タイ北部の地方都市「チェンライ」。
バンコクに比べるとまだまだ田舎感たっぷりですが、白い寺院ワット・ロン・クンや青い寺院、首長族の村や、ゴールデントライアングルなどの観光名所がたくさんあるのが魅力です。
しかし公共交通機関が整っているとは言い難く、あちこち移動するのは多少苦労します。
大人数での旅行ならタクシーをチャーターすればいいですが、一人旅だと移動するだけでかなりの交通費がかかってしまいます。
そんな時におすすめなのがレンタルバイク。
バイクならわざわざタクシーを待ったり呼び止める必要もなく、自分のペースで自分の行きたい所に行くことが出来ます。
そこでこの記事ではチェンライでおすすめなレンタルバイク屋やレンタルに必要なもの、チェンライでバイクに乗る時の注意点などについて解説していきます。
これからチェンライでバイクを借りる予定の方は必見です。
レンタルバイク屋がある通り
チェンライ市内でレンタルバイク屋が固まってるのはチェンライ時計塔の南側の通り「Jetyod Rd」。
Jetyod Rdには50メートル間隔くらいにレンタルバイクショップがあるのでバイクを借りたい時はこの通りに来ましょう。
ちなみに上の地図のラーン・ボージャイカオソーイガイは美味しいカオソーイのお店です。
おすすめのレンタルバイク屋
この通りで私が実際にバイクを借りてみておすすめ出来るのは、Nice RentalとB-RIDERの2つ。
Nice Rental。
そしてこっちがB-RIDER。
どちらもタイ人がオーナーですが、英語も堪能なのでコミュニケーションの問題はなし。
Nice Rental
NiceRentalで借りたClick125cc。
このクラスの排気量だと1日あたり200バーツが相場です。
たまーに1日150バーツとかいう激安レンタルバイクもありますが、そういうバイクショップはバイクがボロかったり、整備がきちんとされてなかったりするので借りてはいけません(安かろう悪かろう)。
このバイクでプーチーファーの雲海を見に行きました。
ただしこのバイクはブレーキの効きが悪くて何度かカーブを曲がりきれなくてガードレールに激突しそうになりました。
バイクを借りる時はブレーキの効きをちゃんと確かめておきましょう。
B-RIDER
B-RIDERで借りたのもClick。
値段は同じで一日200バーツなり。
B-RIDERのバイクは新車が多くカウルもピカピカでした。
本当はPCXを借りたかったのですが一日400バーツということだったので諦めました。
このバイクでタムルアン洞窟に行きました。
個人的にはバイクが綺麗でしっかり整備されているB-RIDERの方がおすすめです。
借りる時に気をつけること
チェンライでバイクを借りる際にはいくつか気をつけることがあります。
国際免許はあった方がいい
タイのレンタルバイクは国際免許が無くてもパスポートさえあれば借りることが出来ます。
実際のところ、わざわざ国際免許を取ってからバイクを借りる人の方が少ないと言ってもいいでしょう。
ただしその場合はもちろん無免許運転。
検問に引っかかってしまった場合は無免許運転で反則金(1000円程度)を徴収される恐れはあります。
また万が一事故などで怪我をしたり、バイクを壊してしまった場合、無免許で運転してたことが発覚すると海外旅行保険に入っていても一切補償されることはありません。
無免許なので当然と言えば当然ですが、重大な事故を起こしたら人生が終わります。
なのでバイクをレンタルする際には国際免許を取得しておくのをおすすめします。
国際免許は各都道府県の免許センターに行って手続きをすれば即日交付されます。
詳しくは下の記事を参照してください。
そしてバイクに乗る時には(乗らなくても)海外旅行保険は必須です。
海外旅行保険に入らずに病気や怪我で入院するととんでもないことになります(体験済み)。
私は楽天カードの海外旅行保険に入っているので向こうに行けば自動的に保険が適用されます(利用付帯)。
まだ持っていない人はこの機会に一枚作っておきましょう。
ヘルメットを被る
タイではヘルメットを被らないでバイクに乗っている人の方が多いです。
しかし実はタイの交通事故数は日本の8倍。
アジアの中ではトップクラスの事故率です(インドよりも悪い)。
なので必ずヘルメットは被ってバイクに乗ってください。
ノーヘルだと万が一の事故の時に保険が適用されない上に、検問所で普通に反則金を取られます。
バイクの傷などを写真に撮る
タイのレンタルバイクは基本的にボロボロですが、元々あったキズなどを自分の責任にされたら困ってしまいます。
そういうのを防ぐために大きな目立つキズなどがあれば借りる時に写真を撮っておくのが良いでしょう。
