この記事ではバンコクでナンバーワンの人気と大きさと店舗数を誇る東南アジア最大級のマーケット「チャトチャックウィークエンドマーケット」を紹介しています。これを読めばどこになにがあるのかが全てわかります。
これからバンコクに旅行に行く人に「どのマーケットがオススメですか?」と聞かれたら真っ先に「チャトチャックウィークエンドマーケット(Chatuchak weekend market)」をオススメします。
チャトチャックウィークエンドマーケットは敷地面積、店舗数、活気、観光客の数、物量、どれを取ってもバンコク1を誇ります。
「チャトチャック」の文字が載っていないガイドブックはまずありません。
それくらい外国人観光客にも地元のタイ人にも大人気のチャトチャックマーケットですが、あまりに広すぎるために初めて訪れる人にとっては何がどこにあるのかわからずにただ歩き疲れるだけ、という残念な結果になりがちです。
こういう私も最初にチャトチャックに行った時はただ疲れただけでした。
それからバンコクを訪れる度に幾度となくチャトチャックに行ってようやくリラックスして買い物が出来るようになりました。
そこで今回はこれからチャトチャックマーケットを初めて訪れる人のために
- チャトチャックマーケットの基本情報
- エリアマップ
- オススメのお土産
- 設備
- アクセス方法
- トイレの場所
などを一挙にご紹介します。
これを読めばチャトチャックマーケットの全てがわかります。
※2019年8月にチャトチャックマーケットのすぐ隣に新しいショッピングモール「MIXT Chatuchak」がオープンしました。
チャトチャックマーケットに行ったらぜひここにも寄ってみてください。
チャトチャックウィークエンドマーケット
チャトチャックウィークエンドマーケットの歴史は意外と古く1982年からやっています。
1982年といえば花の82年組が思い浮かびますね(私だけ?)。
とにかく広い
敷地面積は11万3000㎡(1.13㎢)でアジアで最大級の広さを誇ります。
これがどれくらい広いのかというと
こんな感じです。
ディズニーランドが2つ分くらいの広さ。
とりあえずものすごく広いんです。
店舗数は15000を超えており、一日で全て見て回るのは人間には不可能です。
週末しかやっていませんが、一日の来場者数は30万人を超える時もあるんだとか。
オープン時間・日時
チャトチャックマーケットは金曜と土日にオープンしています。
金曜日は夜の18:00〜00:00くらいまでやっています。
べストな時間帯は20〜23時くらいです。
この時間帯が一番お店の数が多いです。
ただし金曜日はもともと開いているお店の数が少なく、かつ観光客向けというよりはローカルな雰囲気が強いです。
個人的には夜のチャトチャックも好きなのですが、旅行者にとっては週末の昼間がメインになるでしょう。
週末のオープン時間は朝の10時〜18時ごろまでです。
17時ごろから多くの店が閉まり始めるのでなるべく早めに行った方が良いでしょう。
MRTとBTSでアクセスも簡単
アクセス方法はいくつかありますが、一番簡単なのがBTSスカイトレインかMRT地下鉄を利用する方法です。
BTSだとモーチット駅(Mo Chit)、MRTだとチャトチャックパーク(Chatuchak Park)駅かカムフェーンペット(Kamphaeng Phet)駅が近くて便利です。
どちらの駅のほとんどチャトチャックマーケットと直結しているので迷うことはまずありません。
行き方
一応MRTチャトチャック公園駅からの行き方をご紹介します。
改札を出たら出口1に進みます。
エスカレーターを上がり
地上に出たら右に曲がります。
そうするとすぐにこんな看板が出てくるのでもう安心です。
みんなについていけばチャトチャックマーケットの入口ゲートにたどり着きます。
コインロッカーもある
MRTカムフェーンペット駅の出口近くに黄色いコインロッカーがあります。
料金もそこまで高くないので貴重品などはここに預けても良いかもしれません。
タクシーも可
タクシーでも行けます。
ただし普通に流しのタクシーを捕まえるとチャトチャックに行く観光客の場合は高値をふっかけられることがあるのでGrabを使いましょう。
トイレも完備
