この記事ではバンコクのドンムアン空港から成田行きのXW102便のビジネスクラス(スクートビズ)を紹介しています。
先日のタイから帰国する時にスクートのビジネスクラスである「スクートビズ(scootbiz)」で成田まで帰って来ました。
2015年以降飛行機に乗る時は常に格安LCCに乗っており、ビジネスクラスはおろか普通の航空会社ですら敬遠しがちな私ですが、今回は超格安の2万円で「スクートビズ」に乗れるチケットを発見したので思い切って購入しました。
エコノミーが1万円だったので、それに+1万円でビジネスクラスに乗れたのです。
そこで今回はスクートビズの搭乗レビューをしたいと思います。
普段乗っているエコノミークラスのレビューはこちら。
タイ直行便LCC比較はこちら。
旅程表
右上に「ScootBiz」とあります。
片道でTHB6500でした。日本円で大体2万円ちょっとです。
スクートビズのチケットを買った理由
本来はドケチなのでエコノミーでも贅沢だと思う自分ですが、スクートビズにした一番の理由は「預け入れ荷物が30キロまでタダ」という特典です。
大体のLCCの場合は預け入れ荷物には追加の料金がかかります。
正確な数字は飛行距離によって変わりますがバンコクから東京の場合、20キロの預け入れ荷物で4000円〜くらいの追加料金がかかってしまいます。
「預け入れ荷物無しで全て機内持ち込み手荷物にする」という手もありますが、機内持ち込み荷物には10キロ(他のLCCでは7キロ、エアアジアとか)という厳しい制約があり、お土産なんて持って帰ることは出来ません。
しかもLCCは当日空港のチェックインカウンターで預入荷物を追加するととんでもない額の追加料金を取られてしまいます。
かといってエコノミーに4000〜円追加して預け入れ荷物20キロにするかと言われれば「うーん」という感じで悩みどころでした。
そして熟考の末
それだったら思い切ってスクートビズ(現スクートPlus)を買ってしまおう。
という結論に達しました。
スクートビズは「預け入れ荷物が30キロまで」の他にも「シートが広い」「機内食あり」など様々な特典があるので「+1万円だったら総合的に考えればこっちの方がいいかな」と思い至ったわけです。
スクートビズの特典
スクートビスは一応ビジネスクラスなので様々な特典があります。
リラックス
快適なレザーシートと2倍の広さのレッグルーム。
手荷物も余裕
受託手荷物は30kgまでお預かりできます。
たくさんお買い物したあとも
機内持込手荷物は2つ(合計最大15kg)までOK。
機内食付き
お食事は豊富な種類を取り揃えております。
優先搭乗サービス
優先的にチェックイン、また機内へのご案内をいたします。
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンクとアルコールドリンクをそれぞれ1つ、追加でご提供いたします。
目的地に一番乗り
ご到着時も優先的に機外にご案内いたします。
動画ストリーミング
映画もテレビ番組も、お使いの機器にスクートTVでストリーミング(提供可能な場合)。
シート電源
飛行中もお使いの機器を充電できます。(詳しくは公式ホームページへ)
嬉しいことばっかりです。
+1万円で大富豪になった気分を味わえます。
特に手荷物が30kgまで無料なのが嬉しいですね。
LCCは手荷物の制限がとても厳しく、当日受託預入荷物を追加すると普通に数万円飛んでいくので注意が必要です。
LCCを利用するときはLCC機内持ち込み対応のスーツケースを用意しておかないと当日大変なことになります。
チェックイン
夜中の2時のフライトですがこのように長蛇の列が出来てました。
スクートビズの特典に「優先的なチェックイン」とあったのですが人が多すぎてどこに並べばいいのかわからなかったので、とりあえず列を横切って無理やりチェックインカウンターに侵入しました。
列を無理やり横切ると並んでいたエコノミーな人たちに凄く嫌な目で見られました。
貴族は辛いよ、と思いました。
ここが「スクートビズ」のチェックインカウンター。
ScootBizとありますが普通にエコノミークラスのチェックインもここでやってました。