タイヤの空気圧を確認
チェンライは中心部を離れるとまだ舗装されていない道路がたくさんあって悪路だらけです。
タイヤの空気圧が低すぎるとちょっとした石などでタイヤに穴が空いてしまったり、ハンドルを切った瞬間にタイヤが凹んでしまったり、思わぬ事故に繋がるのでタイヤの空気圧は必ずチェックするようにしてください。
ブレーキの効きを確認
タイヤと同じようにブレーキも効きを確かめてから借りましょう。
たまーにブレーキが全然聞かなかったり、キーキー音がするバイクもあるのでそういうのはなるべく避けましょう。
灯火類を確認
タイではまだ経験したことはありませんが、マレーシアのペナン島でバイクを借りた時にウィンカーが全く光らないバイクを借りたことがあります。
ライトが点かないとめちゃくちゃ危険なので借りる時に一通り光るかどうかをチェックしましょう。
損害保険について確認
バイクを借りる時には必ず契約書にサインをします。
その時に「バイクが壊れて時にはちゃんと補償されるのか」「いくらまで補償されるのか」などを確認しましょう。
レンタルバイク屋によっては対物補償は無かったり、逆に運転者が全く補償されなかったりもするのでそこは必ずハッキリさせておきましょう。
いずれいせよ海外旅行保険に入っているのが無難です。
欧米人オーナーは安心
タイでレンタルバイク屋を営んでいる欧米人オーナーも多くいるので、出来れば欧米人オーナーのレンタルバイクで借りるのが安心です。
チェンライは欧米人オーナーのレンタルバイク屋があるのかどうかわかりませんが、バンコクには私がおすすめするレンタルバイク屋が2つあります。
欧米人オーナーだと保険がしっかりしていたり、万が一旅先でバッテリーが上がってしまった場合でもしっかり助けてくれます。
スマホホルダーがあると便利
知らない土地を走る時はGoogleMapsを見ながら運転すると迷いません。
スマホホルダーを貸し出してくれるレンタルバイク屋もありますが、たまに壊れていてスマホを落とすこともあるので出来れば自分で用意しておきましょう。
私のおすすめはシリコン製のスマホホルダー。
これならどんなタイプのハンドルでも取り付けることが出来ます。
日本でウーバーイーツをやる時もこのスマホホルダーを使っています。
シリコンなのでかさばらないので嬉しいですね。
海外ツーリング用のおすすめバイクグッズはこちら。
チェンライでバイクに乗る際の注意点
チェンライで実際にバイクに乗る際の注意点もいくつかあります。
山岳地帯にはガソリンスタンドがない
ガソリンスタンドは交通量が多い通り沿いか、中心部にしかありません。
私が山岳地帯プーチーファーに行った時には山道に入ったきりガソリンスタンドは1つもありませんでした。
幸い満タンにしておいたので特に問題はありませんでしたが、チェンライの山道でガス欠になるとジ・エンドです。
ちなみにガソリンは91(ガオヌン)か95(ガオハー)をバーツ単位で入れてもらいましょう。
左折はいつでもオーケー
タイでは信号が赤でも左折はいつでもオーケー。
左折レーンで停まっていると後ろからクラクションを鳴らされるので注意しましょう。
停めた場所の写真を撮る
これは超重要です。
バイクを停めたら必ずバイクを停めた場所の写真(後ろの景色も)撮りましょう。
タイのスクーターはどれも似たようなものばかりなので、特に意識をしていないとどこにバイクを停めたのはすぐに忘れてしまいます。
写真を撮っておけば万が一バイクが盗まれたとしても、自分がどこに停めていたのかがわかるのでバイク屋にも説明しやすいです。
チェンライ=チェンマイ間はバスがいい
チェンライとチェンマイは車で3時間半くらいの距離なのでバイクでも移動することが出来ます。
しかし、あまりおすすめはしません。
というのもこの2区間の道路はまだしっかり舗装されていないからです。
これはバスに乗っている時に撮った写真ですがこんな感じのガタガタ道が延々と2時間近く続きます。
道がガタガタなだけでなく砂埃もすごいです。
こんな道をバイクで走っていたら肺がやられます。
なのでチェンマイ=チェンライ間はバイクよりもバスがベターです。
まとめ
今回はチェンライでおすすめのレンタルバイク屋とバイクを借りる時の注意点をいくつか紹介しました。
チェンライは公共交通機関が限られているのでひとり旅の場合はレンタルバイクがあるととても便利です。
ただし国際免許が無いと無免許になることだけは頭にとどめておきましょう。
そして海外旅行保険は必ず入っておきましょう。
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