チャトチャックマーケット内にトイレは8つあります。
目立つようにTOILETと書いてあるので便利ですね。
入り口にはゲートがあり、5バーツ(10バーツ)払わなければ中に入ることが出来ません。
お金はかかりますが、その分綺麗に保たれています。
専用のアプリもある
チャトチャックマーケット専用のアプリもあります。
アプリで出来ることは
- 現在地の把握
- 今オープンしているお店のチェック
- お店のお気に入り登録
- 旅程表の作成
- トイレなどの設備の場所をチェック
などです。
マップが正確なので自分がどこにいるのか一目瞭然。かなり助かります。
時計台は目印になる
チャトチャックマーケットのシンボルとも言える時計台。
マーケットのちょうど中心にあるので目印やミーティングポイントとして利用することができます。
フードスタンド・屋台がたくさん
チャトチャックマーケットの中にはいたるところに飲み物や食べ物を売っている屋台があります。
値段も良心的なのでちょっと休憩したい時にはオススメです。
このフルーツの盛り合わせはたった50バーツです。食べ歩きだとちょっと食べにくいのが難点ですね。
スムージーは美味しいですね。
屋台飯もまずまずです。
でもどうせだったら他のところで美味しいタイグルメを食べて欲しいところです。
日本へ郵送も可
チャトチャックマーケット内にはDHLの支店があり、そこから直接日本に荷物を送ることも出来ます。
費用や日数については下の記事で詳しい説明があります。
エリアごとに紹介
チャトチャックマーケットはその広さ故に、1〜26のセクションに分かれています。
ざっくりとジャンル分けすると
- 1〜2:古本や蒐集品など
- 3〜4:トレンド
- 5〜6:メンズヴィンテージ
- 7:アートギャラリー
- 8と10:タイ雑貨
- 9,11〜22:雑貨・ホームスパ
- 12,14~23:ファッション&アクセサリー
こんな感じになります。
旅行者に人気のものが売られているエリアはそれ以外のセクションのトレンド、タイ雑貨、雑貨・ホームスパ、ファッションのエリアになります。
大雑把にこのエリア分けられていますが、実際は色々な店舗が混在しているので、トレンドエリアに雑貨があったり、雑貨エリアに服が売られてたりしています。
あくまで目安ですが目当てのものを探すときにはかなり役立ちます。
アートギャラリーエリア
ゲート2から入ってすぐ右側第7セクションはアートギャラリーのエリア。
地元バンコクや地方からやってくる芸術家たちの作品が展示・販売されています。
鋭意制作中です。
マーケットのワンセクションだけですが、かなり本格的なアートギャラリーと言えそうです。
一応絵も販売されていますが、観光客にとってここは見物メインと考えて良いでしょう。
歩きながら見ていると結構面白いアート作品に遭遇します。
ここは5分くらいで回れるのでさっと見物してみるのが良いでしょう。
ヴィンテージエリア
セクション5と6はヴィンテージ品が売られているエリアになります。
ヴィンチージエリアにはメンズのヴィンテージ品を売っているお店がたくさんあります。
他にもTシャツやポロシャツなども売っています。
メンズが中心ですがたまに女性用も売っています。
かなり安いですがデザインなどはあまりかっこよくありません。
どちらかと言えば観光用のお土産ではなく、地元の人たちが買うような服が多い印象です。
店の雰囲気もなんとなくローカルな感じです。
このエリアは特に観光客が訪れる必要はありません。時間に余裕が無い場合は飛ばしてしまいましょう。
チャトチャックマーケットはただでさえ広いので、なるべく体力を温存しておくためにも、こういうエリアにあまり時間を使わないようにしましょう。
トレンドエリア
トレンドエリア(セクション3と4)は一言で言うと若者向けの商品が集まるエリアです。
ショッピングモールの中みたいな感じですね。
ファッショナブルな服、帽子、サンダル、時計、バッグなどが売られています。
個人的に良いと思います。
このシャツもかっこいい(帽子はあんまりかな)。
木製の時計。かっこいいですが、バンドがちょっと太すぎる気がします。
イカしたデイバック。買おうと思ったのですが、ポケットの数が少なかったので諦めました。
キラキラの小物入れ。