でも
私はビジネスクラスの人間だ。えっへん。
と告げると優先的にチェックインさせてくれました。
預け入れ荷物は10.8キロ。
微妙です。
スクートの機内持ち込み手荷物は10kgまでなので頑張って荷物を減らせば機内持ち込みに出来たかもしれません。
この時は超軽量のスーツケースを買えばよかったとちょっと後悔しました(まあスクートビズに乗ってみたかったからいいけど)。
「Priority」
搭乗
搭乗ゲートにて。特典にあるようにスクートビズの人たちが先に飛行機に乗り込みます。
ブレブレ。
こんばんは。
座席
座席はこんな感じ。
広いです。この時は隣に誰も座らなかったので凄く快適でした。
シートはエコノミーの1.3倍くらいある印象です。
ふんわりしてます。エコノミーの硬いシートよりは座り心地が良いです。
ちなみに頭を支えるクッションは上下に動かせます。
ライトと呼び出しボタン。
机は収納式。
座席前も広いです。広すぎです。
普通に足が伸ばせます。
リクライニングもなかなかです。
前後のスペースが広いので、気持ちもう少し後ろに倒してもいいのではないかと思いました。
スクートビズは24席しかありませんがこの時は8割くらいの席しか埋まっていませんでした。
後ろのエコノミーとは切り離されています。
夜景
離陸です。
窓側の席なんて久しぶりだったので興奮してしまいました。
トイレに行く時大変なのでいつも通路側の席にしているからです。
非常に綺麗です。
高いです。
そしてこの後すぐに深い眠りに落ちました。
朝の風景
3時間ほどして機内の照明で目を覚ますと窓の外には次のような景色が広がっていました。
寝ぼけてて一瞬自分が宇宙にきてしまったように錯覚しました。
やっぱり飛行機に乗ってます。それにしても高度があります。
飛行機ってすごいなーと思いました。
機内食
朝ごはんは「オムレツとチキンソーセージ」でした。
事前に予約していたらしいのですが全然覚えていませんでした。
オムレツがふわふわでソーセージがパリパリでなかなか美味しかったです。
成田空港到着
無事成田空港に到着しました。乗客乗員全員無事でした。
このゲートが動いているのは初めて見ました。
これもビジネスクラスの特徴なのでしょうか。
「スクートビズ」から優先的に降りることが出来ました。
成田空港はイミグレーションで自動化ゲートが実用されているらしく、入国するのに数秒しかかかりませんでした。
あまりに早く入国してしまったので荷物が出てくるまでちょっと待ちました。
確かにこれは私の荷物スーツケースです。
SSサイズのくせに結構重いので荷物をたくさん入れることは出来ません。
LCCに乗るときは1.9kgの超軽量スーツケースがおすすめです。
私がLCCに持ち込む時の荷物の中身はこちらで紹介しています。
まとめ
今回は初めてLCCのビジネスクラスを利用しましたがかなり満足しています。
今回のようにチェックインのスムーズさ、機内の快適さ、機内食、預け入れ荷物30キロなどこれだけの特典が+1万円でついてくるなら選ばないという選択肢はありません。
スクートのエコノミークラスだと機内持ち込み10kgまでという制約があるので、荷物を減らしたり、軽いスーツケースを用意する必要がありますがビジネスクラスは預け入れ荷物が30kgまで無料なのでかなり助かります(滅多に乗りませんが)。
シートも快適だったので腰痛持ちには助かりました。
普段エコノミーに乗る時は本当に辛くて、必ず1つは腰痛グッズが無いと地獄です。
しかしながら常に「エコノミー+1万円」でスクートビズにアップグレード出来るわけではないので注意必要です。
普段はエコノミーに乗り、ちょっと余裕がある時やセールをしている時なんかにビジネスクラスを利用するのが良いのではないかと思います。
もっとも一番の理想はいつでもビジネスクラスを利用出来ることですが。
タイライオンエアとエアアジアの成田⇆ドンムアン間のレビューは下の記事を参考にしてみてください。
ドンムアン空港からバンコク市内への移動方法はこちら。
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