この記事ではバンコクからプーケットへの全4種類(バス、飛行機、列車、タクシー)の移動方法を費用、快適さ、非日常性などの観点から比較しています。
誰でも簡単にチケットを予約する方法も紹介していますので、これからタイ旅行に行こうかと考えている方の参考になれば幸いです。
バンコクからチェンマイへ移動する方法はこちら。
成田からバンコクへのZIPAIR搭乗記はこちら。
バンコクとプーケットの距離
バンコクからプーケットへの移動方法を紹介する前に、2つの都市がどれくらい離れているのかを把握しておきましょう。
ご覧のようにバンコクとチェンマイは約800km離れています(ちなみに歩いて行くと164時間)。
ちなみに800kmがどのくらいかというと東京から広島と大体同じ距離です。
バンコクからプーケットへの移動手段は4種類
バンコクからプーケットへ移動する方法は主に次の4つになります。
- バス
- 飛行機
- 列車(寝台列車)+バス
- タクシー(ハイヤー)
以下の表ではそれぞれの移動手段の所要時間、費用、快適さ、難易度などをまとめています。
所要時間 | 最安運賃(片道) | 難易度 | |
バス | 約12時間 | 700THB〜 | ★★ |
飛行機 | 約1時間15分 | 910THB〜 | ★ |
列車(寝台列車)+バス | 約14時間 | 1100THB〜 | ★★★ |
タクシー | 約11時間30分 | 12000THB〜 | ★ |
※運賃に関しては時期、予約方法によって変動しますので必ずしもこれが最安とは限りません。
※列車はスラータニー駅でバスに乗り換える必要があります。
バスでバンコクからプーケットへ行く方法
まずはバスでバンコクからプーケットへ行く方法をご紹介します。
バス移動まとめ | |
バスターミナル(バンコク) | モーチット、ソンバットツアー ビパバディー13、南ターミナル |
バスターミナル(チェンマイ) | プーケットバスターミナル2 |
等級(クラス) | Express(700THB〜)、VIP(1000THB〜) |
運行時間 | 始発:7:30 最終:18:30 |
所要時間 | 12時間〜15時間 |
バスターミナルの場所
バンコクのバスターミナルは
モーチットマイ(モーチットバスステーション)は隠れドラえもんで有名な寺院「ワットサンパシオ」へ行く時にも便利です。
等級について
バスにはExpress(特急)とVIPという2種類のクラスがあります。
こちらがExpress(特急)バス。
リクライニングシートは南国風。
こちらはVIPバスです。
飛行機のファーストクラスのようなラグジュアリーな座席です。
VIPは座席にテレビが付いていてシートの幅がやや広めなので快適に過ごすことが出来ます。
Express(特急) | エアコン、トイレ※ |
VIP | エアコン、軽食、トイレ、添乗員、食べ物、テレビ |
バスの車内はエアコンがかなり効いている場合があるのでブランケットや上着などを持ち込みましょう。
アウトドア用の携帯ブランケットは結構おすすめです↓
私のように腰痛持ちの方は腰痛対策グッズを持っていけば安心して過ごせます。
バス移動のメリット・デメリット
バスでバンコクからチェンマイへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 安い
- 移動中に寝れる
- 思い出になる
- 疲れる
- 車酔いする
- 12時間位以上かかる
- 車内にトイレがないと困る
バス移動の最大のメリットは運賃の安さ。
これに尽きます。
ただし、安いことを除けばデメリットの方が多いです。
所要時間が12時間以上かかるので弾丸旅行には向いていません。
さらにExpressバスにはトイレが付いていない場合もあるので、数時間おきに止まるガソリンスタンドやバスターミナルでしかトイレに行くことが出来ません。
途中でお腹が痛くなったらかなり辛いです。
私は昔カンボジアを旅行中にトイレ休憩で1人だけ置いて行かれそうになったことがあるので(荷物はバスに置いたまま)、それ以来はトイレ無しの高速バスにだけは乗らないようにしています。