今年はこういう小さなバッグが流行りなのでしょうか。全然入らないので不便だと思うのですが。
有名ブランド「オールドスカル」のTシャツも売られていました。
めちゃくちゃな日本語がプリントされたTシャツはめちゃくちゃかっこいいです。
ファッション・アクセサリーエリア
ファッション・アクセサリーのエリアはチャトチャックマーケットの中心部にあります。
ファッション・アクセサリーのエリアは若干トレンドエリアと被っている感じはありますが、こちらの方がファッショナブルな服を売っている気がします。
大粒のビースで作られたバッグ。かなり手が込んでます(確か800バーツくらいでした)。
雑貨・ホームスパエリア
雑貨・ホームスパエリアには食器、花、バッグ、ノベルティグッズなどなど、とりあえずありとあらゆるものが売られています。
食器など。
シンハビールのグラスが一つ25バーツです。安いですね。
額の中に砂が入った時計。
パスポートケース。自分でオリジナルのものを作ることが出来ます。
像のデザインがされたノート。
バッグなど。
ユニークなデザインのビニール袋も売られていました。もしかしたらバラ売りはしていないのかもしれません。
タイ雑貨エリア
タイ雑貨エリアには定番のお土産が他の場所よりも安く売られています。
多くの観光客にとってはここがメインの買い物場所となります。
タイシルク。
ワッペン。
象がデザインされた小物入れ。一個たったの10バーツです。
子ども用のタイパンツも。
コルクで出来たバッグ。
日本ではあまり見ませんね。
色とりどりのライトなど。一つ100バーツ。
線香。1パック25バーツくらいでした。
こんな風にして部屋に飾るといい香りがします。
様々なキーホルダー。
ココナッツの殻を再利用した器。これはお土産にいいですね。
エスニックテイストのバッグ。
迷ったらメインストリートを歩くべし
チャトチャックマーケットはディズニーランドが2つ分なので、とにかく広くてどこに行けばいいのかわからなくなってしまいます。
そんな時はメインストリートを歩きましょう。
メインストリートを歩けば、服でも雑貨でもお土産でも食べ物屋台でもなんでもすぐに見つかります。
ただしメインストリートは日差しが強いのでちょっと疲れた屋根がある場所に逃げ込みましょう。
オススメのお土産
チャトチャックマーケットは物量が半端ではない上に色々な種類のものがあるので、オススメのお土産を挙げるのが少々難しいのですが、個人的に気になったものをいくつか紹介します。
ソープ・線香
バブルバス。
こっちにも。これはお土産としてもらったら嬉しいですね。
カラフルな石鹸。
アイスみたいな石鹸。食べてしまいそうですね。
線香も人気のお土産の一つです。
タイパンツ
タイパンツはどこのマーケットでも売られていますが、チャトチャックマーケットが一番安く買うことが出来ます。
しかも柄が豊富です。
チャトチャックマーケットの相場は大体100バーツくらいです。
他のマーケットだと120バーツくらいが平均なのでここで買ってしまうのが良いでしょう。
スパイス・ハーブ
以前はあまり見かけなかったのですが、スパイスとハーブを専門的に扱っているお店が新しく出来ていました。
ハーブティーなど。
こんな風にスパイスやパウダーが小売りされています。
レモングラスや乾燥された唐辛子も売られています。これがあれば日本でも本格的なタイ料理を作ることが出来ますね。
トムヤムクンセットです。これがあれば本場の味を再現することが出来ますね。
タイカレーペーストなど。これはお土産にぴったりですね。
ヤードム
チャトチャックマーケットにはいくつか薬局のようなテンポがあります。
こんな感じ。普通の薬局よりも少し安く売られています。
ヤードムはここで買うのがオススメです。
鼻にさすとメンソールがスースーして通りが良くなったり、眠気覚ましにも効果的にヤードムですが、チャトチャックマーケットで一番安く買うことが出来ます。
大体6本で100バーツで手に入れることが出来ます。
普通にコンビニで買うと1本25バーツくらいするのでとてもお買い得です。
バラマキ土産にぴったりですね。
日本で買うとものすごく高いです。
ホッチキス型ミシン
チャトチャックマーケットの外にこんなものが売ってました。
