この記事ではバンコクからホアヒンへの全4種類(バス、ミニバン、列車、タクシー)の移動方法を費用、快適さ、非日常性などの観点から比較しています。
誰でも簡単にチケットを予約する方法も紹介していますので、これからタイ旅行に行こうかと考えている方の参考になれば幸いです。
バンコクからプーケットに移動する方法はこちら。
バンコクからチェンマイに移動する方法はこちら。
成田からバンコクへのZIPAIR搭乗記はこちら。
バンコクとホアヒンの距離
バンコクからホアヒンへの移動方法を紹介する前に、2つの都市がどれくらい離れているのかを把握しておきましょう。
ご覧のようにバンコクとホアヒンは約180km離れています。
ちなみに180kmがどのくらいかというと東京から静岡と大体同じ距離です。
そこまで遠いわけではないので移動手段に飛行機は含まれておりません。
バンコクからホアヒンへの移動手段は4種類
バンコクからホアヒンへ移動する方法は主に次の4つになります。
- バス
- ミニバン
- 列車
- タクシー
以下の表ではそれぞれの移動手段の所要時間、費用、快適さ、難易度などをまとめています。
所要時間 | 最安運賃(片道) | 難易度 | |
バス | 約3時間 | 300THB〜 | ★ |
ミニバン | 約3時間 | 260THB〜 | ★★ |
列車 | 約3時間30分 | 94THB〜 | ★★ |
タクシー | 約3時間 | 1800THB〜 | ★ |
※運賃に関しては時期、予約方法によって変動しますので必ずしもこれが最安とは限りません。
バスでバンコクからホアヒンへ行く方法
まずはバスでバンコクからホアヒンへ行く方法をご紹介します。
バス移動まとめ | |
バスターミナル(バンコク) | スワンナプーム空港、ソンバットツアー ビパバディー13、Khao San Montanatip |
バスターミナル(ホアヒン) | ニューフアヒンバスステーション |
等級(クラス) | Express(THB715〜)、VIP(300THB〜) |
運行時間 | 始発:6:00 最終:21:19 |
所要時間 | 9時間30分~11時間 |
バスターミナルの場所
バンコクのバスターミナルは
ホアヒンのバスターミナルは
になります。
バンコクには空港が2つある(スワンナプームとドンムアン)ので間違えないよう注意しましょう。
スワンナプーム空港はエアポートリンクという電車が市内と繋がっているのでそれに乗ればOKです。
ドンムアン空港へのアクセス方法はこちらの記事で解説しています。
フアランポーン駅からドンムアン空港へ行く方法はこちら。
座席の等級について
バスにはExpress(特急)とVIPという2種類のクラスがあります。
Khao San Montanatip(カオサンロード)から出発するバスのみExpress(特急)になりますが、なぜかVIPよりも運賃が高い上にトイレがついていないのでおすすめしません。
カオサンロードの旅行代理店なので旅行者価格に設定されているのかもしれません。
カオサン周辺に泊まっているなど、特別な事情が無い限りはVIPバスを選びましょう。
こちらがVIPバス(写真はプーケット行き)です。
トイレはもちろんテレビまで付いています。
VIPは座席はシートの幅がやや広めなので快適に過ごすことが出来ます。
Express(特急) | エアコン |
VIP | エアコン、軽食、トイレ、添乗員、食べ物、テレビ |
バスの車内はエアコンがかなり効いている場合があるのでブランケットや上着などを持ち込みましょう。
アウトドア用の携帯ブランケットは結構おすすめです↓
私のように腰痛持ちの方は腰痛対策グッズを持っていけば安心して過ごせます。
バス移動のメリット・デメリット
バスでバンコクからホアヒンへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 安い
- 早い
- 楽
- トイレ付き
- 車酔いする
バス移動は安くて早くて楽なのでメリットばかりです。
ほぼ全てのバスがVIPクラスな上に運賃も300バーツ〜なのでとてもお手頃。
結論から言うと下で解説するミニバンに乗るくらいなら少しだけ運賃が高いVIPバスに乗るのをおすすめします。
ただし運賃が倍以上するExpressバスはおすすめしません。
トイレも付いていないので、途中でお腹が痛くなったらかなり辛いです。