旅慣れていない方は必ずトイレが付いているVIPバスをおすすめします。
バスの予約方法
直接バスターミナルに行ってバスチケットを購入することも出来ますが、満席の場合は乗れないこともあるので事前にWEBから予約しておくことをおすすめします。
チケット予約サイトはいくつかありますが、日本語対応していてわかりやすいサイトは12goというサイト。
バスだけでなく飛行機や列車やタクシーなど全ての移動手段を一括で検索することが出来ます。
飛行機でバンコクからプーケットへ行く方法
一番楽で早い移動手段はやはり飛行機です。
バンコクの空港 | ドンムアン、スワンナプーム |
プーケットの空港 | プーケット空港 |
所要時間 | 約1時間15分 |
最安運賃 | 910THB(約3000円)〜 |
バンコクには空港が2つあるので間違えないよう注意しましょう。
空港を間違えてしまうような人はタイに行く資格はありません。
腰痛持ちは腰痛対策グッズを持っていくことをおすすめします。
飛行機移動のメリット・デメリット
飛行機でバンコクからプーケットへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 早い
- 快適
- 入国審査などが無い
- ちょっと高い
- 荷物検査が面倒
- トータルで数時間かかる
飛行機の最大のメリットは早くて快適な点。
バンコクからプーケットまでは1時間15分で着いてしまいます。
もちろん空港までの移動時間やチェックインなどの手続きを考慮すればトータルで3時間くらいはかかりますが、それでもバス移動の12時間よりは圧倒的に早く着きます。
国内線なので入国審査、出国審査も無いのもメリットの一つですね。
航空券代もバスよりは高いですが、それほど大きな差ではありません。
2022年5月はタイベトジェットエアーでチェンマイへ行った時の動画はこちら↓
空港へのアクセス方法
バンコクのドンムアン空港へのアクセス方法はこちらの記事で解説しています。
フアランポーン駅からドンムアン空港へ行く方法はこちら。
スワンナプーム空港はエアポートリンクという電車が市内と繋がっているのでそれに乗ればOKです。
航空券を予約する方法
航空券予約サイトはたくさんあるのでご自身でお使いになっているサイトから予約すればよいかと思います。
ちなみに私はタイ国内の移動に関しては先ほど紹介した12goというサイトを使っています。
全ての移動手段を一括で検索することが出来ますし、旅程を組むのにとても便利。
タイ国内のあらゆる移動手段のチケットを予約出来るのは12goだけです。
チェンマイの観光スポット「メーカンポン村」や絶景スポット「モンチェム」へ行く時の乗り合いバンのチケット予約にも12goがとても役に立ちます。
とても便利な予約サイトなのでまだ使ったことがない方ぜひ一度お試しください。
列車(寝台)でバンコクからプーケットへ行く方法
バンコク乗り場 | フアランポーン駅 |
チェンマイ降り場 | スラーターニー駅 |
所要時間 | 約12時間 |
運行時間 | 始発:14:30 最終:19:30 |
座席クラス | 二等寝台、一等寝台 |
最安運賃 | 1100THB(約3900円)〜 |
トイレ | あり |
続いては列車でバンコクからプーケットに行く方法です。
プーケットには列車の駅がないので最寄りのスラータニーでバスに乗り継ぐ必要があります(ミニバンで4時間30分、片道300バーツ)。
スラータニーには有名はサムイ島やタオ島があるのでそちらも旅程に組み入れるのも良いでしょう。
等級
こちらは二等寝台席です。
カーテン付きのベッドもあります。
お値段は約1100THB〜。
こちらが一等寝台。
完全な個室となっています。
お値段は約1600THB〜とやや高めですが、ホテル並ですが一晩列車で過ごすと思えばそれほど高くないかもしれません。
エアコンは付いていますがかなり寒いのでブランケットか上着を忘れずに。
列車機移動のメリット・デメリット
飛行機でバンコクからプーケットへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 旅情を味わえる
