バンコク観光で絶対外せないものはナイトマーケット。
バンコクにはいくつか有名なナイトマーケットがあり、どこもそれぞれ特色があって面白いのですが、若干観光地化されているのが玉に瑕(キズ)です。
そこで今回紹介するのが観光客が99%訪れない超ローカルな巨大ナイトマーケット「Owl Night Market(フクロウ市場)」。
バンコクのお隣ノンタブリー県にあり、MRTパープルラインでアクセスも比較的楽なのですが、どの観光ガイドブックにも載っていない完全ローカルな夜市です。
バンコクのナイトマーケットには飽きてしまった、という玄人にはぜひともおすすめ。
フクロウ市場の地図
フクロウ市場は全体としてこんな感じ。
「Owl Market」とある場所が一番のメインでここに食べ物屋台が集中しています。
ここは屋根もあって雨が降っても問題なし。
その外側を囲むようにレストランやバーが並び、さらにその外側を服や雑貨やおもちゃなどを売っている露店が並んでいます。
こっちは完全に外なので雨が降ると営業が中断します。
タイはいきなり土砂降りになるので(スコール)、自分でも折りたたみ傘を準備しておきましょう。
メインの屋台
メインの「Owl Market」には食べ物屋台が軒を連ねています。
屋台の数は100もないので15分くらいで全て見て回れます。
屋台で買った食べ物を食べるためのテーブルもちゃんとありました。
これは嬉しい。
バンコクのナイトマーケットは屋台はたくさんあっても座って食べる場所がないことが多いのでありがたいです。
これもローカルならでは。
屋台の種類などは基本的にどこのナイトマーケットとも変わりません。
むしろタラードロッドファイラチャダーの方が種類は豊富です。
私の大好物ケバブ。
野方にあるインドカレー屋「K2」のケバブが大好物です。
常温寿司は定番ですね。お腹を壊す覚悟がある人は試してみてください。
タイカレー。全部からそう。
ドリンクや
スムージーなど
色々な種類のフロート。
ただしここはローカルマーケットなのでバンコク中心部よりも全体的に10バーツほど安い印象。
川魚の塩焼きなどは普通200バーツ以上しますが、ここは140バーツ(500円くらい)。
これはかなり安いです。
こんなに大きな鳥の照り焼きもたった65バーツ(230円くらい)。
ローカルならではの食べ物も
基本的にバンコクのナイトマーケットでも売っているようなものばかりですが、初めて見る食べ物もありました。
健康板のような謎の食べ物。
そっくりです。
どうやら小さいカステラのようです。
アマゾンで探したらありました。
ワッフルなんですね(カステラとの違いがわからない)。
これは孵化寸前のアヒルの卵で出来たゆで卵「バロット」。
フィリピンではよく食べられていますがタイで見るのは初めて。
滋養強壮に良い食品として知られているそうなので夜のおともにいいかもしれませんね。
普通にマカとかでも良いでしょう。
199バーツのムーカタ
フクロウ市場にはムーガタのレストランがたくさんあるのですが、驚くことに1キロあたり199バーツ。
これはめちゃくちゃ安いです。
ちなみにムーガタとはしゃぶしゃぶと焼肉を同時に楽しめるという夢のようなタイの料理(食べ方?)です。
ご覧のように中心部分の鉄板で肉を焼き、周りを囲む部分でしゃぶしゃぶします。
私はムーガタに目がなくて一人でも全然イケるのですが、この時はお腹を壊して薬を飲んだばかりだったのでハンカチを食いしばりながら我慢しました。
バンコク中心部だとBTSサパーンクワイ駅徒歩10分くらいのMaxGrillがおすすめです。
回転ヌードルのお店
タイのローカルマーケットに行くと必ず1つは「???」と首を傾げてします光景に遭遇します。
ここの屋外レストランはテーブルの上でお皿が回っています。
しかしどう見ても寿司ではありません。
回っているのはタイヌードルの具材です。
店員に話を聞いたところ、ここは回転寿司ならぬ回転ヌードルだそう。
最初にスープの種類(トムヤムクン、イェンダフォーなど)を注文して、自分が食べたい具材を取って食べるんだそう。
かなり独創的です(というか回転する必要はあるのか)。
タイヌードルと言えば、タイ風わんこそばが食べられるお店が戦勝記念塔駅(victory monument)近くにありました。
ここも美味しいのでおすすめです。
バーなど
バーも5、6店舗営業していました。
ガンガン音楽がかかっていたところもあれば、ミュージシャンがギターの弾き語りをしているバーも。
ただ、基本的に地元のタイの若者しかいないので、観光客がここで一人で飲みに来るのはかなりハードルが高いです。
値段は現地価格なのでかなり安い。もし誰か行きたい人がいれば誘ってください。
服・古着・靴
バーやレストランのさらに外側には服や靴下や雑貨などを売る露店が多数並んでいます。
ローカルだけあって値段もかなり安い。
靴下は確か6足で100バーツでした。
Tシャツが65バーツ。これは激安。
バンコクのナイトマーケットなら最安でも100バーツ。
変な日本語Tシャツも初めて見るバリエーションが多数ありました。
日本語であればなんでもいいみたいです。
安いですがどう考えても地元のタイ人向け。
観光客が着てたらびっくりです。
やはりお客さんも地元のヤングがほぼ8割を占めます。
一応デザインTシャツなども売っていますが、そこまで魅力的ではありません。
1枚20バーツ(3枚で50バーツ)。
これは新品ではなく中古(ユーズド)なのでご注意を。
雑貨・おもちゃなど
雑貨やおもちゃを売っている露店も多くありました。
ただしどれもこれも地元の人向けという印象が強め。
観光客のお土産には向きません。
タイの駄菓子はおもしそうですね。
子ども用のおもちゃがかなり多いです。
ガーデニングなど。
ペット・熱帯魚
熱帯魚を売っているお店もちらほら。
もはや熱帯魚のお店です。
毎回どうやってこれを設営するのか気になります。
ペットショップもあるという情報だったのですが、今回は見つけることができませんでした(マーケットが広すぎます)。
機械の部品(ガラクタ?)