私は昔カンボジアを旅行中にトイレ休憩で1人だけ置いて行かれそうになったことがあるので(荷物はバスに置いたまま)、それ以来はトイレ無しの高速バスにだけは乗らないようにしています。
旅慣れていない方は必ずトイレが付いているVIPバスをおすすめします。
バスの予約方法
直接バスターミナルに行ってバスチケットを購入することも出来ますが、満席の場合は乗れないこともあるので事前にWEBから予約しておくことをおすすめします。
チケット予約サイトはいくつかありますが、日本語対応していてわかりやすいサイトは12goというサイト。
バスだけでなく飛行機や列車やタクシーなど全ての移動手段を一括で検索することが出来ます。
ちなみに私はタイ国内の移動に関しては基本的に12goしか使っていません。
全ての移動手段を一括で検索することが出来ますし、旅程を組むのにとても便利。
タイ国内のあらゆる移動手段のチケットを予約出来るのは12goだけです。
チェンマイの観光スポット「メーカンポン村」や絶景スポット「モンチェム」へ行く時の乗り合いバンのチケット予約にも12goがとても役に立ちます。
とても便利な予約サイトなのでまだ使ったことがない方ぜひ一度お試しください。
バスだけでなく飛行機や列車やタクシーなど全ての移動手段を一括で検索することが出来ます。
ミニバンでバンコクからホアヒンへ行く方法
続いて紹介するのはミニバン(ロットゥー)を使う方法です。
ミニバンは定員14人の小さなバス(ハイエース)になります。
ミニバン乗り場(バンコク) | 東ターミナル(エカマイ)、北バスターミナル(モーチットマイ)、など |
ミニバン乗り場(ホアヒン) | ホアヒン・ロットゥー乗り場 |
所要時間 | 約3時間〜4時間 |
最安運賃 | 260THB(約1000円)〜 |
ミニバン乗り場はたくさんあるのでこちらのサイトからチェックしてみてください。
VIPミニバンは定員9人、所要時間は3時間になります。
運賃は420THBです。
普通のミニバンとの所要時間の差は1時間ですが少しでも早く快適に行きたい方はVIPバンもアリです。
ミニバン移動のメリット・デメリット
ミニバンでバンコクからホアヒンへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 早い
- VIPなら快適
- 座席が窮屈
- トイレが無い
ミニバンは所要時間が4時間(VIPは3時間)なのでそこそこ早くホアヒンに着くことが出来ます。
VIPクラスなら3時間で行ける上に座席が広いので快適に過ごすことも出来ます。
ただし通常のクラスは座席が狭く、定員いっぱいになるとかなり窮屈になるので注意が必要です。
狭い車内で4時間過ごすのはかなり辛いです。
私は以前アユタヤツアーで狭いミニバンに2時間ほど乗ったことがありますが、2時間でも相当腰に来ます。
私のような腰痛持ちは腰痛対策グッズを持っていくことをおすすめします。
VIPなら快適ですが、普通のクラスのミニバンに乗るくらいなら、先ほど紹介したVIPバスに乗るのが良いでしょう。
ミニバンを予約する方法
ミニバン予約も12goが便利です。
バスだけでなく飛行機や列車やタクシーなど全ての移動手段を一括で検索することが出来ます。
列車でバンコクからホアヒンへ行く方法
続いてはやや難易度が高い列車(寝台列車)でバンコクからホアヒンへ移動する方法を紹介します。
バンコク乗り場 | フアランポーン駅(バンコク駅) |
チェンマイ降り場 | ホアヒン駅 |
所要時間 | 約3時間〜4時間 |
チケット予約方法 | タイ国鉄公式WEBサイト |
列車タイプ | SP Express、Rapid |
最安運賃 | 94THB〜 |
ホアヒン行き列車のチケット購入方法
ホアヒン行きチケットはタイ国鉄公式WEBサイトからのみ予約が可能です。
簡単にチケットの購入方法を紹介します。
まずはタイ国鉄公式WEBサイトにアクセスします。
左上のハンバーガーメニューから言語をEnglishに変更します。
OriginにBangkok、DestinationにHua Hinを入力し、日付と人数を選択します。
乗りたいタイプ(Sp Express、Rapid)を選択します。
こちらSP Expressの座席料金です。
Air Coachとはエアコンのこと。
こちらは運賃が安いRapidクラスの座席です。
Fan Coachとは扇風機のことです。
「Choose」を選ぶとログイン画面が表示されます。
まだ一度も使ったことがない方はRegisterから登録してください。
