タイには数え切れないほどの珍スポットがあります。
私もこれまで60箇所くらいの珍スポットを訪れました。
どの場所も面白いのでオススメを見つけるのが難しいのですが、数多くの珍スポの中でも1、2を争うくらい摩訶不思議で度肝を抜かれた珍スポットがあります。
それが今回紹介するシーフードレストラン「サターニーミーホイ(Sataneemeehoi)」。
サターニーミーホイはフアムムマーケットというバンコク中心部からは少し離れたナイトマーケットの中にあるシーフード専門のレストランです。
外から眺めてもごく普通の屋外レストランですが、よく見てみると店員さんたちはみな露出度高めでマッチョが多い。
見た目は完全にオネエ(タイ語でガトゥーイという)です。
この姿のまま普通に接客をやっているのですが、彼らの仕事はそれだけではありません。
彼らは音楽がかかり始めると突然雄叫びを上げ踊り始めるのです。
もう一度言いますがここはレストラン。
貝や海老を食べている客のテーブルの間で、ムキムキのお兄さん(オネエさん?)たちが汗びっしょりになりながらひたすら踊り続けます。
何を言っているのかさっぱりだと思いますが、とにかくタイにはそういうレストランがあるのです。
タイにはたくさんの珍スポットがありますが、間違いなく今一番行って欲しい場所です。
フアムムマーケット
サターニーミーホイを紹介する前にサターニーミーホイがあるナイトマーケット「フアムムマーケット」についてちょっと紹介。
フアムムマーケットはバンコク郊外にある小さなローカルナイトマーケット。
今ではサターニーミーホイのおかげでちょっとだけアジアからの観光客が増えましたが、それでもまだまだ地元民のためのナイトマーケットです。
ご覧のように人が少ないので歩きやすいです。
バンコク市内のナイトマーケット(特にラチャダー電車市場)に比べると全然人が少ないので買い物もしやすいですね。
しかもローカル価格なのでちょっとだけ安く買えます。
バーなんかもあります。
ただし英語表記がなかったり、店員がタイ語しか話せなかったりするので少しハードルは上がります。
指さし単語帳は必須アイテム。
Kindleunlimitedならタダでタイ語を勉強することも出来ます。
射的なんかもありました。ローカルです。
こっちは風船を的にしたダーツ。
5本で20バーツとお手頃なのでやってみましたが5回連続で風船に当てなきゃいけないらしくて案外難しかったです(何がもらえるのかは不明)。
レストラン・屋台
レストランや屋台も充実。
ムーガタっぽいレストランが多数ありました。
ここでは中央で肉を焼いて外側でチーズを焼いてました。
韓国のチーズタッカルビみたい。
クレープ屋台。一つ59バーツ(200円くらい)。
ココナッツスムージー(40バーツ)を飲みました。
めちゃくちゃ美味しかったです。
家でも作れればいいのにな。
トイレの場所
トイレは調べてみる限りナイトマーケットの入り口付近に一つしかありませんでした。
まあ小さなナイトマーケットなので問題ないでしょう。
ちなみにトイレは3バーツかかります。
バックパッカーの聖地「カオサンロード」のトイレも場所はこの記事で紹介しているので行く予定があるかたはぜひ参考にしてみてください。
サターニーミーホイ
そしてお待ちかねのガチムチシーフードレストラン「サターニーミーホイ」。
サターニーミーホイはフアムムマーケットの中でも入り口から一番遠い場所にあります。
目印はこのサインボード。
タイ語で「サターニーミーホイ(สถานีมีหอย)」と書いてあります。
意味は「貝の駅(貝がある駅)」。
「ホーイ(หอย)」は「貝」、「サターニー(สถานี)」は「駅」という意味です。
バンコクの BTSやMRTに乗っているとよく「サターニートーンパーイ(次の駅は)」みたいなアナウンスが聞こえてきます。
「มี(ティー)」は関係詞ですね。
英語にすると「a station which has shellfish」。
whichの部分がมี(ティー)になります。
タイ語も勉強してみると楽しいですよ。
1階には大量の貝。
2階はこんな感じ。
ごく普通の屋外レストランです。
メニューは貝が中心
メニューはたったこれだけ。
ほとんどが貝です。
しかも日本では全然見たことのないような見た目の貝ばかり(ちなみに私は貝がそこまで好きではない。というかあんまり好きじゃない)。
ただし値段はそれほど高くなく(一皿100バーツ)、意外と美味しいと評判です。
でもお腹を壊してしまうと大変なのでそれだけ注意しましょう。
お腹を壊して入院するときは必ず海外旅行保険に入っておくことをオススメします。
私は病院に一泊して自腹で8万払ったので。
注文したもの
というわけで海老(一尾)と貝を何種類か注文。
海老はもちろん美味しい。一番小さいサイズでも割と大きいのが嬉しい。
身がプリプリしてました。
この貝も美味しかったのですが、ちょっと生っぽかったです。
でも一緒に行った人曰く、貝はこれぐらいがちょうどいいのだとか。
私は普段ほとんど貝を食べないので茹で加減とかも全然わからないのです。
この貝は細長い形をしていて不思議な味。
