像ファイルにわかりやすい名前(insurance_1man_usd.jpeg, dose1.jpegなど)を付けておくことをおすすめします。
タイランドパス申請から承認までの日数
※5月26日追記:タイランドパスは2022年6月以降の申請から即時承認されるとのことです。
2022年5月以降、タイランドパス申請から承認までは48時間以内となりました。
Thailand Pass consideration will take no more than 48 hours (2 days)(タイランドパス)
2022年4月までは提出書類が多かったので7日間程度かかるということでしたが、5月以降は随分と早まりました。
実際に私が申請した時は10時間ほどで承認のメールが来ました。
タイランドパス申請からちょうど10時間で承認された。ヒヤヒヤしたぜ🥲 pic.twitter.com/5Z9A3bvftb
— Hikaru@たまにUE配達員 (@mitsushimalove) April 29, 2022
タイランドパスが早く承認されるコツ
タイランドパスが早く承認されるコツはズバリ「不備を無くすこと」に尽きます。
入力ミスやアップロード書類の不備などが無ければ私のように1日以内に承認されると思います。
提出した情報に不備があると申請した時間がリセットされ、承認までさらに48時間かかるので気を付けましょう。
申請後に入力した内容を訂正することも出来ますが、訂正した時点から再申請することになるので注意が必要です。
アップロードする書類が少し多いため、それぞれの画像データにわかりやすい名前を付けておくことをおすすめします。
タイランドパス申請方法
まずはタイランドパスのWEBサイトにアクセスします。
空路の場合はAir Travelを選択。
右側の「Non-Thai」を選択すると「English」というポップアップが表示されるのでそれも選択。
「Quarantine」とは隔離(検疫)という意味。
要するにここでは隔離が必要かどうか(ワクチン接種済みか未接種か)を聞いています。
ワクチン接種済みの方は左側の「No Quarantine(隔離不要)」を選択します。
ザーッと読んだらチェックしてConfirmをクリック。
渡航目的など
渡航理由や航空便名(例:TL401など)、入国日(Date of Arrival)、出国予定日(Estimated Date of Departure)を入力。
パスポート情報
次に個人情報、パスポート番号、メールアドレスを入力し、パスポート画像をアップロードします。
パスポート画像は顔写真や旅券番号が載っている1ページのみです(上のページは不要)。
ワクチン接種証明書
次にワクチン接種証明書(英文)を回数毎にアップロードします。
ただし日本のワクチン摂取証明書は2回分(あるいは3回分)が1つの紙にまとまっているので、同じ画像ファイルを1回目、2回目、3回目(任意)にアップロードしても問題はありません。
任意でQRコードもアップロードすることが出来ます。
QRコードをアップロードする際には海外用の「VDS-NC」と記載のある方のQRコードをアップロードしましょう。
電子証明書の場合はやや面倒です。
タイランドパス申請用のワクチン摂取証明書にはパスポート番号や個人情報などが載っている必要がありますが、ご覧のようにスマホアプリの電子証明書にはそれらの個人情報が一番上にまとまっていて、その下に1回目、2回目、3回目の接種記録があります。
個別にスクショを撮るとワクチン情報しか写せませんので、ページ全体をスクショするか、スクロールしながら撮ったスクショを画像編集ソフトやサイトなどでうまくつなぎ合わせる必要があります。
画像結合ツールはこちらが使いやすいです。
こちらが1枚の画像にまとめた例になります。
3回目までを1枚の画像ファイルにまとめたので、1回目、2回目、3回目とも同じ画像ファイルをアップロードします。
少々面倒なので時間に余裕がある方は個別にスクショを撮って申請し、不備があるようなら再提出でも良いかと思います。
時間に余裕がない方はなるべくこの方法をおすすめします。
宿泊先
次は宿泊先ホテルの情報や日本(もしくは海外)の住所を入力します。
アゴダでホテルを予約するとブッキングIDだけ入力すればいいのでかなり楽です。
しかも予約が完了しているかチェックも出来る(Check My Booking)ので安心ですね。
Permanent Address outside Thailandには日本の住所を入れます。
英語での書き方は特に決まりはないので、「Tokyo-to, Shinjuku-ku, Hyakunincho6-5-12-201」のように入力すれば問題ありません。
電話番号は「81(日本)の後に「70-XXXX-XXXX」のように最初のゼロを省いて入力します。
8170XXXXXXXXみたいな感じです。
緊急連絡先も同じように入力しましょう。
海外旅行保険
最後に海外旅行保険の証書をアップロードします。
Insurance Policy Numberは証書の上の方にあります。
Effective Dateは保険が適用される日(入国する日)を入力します。
ちゃんと「コロナもカバーしています」という記載があることを確認しましょう。
サイアムリーガルというタイの法律事務所(?)はAXA(アクサ)のコロナ対応保険を推奨しています。
タイ国内に代理店がある保険会社なのでこれに入っておけば入国には問題なさそうですが、隔離施設の宿泊代などはカバーされないとのこと。
タイ入国用のコロナ保険証明をAXAで買うのは危険。
入国後のPCRで無症状、検査が陽性の場合は隔離施設の宿泊代はカバーされない。あくまで補償の対象は医療費のみです。
野戦病院やホスピテルでの医療費のみ。バンコクですと10日の宿泊で8万Bかかるようです。#タイランドパス #タイ入国#AXA #保険 pic.twitter.com/PvRwiqRSKL— Bonny_Ma (@Bonny_Taro) April 23, 2022
というわけで「タイ入国 海外旅行保険 コロナ」などでググると日本の海外旅行保険が色々出てくるのでそっちの方がいいかもしれません。
私はエイチ・エス損保の「たびとも」という保険に入りました。
ちゃんと「タイ入国条件に対応」と記載があるのでひとまず問題はなさそうです。
損保ジャパンの方がやや保険料が安かったのですが、WEBサイトが見にくかったのでたびともにしました。
クレカの付帯保険を利用する場合は事前に英文証明書を送ってもらえるように連絡しましょう。
楽天カードの付帯保険ならコロナもカバーしてくれるそうです。
書類提出後に専用の6桁のアクセスコードが届きますので、進捗状況などを確認する時に使いましょう。
以上でタイランドパス申請完了です。
書類や入力内容に不備がなければ最長でも48時間以内に承認のメールとQRコードが届きます。
タイランドパスはタイに入国する時だけでなく、日本の空港でチェックインする時にも必要なので余裕を持って申請しましょう。
一日も早くコロナ前に戻れることをお祈りします。
タイから日本に帰国する際のPCR検査についてはこちらの記事をご覧ください。
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