列車のチケットが売り切れることは稀ですが、心配な方は事前に予約しておくのもよいでしょう。
ホアヒン行きの列車にはSP Express(スペシャルエクスプレス)とRapid(快速)の2つのタイプがあり、SP Expressの場合は3時間30分、Rapidの場合は4時間30分ほどでホアヒンに到着します。
運賃はRapidの場合94THB〜、SP Expressの場合は412THB〜となっています。
列車移動のメリット・デメリット
列車でバンコクからホアヒンへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 旅情を味わえる
- 遅延が少ない
- 騒音がうるさい
列車でホアヒンに行く最大のメリットは旅情を味わえること。
窓からタイの田園風景を見つつホアヒンへ移動出来るのは列車ならではの体験です。
日本に現存する唯一の寝台列車に乗った時の動画はこちらです。
雑魚寝で18000円でした(高い)。
列車移動のデメリットは騒音がうるさいことですが、これは個人差があるのでなんとも言えません。
個人的にはガタガタと揺れる音やレールと車輪が擦れる金属音が苦手なので、寝る時は耳栓が必需品です。
ゲストハウスのドミトリーとかでも他の旅行者のいびきが気になる時は耳栓無しでは寝れません。
タクシーでバンコクからホアヒンへ行く方法
最後に紹介するのはタクシーでホアヒンへ行く方法です。
タクシーと言っても街中で走っている流しのタクシーがはるばるホアヒンまで行ってくれるはずはないので、事前に個人タクシー(ハイヤー)を予約する必要があります。
タクシー乗り場 | ドンムアン空港、スワンナプーム空港、ホテル送迎 |
定員 | SUVは4人、VIPバンは9人 |
運賃 | SUV1800THB、VIPバン3000THB |
所要時間 | 約3時間 |
タクシー乗り場
タクシー乗り場はドンムアン空港かスワンナプーム空港、もしくは宿泊先ホテルになります。
事前に飛行機の到着時間を知らせておくと空港の到着口でドライバーが待機してくれます。
定員
定員はSUVの場合は4人、VIPバンの場合は9人となっています。
黒塗りのハイヤー(もしくは普通のSUV)で迎えに来てくれます。
リラックス出来そうです。
こちらは9人乗りのバンです。
内装少しだけVIP感を醸し出しています。
タクシー移動のメリット・デメリット
タクシーでバンコクからホアヒンへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 団体旅行には便利
- 運賃が高い
タクシーは運賃が高いので一人旅や二人旅にはあまりおすすめ出来ません。
所要時間はバスとほとんど変わらないので一般的に旅行者にはバスをおすすめします。
団体旅行など複数人で移動する必要がある場合はタクシーを利用するのが良いでしょう。
タクシー予約方法
タクシー予約も先ほど紹介した12goというサイトがおすすめです。
バスだけでなく飛行機や列車やタクシーなど全ての移動手段を一括で検索することが出来ます。
まとめ〜おすすめはバス〜
今回はバンコクからホアヒンへ移動する手段について比較してみました。
もう一度まとめます。
所要時間 | 最安運賃(片道) | 難易度 | |
バス | 約3時間 | 300THB〜 | ★ |
ミニバン | 約3時間 | 260THB〜 | ★★ |
列車 | 約3時間30分~4時間 | 94THB〜 | ★★ |
タクシー | 約3時間 | 1800THB〜 | ★ |
※運賃に関しては時期、予約方法によって変動しますので必ずしもこれが最安とは限りません。
結論から言うとバスで移動するのが最もおすすめです。
所要時間、運賃、難易度などを総合的に考慮するとバスがベストな選択と言えます。
窮屈なミニバンに乗るくらいならVIPクラスのバスに乗った方が良いでしょう。
やや難易度は上がりますが「旅情・非日常体験を味わいたい」と言う方は列車という選択肢もアリです。
タクシーは快適ですが運賃が高い上に時間もそれなりにかかるので、団体旅行でもない限りわざわざ選ぶ必要はありません。
チケット予約は先ほど紹介した12goというサイトからどうぞ。
バスだけでなく飛行機や列車やタクシーなど全ての移動手段を一括で検索することが出来ます。
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