不味くはないけど美味しくもない。ビールには合う珍味という感じ。
そして生牡蠣。
実は私は生の牡蠣を人生で一度も食べたことがありません。
牡蠣はカキフライの味しか知らず、それもそれほど美味しいと思ったことがなかったのですが、今回人生で初めて生の牡蠣を食べてみました。
あんまり美味しくなかったです。
味は無いし、噛みにくいし、噛み心地が地持ち悪いし、中からなんか出てくるし。
どうしてみんなこんなものを食べたがるのかさっぱりわからなくなりました。
添えてあったフライドオニオンはすごく美味しかったです。
これにビール瓶一本で合計850バーツ(2800円くらい)だったのでちょっと高めな印象はありますが、この中にはガチムチサービス料も含まれています。
ガチムチ店員が踊り出す
貝を食べていると突然音楽がかかりはじめました。
プロレスラーがリングに上がる際に流れるカッコいい音楽です。
それが合図となってガチムチ店員たちが一斉にお立ち台(?)に集結。
お客さんも写真を撮ります。
なんとも形容しがたい光景です。近づいたら食べられそう。
柵に乗って踊り狂い。
写真でも躍動感が伝わってきます。
実際はめちゃくちゃ腰を振りながら雄叫びを上げています。
というよりもあんな場所で踊って危なくないのだろうか…。
落ちたら確実に大怪我だと思うんだけど。
ガチムチレストラン。#サターニーミーホイ#ムキムキ#タイ#バンコク pic.twitter.com/hbPRWAXylI
— Hikaru@UberEats配達員 (@mitsushimalove) September 17, 2019
もちろん2階でも踊ってます。
ガチムチその2。 pic.twitter.com/afRGPLZFev
— Hikaru@UberEats配達員 (@mitsushimalove) September 17, 2019
リーダーっぽいお兄さん
どうやら一番背が高くてムキムキなこのお兄さんがリーダーっぽい人。
とにかくずっと叫んでいます。
ブレブレで全然ピントが合わない(ちょっとだけ止まって欲しい)。
腰振りの激しさも半端ではありません。
腰痛とかにならないのかな。
よく見ると結構イケメン。
むちゃくちゃ二枚目。
身長も高いし(多分185cmくらい)ムキムキだしイケメンだし普通に生活していれば絶対にモテるはず。
その他のガチムチ店員
緑のお兄さんの横で他のガチムチ店員も踊ります。
躍動感はまだまだですが面白さは優っているようです。
写真撮影にも応じてくれます。
よく見たらそこまでムキムキでもない。
15分〜1時間間隔で踊る
どれくらいの間隔で踊るかは店内の混み具合や時間帯によって変わるようです。
ネットでは15分に一度という情報がありましたが、我々が行った時は1時間に1度くらいの頻度でした。
だいたい20時とか21時ととかキリのいい時間に音楽がかかり始めるので、その時間帯に中に入るのがおすすめです。
もしタイミングが合わなかったとしてもお立ち台で踊ってくれるので外からも見ることが出来ます。
一緒に記念撮影もOK
ガチムチお兄さんたちは優しいので一緒に写真撮影もOK。
写真と撮るのもガチムチお兄さん。面白い画です。
胸筋も触り放題。
しかもこのお店は一切チップを受け取らないということです。
つまり食事代だけ払えばいいのです。
これだけサービス精神旺盛だから少しくらい受け取ってもいいと思いますが。
まとめ
今回はガチムチ店員が踊り狂うシーフードレストラン「サターニーミーホイ」を紹介しました。
上にも書きましたが、ここは今一番オススメしたい珍スポットです。
貝や海老もそれなりに美味しいし、食べている横でガチムチ店員が踊り狂っている光景はかなり刺激的。
価格も全て込みなので複数人で行けば安く済みます。
一人で行くのはちょっと厳しめですが、中に入らなくても外から眺めているだけで十分楽しいので気になった方はぜひ行ってみてください。
アクセス方法は下で紹介しています。
タクシーでの行き方
Huamum Marketはちょっとアクセスが悪いのが残念。
近くに電車が無いので必ずタクシーを使う必要があります。
一番早く行ける方法はMRTのラプラオ駅からタクシーに乗ること。
運賃はだいたい100〜150バーツくらいになると思います。
バンコク中心部(スクンビットとか)から直接タクシーを拾ってもいいですが、夕方は道路が超絶混むのでオススメしません。
我々は今回BTSサイアムからタクシーに乗りましたが、40分以上かかりました。
運賃も240バーツ+150バーツ(高速道路)=390バーツくらいかかったので、ちょっと後悔しています。
帰りの時間帯(21:00〜)は比較的道路も空いているのでタクシーで直接ホテルまで帰っても良いでしょう。
運転手に「サターニーミーホイ」か「フアムムマーケット」と言えば必ず通じます。
通じない場合はタイ語「サターニーミーホイ(สถานีมีหอย)」を見せましょう。
運転手とのコミュニケーションが心配な方はGrabアプリで配車するのがオススメです。
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