フクロウ市場の一番外側ではどっかからやってきた人たちが、(おそらく勝手に)機械の部品っぽいものを売っています。
観光客が買うことはありませんが、見ていて結構楽しいです。
バイクのマフラーやらキャブレターやらシートやら。
一体誰が買うんでしょうか。
足元にあるこれは送風機。
初めて見るタイプです。ちゃんと風が出ててちょっと感動しました。
これは1つ10バーツらしいのですが、どう考えても拾ってきたものにしか見えません。
プレイステーションのコントローラーって、懐かしすぎる。
今はもうワイヤレスなのに。
その他
屋台の横では生バンドによる演奏も。
みんなテキーラを飲んでそうな出で立ち。
なんと屋外にタトゥーショップも。
右側の女性は上半身裸で今まさにタトゥーを彫られている模様。
子ども用のトランポリンまでありました。
トイレの場所
トイレは「Owl Market」の北側にあります。
駐車場に入る道路の向こう側にあるので車に気をつけましょう。
ちなみにトイレは有料制で3バーツかかります。
まとめ
今回はノンタブリー県にある完全ローカルな巨大ナイトマーケット「Owl Nightmarket(フクロウ市場)」を紹介しました。
とにかく広くて露店の数が多いので、全てを見て回るのはかなり疲れてしまいます。
なので周辺の露店をぶらぶら散歩しつつ、メインの屋台エリアやムーガタレストランでご飯を食べるのが一番良い楽しみ方だと思います。
ただし、個人的には観光客がわざわざこのナイトマーケットに来る必要があるのかは疑問です。
確かに値段はローカル価格で、食べ物や飲み物も美味しいのですが、そのほかにこれといった魅力がありません。
しかもバンコク中心部からとても遠い(後ほど説明)。
スクンビットエリアからだと1時間はかかりますし、電車代もそれなりにかかります。
ハッキリ言って、わざわざそんなに時間をかけて来るほど魅力があるとは思えません。
もしバンコクのナイトマーケットに飽きてしまい、もっとローカルな雰囲気を味わえる場所を探しているのならおすすめですが、普通の旅行者が来る必要なないかな、というのが個人的な意見です。
長期滞在ならまだしも、数日間の旅行ならここではなくもっとバンコク中心部のナイトマーケットに行きましょう(最後に紹介)。
フクロウ市場への行き方
フクロウ市場はパープルラインの「Yaek Nonthaburi 1」駅から歩いてすぐです。
スクンビットエリアからBTSに乗って行く場合は有名なチャトチャックウィークエンドマーケットが近くにあるBTSモーチット駅でMRTチャトチャックパーク駅に乗り換えます。
そしてMRTチャトチャックパークからブルーラインの終着駅タオプーン市場へ移動し、そこでパープルラインに乗り換えます。
タオプーンはパープルラインの始発駅なので来た電車に乗ればいいだけです。
タオプーンから8番目の駅が「Yaek Nonthaburi 1」です。
電車を2回乗り換える以外はそれほど複雑ではありません。
駅から降りると遠くの方にナイトマーケットが見えます。
2と3の出口から出てナイトマーケット方向に歩いて行けばすぐです。
他のおすすめナイトマーケット
わざわざノンタブリーに来るくらいならまずはバンコク市内のナイトマーケットから巡りましょう。
バンコク市内には観光客におすすめのナイトマーケットが5つほどありますが、うまく公共交通機関を使えば1日に3つくらいは回れます。
鉄道市場ラチャダー
鉄道市場ラチャダー(タラードロッドファイ・ラチャダー)は今バンコク市内で一番人気のナイトマーケット。
週末の夜は超絶混み合っていますが、屋台の数や活気などはバンコク随一。
バンコクで1番おすすめです。
インスタ映えするフォトジェニックな写真が撮れる㊙︎スポットはこちらの記事で紹介しています。
タラートネオン
タラートネオンは数年前に出来たばかりの比較的新しいナイトマーケット。
2016年に出来たばかりのかなり新しいナイトマーケットで観光客というよりは地元の若者たちで賑わっている印象です。
ゆっくり買い物をしたい方はここがおすすめです。
シーナカリンナイトマーケット
シーナカリンナイトマーケットは鉄道市場の元祖とも言えるローカルなナイトマーケット。
ラチャダーができる前は鉄道市場と言えばこの場所でした。
ただしアクセスが少し面倒なので今ではほとんど地元民しか訪れなくなってしまいました。
観光客向けのお土産などは少なめですが、屋台の種類が豊富なのと安さが魅力のマーケットです。
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