- 遅延が少ない
- 寝台は料金が高い
- 騒音がうるさい
列車でプーケットに行く最大のメリットは旅情を味わえること。
窓からタイの田園風景を見つつプーケットへ移動出来るのは列車ならではの体験です。
ただし寝台列車の場合は夜に出発して寝ている間にプーケットに着いてしまうのでそれほど旅情は味わえません。
デメリットは寝台料金がちょっと高いことと騒音がすること。
料金が高いと言っても日本の寝台列車の1/3ほどなのでそこまで高額なわけではありませんが、場合よっては飛行機の方が安い場合もあるのでわざわざ列車で10時間かける必要があるかどうかはケースバイケースです。
日本に現存する唯一の寝台列車に乗った時の動画はこちらです。
雑魚寝で18000円でした(高い)。
列車移動のもう一つのデメリットは騒音がうるさいことですが、これは個人差があるのでなんとも言えません。
個人的にはガタガタと揺れる音やレールと車輪が擦れる金属音が苦手なので、夜寝る時は耳栓が必需品です。
ゲストハウスのドミトリーとかでも他の旅行者のいびきが気になる時は耳栓無しでは寝れません。
列車の切符を予約する方法
通常、列車の切符を予約するのはバスや飛行機ほど簡単ではありませんが、先ほど紹介した12goというサイトなら事前に座席を予約することが可能です。
列車の場合は出発前に、駅の切符売り場で紙の切符と交換して貰わなければならないので注意しましょう。
バンコクからスラートターニーまではこちら↓
スラートターニーからプーケットまでのバス予約はこちら↓
タクシーでバンコクからプーケットへ行く方法
最後に紹介するのはタクシーでプーケットへ行く方法です。
タクシーと言っても街中で走っている流しのタクシーがはるばるプーケットまで行ってくれるはずはないので、事前に個人タクシー(ハイヤー)を予約する必要があります。
タクシー乗り場 | ドンムアン空港、スワンナプーム空港 |
定員 | SUVは4人、VIPバンは9人 |
運賃 | SUV12000THB、VIPバン15000THB |
所要時間 | 約11時間30分 |
タクシー乗り場
タクシー乗り場はドンムアン空港かスワンナプーム空港になります。
事前に飛行機の到着時間を知らせておくと空港の到着口でドライバーが待機してくれます。
定員
定員はSUVの場合は4人、VIPバンの場合は9人となっています。
黒塗りのハイヤーで迎えに来てくれます。
リラックス出来そうです。
こちらは9人乗りのバンです。
内装少しだけVIP感を醸し出しています。
タクシー移動のメリット・デメリット
タクシーでバンコクからプーケットへ移動するメリットとデメリットはこちら。
- 団体旅行には便利
- 運賃が高い
- 所要時間が長い
タクシーはとにかく運賃が高いです。
団体旅行ならまだしも個人や友達同士の旅行ならわざわざタクシーを利用するメリットは何もありません。
タクシー予約方法
タクシー予約も先ほど紹介した12goというサイトがおすすめです。
とても便利な予約サイトなのでまだ使ったことがない方ぜひ一度お試しください。
まとめ〜おすすめは飛行機〜
今回はバンコクからプーケットへ移動する手段に着いて比較してみました。
もう一度まとめます。
所要時間 | 最安運賃(片道) | 難易度 | |
バス | 約12時間 | 700THB〜 | ★★ |
飛行機 | 約1時間15分 | 910THB〜 | ★ |
列車(寝台列車)+バス | 約14時間 | 1100THB〜 | ★★★ |
タクシー | 約11時間30分 | 12000THB〜 | ★ |
結論から言うと飛行機で移動するのが最もおすすめです。
所要時間、運賃、難易度などを総合的に考慮すると飛行機がベストな選択と言えます。
「どうしても安く行きたい」と言う方はバス、「旅情・非日常体験を味わいたい」と言う方は列車という選択肢もアリです。
タクシーは快適ですが運賃が高い上に時間もそれなりにかかるので、団体旅行でもない限りわざわざ選ぶ必要はありません。
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