見た目はホッチキスですが実はこれミシンなんです。
タイのホッチキスは服が縫えるんだぜ。#タイ#ホッチキス#革命#安倍晋三 #裁縫#チャトチャック#バンコク pic.twitter.com/zorUbELRel
— ฮิคารTeru@UberEats (@mitsushimalove) 2019年6月16日
こんな感じでデモンストレーションしてくれました。
後で自分のズボンの穴を縫ってみたら結構綺麗に縫うことが出来ました。
タイのホッチキスでズボンの穴を縫ったよ。家庭科2だったけど裁縫出来たよ。#タイ#バンコク#裁縫#ホッチキス#タイ旅行 pic.twitter.com/NvDP3AqwBv
— ฮิคารTeru@UberEats (@mitsushimalove) 2019年6月16日
革製パスポートケース
革製のパスポートケースも観光客に人気です。
こんな風に自分が好きな色のケースを選んで
好きな金属を選んで
店員さんに渡すとこんな感じでオリジナルのおしゃれなパスポートケースを作ることが出来ます。
しかもたったの60バーツ(200円)。これは絶対にオススメです。
iPad用のケースもありました。
小物入れ
象がデザインされた小物入れ。
一つ10バーツなのでバラマキ土産にオススメです。
タイ限定味のポッキー
タイ限定のマンゴーやバナナ味のポッキーも売られています。
10箱で120バーツなのでものすごく安いです(1箱45円くらい)。
これもバラマキ土産にぴったりです。
気をつけること
チャトチャックマーケットで買い物を楽しむ時に気をつけることがいくつかあります。
気になったら即購入
どのエリアにも似たようなものを売っているお店が最低でも3つはあるので、価格が安いお店を探すのもアリです。
しかしチャトチャックマーケットはとにかく広くて観光客も多いので、安い店を探し過ぎると歩き疲れてしまいます。
なので気になったものが見つかったら迷わず購入するのが良いでしょう。
確かに後でもうちょと安いお店が見つかるのもしばしばですが、価格差はそこまで大きくはありません。
水分補給
チャトチャックマーケットは広すぎる上に屋外にあるのでかなり疲れます。
なので買い物に夢中で水分補給を忘れてしまう、なんてことがないように気をつけましょう。
喉が渇いたらすぐに屋台で飲み物を買いましょう。
脱水症状を避けるために経口補水液などを持参するのもアリです。
スリなど
私自身はスリにあったことはありませんが、人通りが多い場所で財布やスマホを盗まれる事件はあとを絶ちません。
なのでなるべく貴重品はカバンの一番下に入れたり、ポケットの奥深くに潜らせておきましょう。
カムフェーンペット駅のコインロッカーを使うのもアリです。
まとめ
今回はチャトチャックマーケットの基本情報、各セクションで売られているもの、オススメのお土産などを紹介しました。
もう一度おさらいします。
- 1〜2:古本や蒐集品など(No need to go)
- 3〜4:トレンド
- 5〜6:メンズヴィンテージ
- 7:アートギャラリー
- 8と10:タイ雑貨
- 9,11〜22:雑貨・ホームスパ
- 12,14~23:ファッション&アクセサリー
チャトチャックマーケットはとにかく広いので、全てのお店を見ていると丸一日かかってしまいます。
お店の数は15000以上ありますが、ダブっているお店もたくさんあるので全てのお店を見て回るのは時間のムダです。
なのでアプリを利用しつつ、自分が欲しいもの・目当てのものが売られているエリアを中心に回って、休憩がてら他のエリアもちょこっとのぞいてみる、くらいがベストです。
せっかくの旅行なので効率よく回って買い物を楽しみましょう。
週末(と金曜の夜)しかオープンしていないので注意しましょう。
下で紹介しているナイトマーケットは毎日やっているのでオススメですよ。
珍しいカフェなんかも時間があればぜひ行って欲しいです。
※2019年8月にチャトチャックマーケットのすぐ隣に新しいショッピングモール「MIXT Chatuchak」がオープンしました。
チャトチャックマーケットに行ったらぜひここにも寄ってみてください。
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